銀河鉄道の夜

 私には幸福とはどういうことだか分からない。だけど生きていることが幸せの一つなのかもしれない。現代社会の中で生きていると、理不尽なこと格差などで心が潰されることが多くある。そのような時死にたいと思ってしまう。

 この世には生きたくても生きられない人がたくさんいる。ジョバンニは絶対に生きるのがしんどかっただろう。理不尽なイジメで自ら命を絶つ人は年々増えている。しかし、親友のカムパネルラがいたから生きていたのだろう。

 私は今、幸せなのかが分からない。芸人なりくてこの世界に入ったが、結果も出ず、どうしようもできず八方ふさがりな日々を過ごしている。結果が出てないとやはり死にたくなる。

 幸せとは何かを失わないと、気づかないことが多いのだと思う。カムパネルラが行方不明になり、ジョバンニは親友がいたという幸せなことに気づいたはずだ。

 この本は今を生きていることができるのは当たり前なことではない、ということを伝えているのだと私は思う。人は突然いなくなってしまう。だから、一日一日を大事に周りを大事にして生きるべきなのではないかと思った。

 

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