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MBTIは怖い?

劇団WAGNASオンダです!

WAGNASオンダのINFJシリーズ

先日副長アキラと劇団WAGNASの打ち合わせをしていましたが、その際「MBTIは怖い」と言っていました。

うんうんと詳しく聞いてみると、なるほど確かになぁと思わされることも多かったので今回はその話をします。

尚、当記事はオンダの感想文に過ぎません。


記号に引っ張られてない?

以前こんな話をしましたが、

僕が思うこの手の話の危険性は、付与された記号(アイデンティティー)に過剰に引っ張られすぎてしまうこと。

人は多くの記号を持っていますよね。

性別や年齢やルックスや頭脳はもちろん、出身地や出身学校、趣味嗜好から交友関係、職種や年収、人生経験や恋愛遍歴、思考や思想…などなど、人は多くの記号(アイデンティティー)を積み上げて、自己というものを認識・確立していると僕は考えています。

これらの一つだけピックアップして過剰に意識し引っ張られてしまうのは危ない。

その中でも特に心理テストや占いの結果は、「気持ちのいい事」が書かれている傾向が強いと感じますので、妄信のし過ぎは危険だと思うのです。

MBTIの結果もそうだし、最近で言う陽キャや陰キャという区分分け、◯◯男子/女子、パーソナルカラー云々…なんてのも含めて全部です。

例えば、A型はこうだとかB型はこうだとか、他人に決めつけられて嫌な思いをした人もいると思います。
逆に、O型の自分に変な誇りを持ってしまい、AB型をステレオタイプに決めつけてしまったこともあるかもしれません。

出身地や出身学校の話なんてより顕著で尚更にエグイですよね。
もっと古くはそれこそ出身地などの被差別部落的な話まで発展してしまいます。

自身のとある記号に誇りや自信を持つことは、他の勢力に対して排他的差別的な思想をほんのちょっぴりでも持ってしまう事。

それはどうしても否めないことではありますが、あまり過剰に引っ張られないほうがいいのではないでしょうか。


過剰な意識は自分を見誤る

例えば「自分はENFPだからこうだ!」と妄信してしまうのも違うし、確かにそういう性格の傾向はあるかもしれないけど、結局は「あなた自身の問題」なのだから、という思いもあります。

僕個人としては血液型や星座や出身地など先天的に与えられた記号より、後天的に自分で作ってきたMBTIの結果の方が信用できると考えています。

実際にネット上のテストではありますがINFJと診断が出て、自分の半生を振り返ると思い当たることがありすぎてちょっとびっくりしたくらいですから。

ただあくまで傾向にすぎませんし妄信はしていません。
信じていないのではなく妄信をしないのです。

正直、ちょっと良く出来た言葉遊び程度の認識です。

あまりにも妄信して特定の記号だけ意識しすぎると、気づかぬ内に自分に対してレッテルを張ってしまい、逆に本当の自分が見えなくなるかもしれません。

自分を作り上げるための記号なのに、それを過剰に意識して本当の自分が見えなくなってしまったら本末転倒です。

前にも言いましたが、そもそも人様の性格を16タイプに分けてしまうという神の如く傲慢な発想が僕は好きにはなれないので、そういった意味でも過度に信じることはしたくありません(笑)


副長アキラの懸念

これは副長アキラから聞いたエピソードなのですが、彼は一時期ダーツをやりこんでおり、同時期にTwitterもそれなりにやりこんでいたようです。

その頃、Twitterのダーツ界隈では、「4スタンス理論」の話が結構多くされていたとのことでした。

「4スタンス理論」とは、その人の身体のバランスや筋肉や骨格の作りによって、体の動かし方を4つに分けるという理論だそうです。

ダーツにおいて、「4スタンス理論」に則り自分の体に合うスタンスでやったほうが上達しやすいというやり取りが、Twitter上で盛んだったらしく…

いわゆる「にわか知識の教えたがりおじさん」みたいな人がいたらしいんですよ。
あーでもないこーでもないと、初心者っぽい人に絡みまくる、恐らく承認欲求の権化のような人だったのでしょう。

その人に対して周囲がどう思っていたかはわかりませんが、そのあとに「4スタンス理論の有資格者」が現れて、「これは違うあれは違う」と訂正を始めたり、
善意か悪意かはわかりませんが「にわか知識の教えたがりおじさん」のツイートを引用して間違い探しをしたりしていたそうなんですね。

気がつけばおじさんは消えてしまい、内心おじさんがウザくてスッキリして有識者をありがたく思った人もいるかもしれないし、逆に絶対的に正しい知識を過剰なまでに叩きつけるという正義に辟易した人もいるかもしれない。

事実副長アキラはその流れを見ていてとても嫌な気持ちになったと。
で、その流れが今のMBTIを取り巻く風潮に酷似していると懸念があるようでした。

まぁnoteは多様性を認めるハイソサエティなSNSなのでそんなことはないと思いますが、Twitterの民度では往々にしてそういったマウント取りがあるみたいですからね。


本当の識者とは

先ほどの話ですが、「にわか知識の教えたがりおじさん」と「4スタンス理論の有資格者」は、どちらが正しかったのでしょう。

正しい知識で言えば後者のほうに間違いはないのかもしれませんが…

しかし僕が思ってしまうのは、この手の資格の有資格者ってどこまで信用していいものか、というところなのです。

すごく刺々しいことを言います、もし違っていたら本当にごめんなさい。

この手の資格って、お金払って授業受ければ誰でも比較的簡単にとれるものなんじゃないの?

もちろん純粋な好奇心として受講する人もいると思うんです。

ですが、大半はスポーツトレーナー等が経歴にハクをつけるための資格であると感じてしまうのです。
それって確か書面上は「プロ」かもしれないけど、本当にプロと呼んでいいのだろうか、と。

MBTIの資格も…同じイメージですね。
取るのに30万近くお金かかるし、公式ホームページを見てもなんとなく「?」な気持ちになる…。

公式ホームページ内に、「MBTIもどきを受講された方へ」なんてコンテンツもありますが、公式がそんなトゲのある過激な表現をしていいのだろうか。

その記述をした理由もあるのかもしれないが、所見さんはそんな事知らないし、正直僕は運営上層部のモラルを疑ってしまいました。

むしろMBTIに興味ある人しか見ないのだから、こんな書き方は布教にも営業にも悪手になるのではないだろうか…

4スタンス理論にしてもMBTIにしても、有資格者は即ちプロで絶対正しい存在なのかもしれないけれども、上記のようなことを考えると、「プロとは一体何なんだろう」という気持ちにさせられてしまいます。

そもそも人間の身体や心に対して絶対の正解なんてないと思うし、あるのは統計から導き出した傾向ってだけですからね。


MBTIもどき

きっとネットにある診断はすべて「MBTIもどき」なのでしょう。

別に皮肉でも何でもなく、実際に本当にそうなんだと思います。

気分で回答を変えることはもちろん、極論自分の欲している回答を逆算してちょっぴり自分の心をごまかすことだってできますからね。

その「ごまかす」だって本心で願う行動であるならば、一概に嘘とは言えませんし…もはや禅問答の世界です。

だからこそ思います…「真の正しいMBTI」とは何なのだろうか、と。

ここに先ほどのアキラの懸念が出てきてしまうわけです。
僕が中途半端にMBTIやINFJの記事を書くと、それを快く思わなかったり訂正しようとする人が現れるのではないか、と。

ネット界隈でいう、正義マンって人種なのでしょうか。

もし仮に、それが純粋に知識ある人なら僕は構いませんが、有資格者という大義名分だけ持ってるタイプの人なら、確かに辟易とした気分にさせられしまうかもしれません…

コレいつか別記事でも書こうと思ってたんですが、僕は「プロ」という概念が昔からよくわからないんですよね。

きっと何かの公式団体がライセンスを発行すればプロを名乗れるんでしょうけど、その団体一つとっても誰もが知る超有名なところもあれば、マンションの一室が本部みたいなの正直胡散臭い所もあるわけでしょ?

規模がデカければ偉いってわけではないですが、世間さんは「プロ」って曖昧な言葉にごまかされてやしませんかね…?

話がごっちゃになってきましたが、そんなこんなで僕は別に「真の正しいMBTI」でなくてもいいかなぁと思っています。

だからニセINFJかもしれませんが、別にそれはそれで一向にかまいません(笑)


そもそもMBTIじゃない?

話は変わりますが、そもそも「MBTI」は「16タイプ論」とは全く異なるものであるという記述も見ました。

僕含む大勢の方がnoteやYouTubeなどのSNSで語ってる「MBTI」は、そもそも「MBTI」ではなく、「16タイプ論」の事なんだそうです。

つまりあれか?
スポーツドリンクを全部ポカリスウェットと言うお祖母ちゃんみたいなものか…?(笑)

そもそもMBTIとはユングの提唱したなんちゃらかんちゃらとありましたが、僕はそういうのは興味はありません…

従って、違いなどの説明はしません。
割と口癖のように書いてますが、そういうのって結局何かのほぼコピペになるから僕の言葉や意見ではなくなり、わざわざ僕の文章内でそれをする意味が感じられないからです。

正式な団体だったりそこに認可されたプロならともかく、僕は遊びの一環として触れて楽しんでいるだけなので、そこには一切こだわろうとは思いません。

ゆえに今後もこの手の話は全て「MBTI」で通します。
言葉の正しい意味も大切だとは思いますが、何より文字のやり取りですから読んでくれている人に伝わるかの方が優先度は上だと思うからです。

でもまぁ、「MBTI」が「16タイプ論」と一緒くたにされて怒る人の気持ちもわかります。

僕も昔は「爬虫類って虫の仲間でしょ?」とか人に言われると、「世の中こんなバカがいたもんだな…」と、怒りに近い感情を感じたものですから(笑)


オンダの付き合い方

僕はMBTIはかなり面白いと思っています。
ここ数年で知ったコンテンツの中でもかなりヒットと言ってもいいでしょう。

また、INFJと診断が出て、自分の今までと振り返ると「あるある」過ぎて、その結果INFJを好きになり、INFJの自身に対しての理解も深まりました。

ただ、MBTIやINFJにそこまで深く固執はしたくないとも思っています。
そんなのは僕を構成する沢山の記号の中の、ほんの僅かな傾向でしかありません。

それに僕のやったものや結果が「もどき」であるならば、そもそも正しい診断結果である保証さえありませんしね(笑)

所詮は心理テストの延長線。
信憑性を感じたりもしますが、人を構成するごく一部の記号で判断して、用意された16タイプに当て嵌めているに過ぎません。

何度も言うように、人間の性格をたった16タイプに分けてしまうというのは神の如く傲慢な発想でしかありませんから、固執せず楽しみながら付き合うのが正解なのかもしれません。

MBTIは自己理解を深めるキッカケにはなりますが、だからと言って人生の指針には一切なりませんからねぇ…。

ただ面白いのは紛れもない事実だし、あーでもないこーでもないと語る価値のあるものとも思います!

というわけで、僕の書く記事は「公式・本物・プロ・正しい」には該当しないかもしれないけど、自分なりに思うMBTIやINFJについて今後も楽しみながら書いていこうと思います!

つまるところ、僕にとってMBTIは最高のオモチャなんです!

心の中で少しでも共感してくれれば嬉しいし、もちろん批判でもOKです!
ただし、教科書的な一般定義だったり何かの大義名分から振りかざす否定はおやめください(笑)


まとめ ※読むのが面倒な人にも

■MBTI、心理テスト、血液型、星座、出身地、◯◯系男子/女子、パーソナル◯◯…等、ありとあらゆる「記号」に縛られたり引っ張られ過ぎたり、自分自身に「私は〇〇だから」とレッテルを張って小さくなるのはよくないと思います。
そういった記号(アイデンティティー)は、本来あなたの視野や可能性を広めるものであり狭くするものではありません。

■「にわか教えたがりおじさん」も「絶対正論過剰正義マン」も、相手の立場を想像し敬意ある対応をしていこうよ。
顔の見えないSNSだから言いたい事言っていたらみんなの気分が悪くなってしまいます。
noteのような言い切りブログのようなSNSならまだしも、コミュニケーション前提のSNSでは顕著にそうだよね。

■「MBTI」という大きな分野の中の一つとして「16タイプ診断」があるらしいが、オンダ含む多くの人は「16タイプ診断=MBTI」として語っており、公式の方たちはご立腹らしい。
でも有名人やメディアを介してキャッチーに広まったものだし、仕方なくね?と思います。
従って、今後もこの手の話は全て「MBTI」で通していこうと思います。

■MBTIに対し、色々な考え方があるのはわかった。
しかし面白いのは事実だし、今後もオンダは「オモチャ」として自分なりに勝手に嚙み砕いて解釈していきますよ。
それに対して、ご自身の経験や考えから来る反論や意見は歓迎だが、正式な定義やプロの知見に則った教科書的な批判や否定はお断りしますねー

って話です!
長々とお読みいただきありがとうございました。


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