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No game No life(ニッチな人向け:私のイチオシBGMランキング5選)

※この記事は他の企画のために再利用されています

この記事の本編は下にスクロールでそのまま読めます。


~第6の試練、生還~

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~Q.7~

ゾンビが蔓延する世の中になった。

食料も、良質な人間関係も、希望もない。

極限まで飢えて狂ったワディが、

「電子レンジでめっちゃチンしたらすべての肉食べられる説」

なるものを唱え、豚のゾンビ肉をむしゃむしゃ食べている。Σ(゚д゚;)

それを見たあなたは、、、(´Α`)

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ここからこの記事本編

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ついにあなたも、ニッチの扉を開きましたね。

この記事には、文字通り僕のおすすめできる「最高」を詰めました。

本当は、誰にも知られたくないような、でもみんなに知ってほしいような。

日本でも、もっとチップチューンやゲーム音楽がメジャーになってほしい。

そういう思いで、ワディセレクトのゲームBGMランキング5選を紹介します。ランキング2位と1位は、もはや音楽というより電子ドラッグになります。

音楽の価値観を変えたくない方は、3位までしか読まないでください。


前回の僕の記事を読んでない人は、こちらを絶対に先に読んだほうがいいです。この記事の面白さが変わってくると思うので。

それでは本題の、僕のおすすめゲームBGM5選を紹介します。


5位.サイレントヒル ゼロ(オリジン)

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いや、あんだけチップチューンおすすめしといて、チップチューン紹介せんのか~い!!

すみません。そうなんです。

この記事の軸は、「おすすめチップチューン5選」ではなく、「イチオシBGM5選」なのです。きちんとチップチューンについても後で紹介しますので、何卒ご容赦ください。


さて!
このゲーム「サイレントヒル:オリジン」は、僕が人生で初めて自力でクリアしたホラーゲームです。

確か中学2年生くらいだったと思います。

薄暗い雰囲気の、霧で満たされた寂れた街を、おぞましい化け物に追いかけられながら徘徊するゲームなのですが、

このシリーズは、本当に、めっちゃこわい!!!(;^ω^)

そしてちょっとエロい。(,,゚Д゚)

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鏡越しに、裏世界に入れるのですが、全体的に錆びまくっていて、これもまた怖い。

出てくる化け物も、当時のぼくを震え上がらせるには充分な怖さで、何より一番怖いのがこいつ

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こいつがずっとバカでかい包丁引きずりながら、追いかけてくるんですよ。無言で。僕をぶった切るために。

ゲーム中では、武器としてテレビを持ち上げて敵を殴ったり、病院で拾ったメスで刺したり、バットで殴りかかったりできます。

そうやって襲い来る敵から身を守るのですが、敵を傷つけるときの音が妙にリアルで、手に感触が残るような錯覚を覚えます。

そんな後味の悪さも、このゲームの醍醐味です。

そして、このゲームの怖さを最も引き立たせている存在、それが、このBGMなんですね。

サイレントヒルシリーズのBGMは、全体を通して薄暗いムードの曲が多く、曲調もゆるやかで、物静かです。

音が多すぎない、詰め込みすぎない、その「余白」がプレイヤーに想像の余地を残し、自分の歩く足音が聞こえる程度に、ゲームの世界観を引き立てる。

主張しすぎないが、しっかりと仕事はする。

優れたBGMだと思います。

雨の日に、あえて暗い気分になりたいときにおすすめのサウンドです。


4位.Crypt of the NecroDancer

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ダンジョン×リズムゲームの組み合わせ。

初めてこのゲームの予告を見たときは、それはそれはシビレました。

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もちろん、即購入です。

このゲームの中でも、この楽曲がすごく好きです。

ゲームのダンジョン内で、武器を買うためショップに入れるのですが、

曲が盛り上がってくると、そこの店主が歌いだすんです!!かわいい!!笑

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このゲームのBGMの素敵なところは、

この曲を聴きながら歩くと、現実がダンジョンになる

ですね。テンポよく歩くのが気持ちよくなって、どこまでも行けます。

このゲームは、有志でロックマンやゼルダの伝説のMODもあります。

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懐かしく感じる方は、是非遊んでみてください。

3位.リズム天国

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えぇ~、そこいく?笑

読者の皆様の声が聞こえてきそうです。まぁ、聞いてください。

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当時、MDやらウォークマンやらをみんなが持っていたころ、

僕は携帯用音楽プレイヤーを持っていませんでした。

中学もバス通学だった僕は、行き返りのバスの中が暇で仕方がない。

そこで、ゲームボーイアドバンスSPと、このソフトの出番です。

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このソフトの中の、「WISH~君を待てなくて~」という曲がめちゃいいんですよ。

SPにイヤホンをさして、この曲を何度でも聴くんですよ。

もちろんリピート再生とかの機能はなかったと思うので、曲が終わるたびに手動で初めから再生です。でも、それも良かった。

続くシリーズにも、なんだか笑えて、元気になる曲がたくさんです。

やはりファンも多いようで、今でもネタにされていたりしますね。

あとで知ったのですが、このシリーズはつんく♂さんが自ら企画書を出してプロデュースされたのだとか。

音楽×ユーモアの新しいカタチというか、日常に音楽が溶け込むとこんな楽しい世界になるのかなとか、とにかく世界観が最高の作品です。

2位.Hotline Miami

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ここからが本番です。

このゲームはね、やばいですよ。

何がやばいって、世界観、ストーリー、絵柄、ゲーム性、中毒性、

そして、BGMですよ。全部やばいんです。とにかく聞いてください。

チンピラ崩れが、電話の指示を受けて、バット片手にマフィアの基地に乗り込んで、全員をぶっ殺していく。

文字にするとどうしようもなく道徳に反するゲームなんですが、それだけでは説明できない深みが、このゲームにはある。

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ところで、自分の人生のテーマ曲を一曲決められるとしたら、どんな曲にしますか。いつでも好きな時に、自分のために流れる曲です。

僕はこのゲームのこの曲にしますね。

この曲は、構成もすごくシンプルで、同じようなフレーズを繰り返しているだけです。

ただし、この曲を骨の髄まで味わって、脳内にエンドルフィンドーパミンをドバドバ放出するには、ちょっとしたコツがいるのです。

まず、この曲を飽きるまで、すべてのフレーズ、音を覚えるくらいまで聴きます。次に、この曲を「曲として」ではなく、「1音1音ずつ味わうように」聴きます。全集中です。もちろん両耳ヘッドホン、音は周りの雑音が消えるくらいで。暗い部屋で、目をつぶるのがおすすめです。
しばらくすると、同じように聞こえていたフレーズが、実は少しずつ変化していたことに気づきます。中盤で、フレーズが裏拍に反転するとき、あなたは脳に稲妻が走ったように覚醒します。

まさに、聴くドラッグですね。かなりDOPEです。

慣れてくると、この曲を聴くだけでいつでも覚醒できる自分がいます。

この曲を聴いて歩いているだけで、自分が犯罪者のような、そして同時に、なにも怖いものがないような気分になります。

このゲームはswitch版でも販売されているそうですが、こんなん売っていいのか。興味のある方はどうぞ。

1位.DUBMOOD

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ついに来ました。

僕は、このアーティストを紹介するためにnoteを始めたといっても過言ではありません。

今、僕は、かなり思い入れのあるゲームの終盤で、クリアしてしまうのがもったいないような、そんな気分です。

まずは入門編をどうぞ。

チップチューンの中でも重低音が聴いていて、めちゃくちゃかっこいいんです!!

高音パートと低温パートの住み分けが絶妙で、サビはその二つのパートが合わさって一つのハーモニーになるんです。美しい、、、

アルバムのタイトルも、「ロストフロッピーズ」、、、

どんなデータがセーブされていたのか、なくしてしまってもうわからない、フロッピーディスク。。。エモすぎません?

DUBMOODは昔の自分を、そのフロッピーに込めていたのではないかと思っています。しかも、2012年でこのクオリティですよ!?


あ、皆さんが置いてけぼりになっているのが見えます。


先ほど、音楽をDOPEに味わう方法をお伝えしましたね。

今回はさらに、このシリーズの前回に僕が話した、脳内補完力の話を思い出してください。

そう、この曲を耳からインプットしながら、自分の望む音で脳にアウトプットするのです!!

そして同じく、チップチューンには、「やってもないゲームのシナリオやゲーム内風景を呼び起こさせる作用がある」と前回説明しました。

心地よいチップチューンを耳で聴きながら、脳内では音と情景のアウトプットの嵐が、そして同時に懐かしさとあの頃の高揚感があなたの心を叩く。

もうね、これは音楽ではありません。電子ドラッグです。

そしてこれ、見てください。

ええ!?

自作のチップチューンを、レコードに焼いている!?わざわざ?

もう正直、おしゃれすぎて意味が分かりません。最先端を行きすぎです。

スウェーデン人はやることが違うな、、、

しかもこの曲のタイトルが、「chip tune」なんです。

DUBMOODは、呼吸をするように、「チップチューン」を日常に取り込んでいるんですよ!!

僕はゲーム音楽を、子供心をいつでも思い出すためのカギだと思っています。

DUBMOODは、日常生活の身の回りに置くアイテムとして、レコードに「子供の頃の自分の心」を焼き付けたんです。しかも、自作の曲だから、100%自分のコピーです。あの頃のワクワクを、そのまま1枚のレコードに閉じ込めたんです。いつでも聴けるように。

トイストーリーでアンディは大人になり、自分の大切な一部分であるウッディに別れを告げました。大人になるとはそういうことかと、僕も思ってました。

でも、あの頃の自分を決して置き去りにしない、こんな付き合い方があるなんて。

こんなに素敵な人を、ぼくは初めて見ました。

普通は大人になってもゲームに夢中になっていると、周りから白い目で見られるようになるものです。他のことで忙しくなって、いろんな経験を積むたびに、ゲームに没頭できる力も奪われていきます。

ゲームがあなたを楽しませなくなったのではなく、あなたがちゃんとゲームと向き合わなくなったのです。

それは、自分の子供の心を置き去りに、目の前のことを全力で楽しむ、つまり大人が渇望してやまない「あの頃のワクワク感」を自分で捨てているようなものです。もったいない。

この曲を聴いて、もう一度あの頃の自分に会いに行ってください。

それが、チップチューンです。


最後に余談ですが、先ほどおすすめした「Hotline miami」の続編で、DUBMOODも楽曲を提供しています。

2015年でここまで、、、やべぇ、、、

まだまだやりたいゲーム、聴きたいBGMが山ほどあります。

人生は100年では到底足りないですね。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

また、魂のこもった記事を書きたいと思います。

それでは。( ´∀`)ノシ

ワディ

その100円が、ワディのゼンマイを回す