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【自主制作】サイバーパンクな雰囲気

長らく3DCGでつくってきた自主制作作品が完成したのでご報告です
まずは完成作品をどうぞ

Twitterに投稿したところ、4万インプレッションとたくさんの方々に見ていただき嬉しい限りです


メイキング

ここからはカットごとに簡単な説明と裏話などを紹介します

001

レンズ70mm

実は一番最後に追加したカットです
やはりファーストカットは最重要!と思ったので急遽追加しました

そういえば!と脳内の「カッコいい映像引き出し」を探って
Sci-Fiアニメーションの金字塔「AKIRA」のカットを思い出しました
これを参考にレイアウトを拝借し超煽りアングルのカット①ができました

急ぎでつくったのに意外とイイ感じになったのは「AKIRA」の画面構成の力でしょう


002

レンズ200mm

このレイアウトを最初につくったのは2021年の1月らしいです…
実に3年近く経っています

画の変遷をどうぞ👇

世界観説明のためのエスタブリッシュ・ショットのつもりです
イメージは「貧困な低層」と「裕福な高層」というよくある設定
大枠のレイアウトは初期から変わらずディテールをただただ増やしていきました

要素としては

  1. 近景(梯子と立ち上がる人)

  2. 中景(中央の橋)

  3. 遠景(ビルとネオン)

  4. 超遠景(ビル)

といったレイヤー構成になっています
超遠景はだいぶ後に追加した要素でその経緯が…

2022年の年末頃
Blizzard Entertainmentで働く「ちろナモ」さんが米国から帰国されていました
その際に開催された渋谷でのポートフォリオ添削会でこの作品を見てもらい超丁寧にアドバイスをいただいたのです
これをもとに追加した要素、引いた要素を反映して完成に至ります

という感じでちろナモさんサマサマなわけです
本当にありがとうございました
そのときのツイートはこちら👇


003

002をつくってから「寄りの画が欲しいな」と感じて追加しました

ただカメラを寄せて手振れを入れただけです
それでも寄りがあるだけで何らかのストーリーを感じさせる気がします

キャラクターはどこかで購入したものをMixamoでリターゲットしました
引きの想定でアセットをつくっていたのでかなり荒いですが、モーションブラーで誤魔化しています

これはそう、テクニックです


使用ツールは
DCCにBlender、コンポジットにNuke、編集にDaVinciResolve

Blenderは最初2.8とかを使用していたのですが最終的に3.5でレンダリングしました
特に難しいことをしていないのでバージョン違いでも問題なく動いてくれて助かりました
Autodesk製品ではこうはいかないですよね🫠

全体像はこんな感じ、赤丸は002のカメラ位置

そんな感じでようやく完成させました
正直詰めようと思えばまだまだ詰められるんですが、さすがに飽きたのと「見たことある映像」過ぎるのでさっさと次に行きます

以上です
ご覧いただきありがとうございました~

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