与える人の価値 #155 ギバーとテイカー
人は一人では生きて行けません。
必ず何らかの組織に属して、そこで、自分の役割を担い遂行し合うことで、成り立っているはずです。
もちろん、現実では、何らかの理由で、その役割を果たせない人もいるかと思います。
それでも、人は生きるために、誰かとの関わりが必要になって来るはずです。
また、単に生きるためではなく、活きるためにも、人との関わりは大切になってくるはずです。
つまり、誰と関わるかです。
自分自身を活かすには、自分自身の自己努力が必要であることは間違いありません。
その上で、誰の影響を受けるかでも結果は大きく違ってくるはずです。
ギバーとテイカーという言葉があります。
ギバーとは、相手の立場になって惜しみなく有益な価値を与えることができる人です。
対して、テイカーとは、真っ先に自分の利益を優先させる人となります。
また、この中間的な存在をマッチャーといいます。
ギバーの基本は、思いやりなのかと思います。
その上で、私は、ギバーになることよりも、テイカーにならないという考え方が大切に思います。
つまり、真っ先に自分の利益に走らないことです。
決して、自己犠牲を前提としているのではありません。
まず、自分の利益を考えることも大切かと思います。
つまり、マッチャーが最もバランスの取れた存在なのかと思います。
その上で、視野を広げて何が最善なのかを考えるべきだと思います。
結果、多少の自己犠牲も受け入れる器量が必要なのかと思います。
また、これらを考えた上で、どのような人とお付き合いすべきかです。
当然ながら、テイカーとは絶対に関わらないことをお勧めします。
その上で、如何に多くのギバーとお付き合いするかです。
自分自身がテイカーにならないこと。
そして、テイカーと付き合わないためにも見極め方は大切になってきそうです。
参考ですが、ギバー、テイカー、マッチャーの割合は、25%、19%、56%なのだそうです。
テイカーの典型的な特徴は、自己中心的、そして支配的な行動をする傾向があるとされています。
もし、自分に、そのような傾向があると自覚あるいは指摘されたのであれば、自省しつつ、思いやりの姿勢を意識することが大切です。
その上で、他者が望む価値や感情を理解し、共感する意識を高める必要があります。
そして、そのような姿勢から、必ず、何らかの互助関係が築かれるのかと考えます。
また、思いやりがお節介にならないように注意したいところです。
思いやりとは、相手の基準です。
相手にとって有益な価値を提供することです。
対して、お節介とは、自分の基準であって、自己満足の行為とも言えます。
自分が人にどんなに良いことをしたとしても、相手がそれを不利益だと捉えたら、その行為はお節介になってしまうことも認識しておく必要があのだと思います。
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