今日の出来事~社長と面談(テレワークを要望)~

今日、職場の取締役社長と面談があった。

そもそも面談に至った背景は、同居人(婚約者)の職場でコロナウイルス感染者が出た事がきっかけで4月16日から昨日まで自宅待機が続いていた。同居人は陰性で、職場でももう感染者が出ていない状況であったが、中小企業であったため、大事を取って約1か月半自宅待機を続けていた。このままではいけない、何か行動しなくちゃという思いとこれ以上会社へ迷惑をかけたくないという気持ちから待機期間の中盤から退職を考える様になり、転職活動を始めた。しかし、転職市場も一部の企業を除いて不景気な状況と求職者が増加している傾向から、志望していた企業からは内定は貰えず、先が見えない不安とどうしたらいいかわからないという思いが入り混じり迷走していた。社長からも今後どうするかを5月末までに決断してほしいと言われていたため、福祉施設でテレワーク業務は直接利益に結び付くものではなく出来ないし、かといって職場復帰は感染リスクが0とは言えないので会社にも他社員にも迷惑をかけるから退職しかないなと思っていたし、その考えも社長に事前に伝えていた。5/25に社長からメールがあり、そこに「家に籠りっきりだと不健康で良い考えも思いつかないので、少しリフレッシュしながら色々考えてみてください。焦らなくても大丈夫です。時間をかけてみて下さい。新しい生き方にマッチする方法が必ずあります。(…割愛…)深刻にならず、真剣に!」という内容。「深刻にならず、真剣に」…聞いたことあるなと思い、調べてみると、トヨタ自動車の社長の言葉であった。そこの言葉の詳細に救われた。

============ 以下抜粋 ================「深刻にならずに、真剣に。」「みんなで助け合って、感謝しあう。」
最近、どこの現場にいっても「豊田さんは、この状況をどうお考えですか?」と聞かれます。

共通してお答えしているのが「真剣に考えないといけないが、深刻には考えないようにしている」ということです。

経済がこの状況になっている1番の原因は「先が見えない不安」です。

先ほど申し上げたような課題に対しては、真剣に取り組み、”進めていけること”を、全力で進めていきたいと思います。

しかし、世の中にはコントロールできる話とコントロールできない話があります。比率で言えば、そのほとんどは”コントロールできないもの”ばかりであります。

”コントロールできない話”を深刻に考えすぎれば、人はネガティブになってしまいます。
ネガティブになっても、何もよくなりません。ネガティブの連鎖は、物事を悪くするばかりです。だから、深刻にはならず、まずはコントロールできる範囲のことを真剣にやっていければ良いと思っております。

自分ではコントロールできないものを、他の誰かが取り組んでくれているかもしれません。

そうしたら「ありがとう」と伝え、そして、誰かが困っていれば、自分ができることで助けてあげる。みんなで、それが出来れば ”コントロールできること”が増えてくると思います。

「深刻にならずに、真剣に。」「みんなで助け合って、感謝しあう。」

道徳の授業のようですが、このトンネルの先に光を見出すためには、みんなでこれをやっていくしかないと考えております。

こんな時だから、無理にでも笑顔になって乗り越えてまいりましょう。
皆さま、笑顔で、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。                                ============ ここまで ================

この言葉を受けて、自分の中で迷いが消え、今日の社長との面談を迎える…

まず、自分が用意したプランは以下の3つ

 1、まずは出来る範囲からテレワークを行う許可を貰う

 2、他の職種(出来るだけ人と接する事がない仕事)に変えてもらう

 3、2つともダメなら潔く退職して、転職活動をする

1から順番に聞いていき、ダメなら2、それがダメなら3という段階式で準備をしていた。その段階ごとでのメリット・デメリットも全て用意して交渉を試みた。1のメリットとしては、ホームページ管理等を担当している事や書類作成も社内では早い方で文章作成も苦ではないので、現場スタッフの業務の軽減に繋がり、現場のサービスの質の向上や感染予防対策、他の仕事に時間をかける事ができるという事。デメリットはテレワーク自体が生産性が無い事(直接売り上げに繋がらない事)やそもそも過去にテレワークの事例がなく説得材料が少ないという事。2のメリットは、感染リスクが低くなる事や個人的に心置きなく仕事が出来るという事があった。デメリットは、現在の状態で会社が回っていたので、思いつかなかった。3も2と同様。

社長と会い、面談を始める。今までの状況やこれまでも背景を伝えながら、1を伝える。続けてメリット・デメリットを伝えようとした時、「いいよ」と社長から一言。続けて「社内の他の人よりもITに詳しかったりパソコン作業が得意なんだから、自信を持ってそっちに専念してほしい。むしろこれから必要になってくるであろうテレワークの制度の課題点や改善点、オンラインでのサービス提供も可能かも考えて欲しい。確かに利益は生まれないが、在宅で他の社員の事務仕事も受け持つという事は、他の仕事に集中できるという事や事務作業が嫌いな社員にはプラスになるから職場に良い相乗効果が生まれると思う。オンラインでのサービス提供という新しい事を考えるのも責任が重いと思うが、深刻にならずに出来そうな事や出来る事を真剣に考えてくれればいいよ」と言われた。その後は今後の社会の事や仕事の事、会社の売り上げはどれくらいなのか等を話してもらい、気づいたら4時間が経過していた。面談を終え帰宅し、明日からテレワークをしながら新規事業を考える事になった。

今回は、社長が寛容な方であったという結果論とも言えるが、今後コロナでテレワークをしたいという要望や交渉をする時には、通勤や移す事が怖くて仕事に集中できない等の自分の気持ちを伝えた上で、テレワーク業務をしたらどのようなメリットが生まれるのか(同僚や部下、上司等の周囲・個人・会社に与える影響等)、一方でデメリット(どのような悪影響が考えられるか、それをどのように改善できると考えてるか等)を用意して伝えるとスムーズに事が運ぶのではないかと感じた(これは話す相手にもよると思うが…)。※役職が上に行けば行くほど、前年度の会社の売り上げ額と今年度の現時点での売り上げ額、それに対して自分がどれほどの売り上げを出しているのかという数字を頭に入れて、テレワークでどのような影響があるのかを踏まえて話すとよりいいかなと感じた。

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