1歳の娘から学ぶマインドフルネス
こんばんは。ワディです。(`・ω・´)
今日は短めのエッセイを書きます。
ヘッダーの女の子が今回の主役(娘)です。かわいいでしょ。笑
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先日、大学時代の友人家族と一緒に、
奈良県の生駒山上遊園地に遊びに行ってきました。
彼にも、うちの娘と同じくらいの歳の娘さんがいます。
朝から自宅(京都)から彼の家(奈良市)まで車を飛ばすこと約2時間半。
そこから彼の車に乗り込んでおよそ1時間弱。
生駒山の山頂付近のガレージにつきました。
どんぐリスというケーブルカーを、メルヘン村のドン・グリスと勘違いして
大はしゃぎするワディ。
当日は大変お日柄もよくなく、空ひとつない雲。
ハリウッドザコシショウ風に言うと、
「クソさみぃでございやさぁねえ~!!!」
という気温でした。
明日の筋肉痛を約束する段数の階段を上り切って、いざ入園。
変な話、ぼくは今回、遊園地自体には全く期待してなかったんです。
夢の国もUSJもすでに制覇している僕を驚かせるほどのアトラクションを、
地方遊園地に期待するなんて。
失礼な表現かも知れませんが、さすがに酷です。
車の中で友人とも話しましたが、親になると視点が変わる。
遊園地ひとつとっても、自分が楽しみに行くのではなく、
あくまで主役は娘たちなのだと。
「夢の国は1歳にはまだ早いから、まずはジャブとして」
生駒山上遊園地を選んだことを、正直に告白します。(失礼)
結論から言うと、満足度は相当高いものになりました。
パーク内を回遊しながらワディがずーっと言ってたこと。
「すべてがちょうどいい」
これにつきます。スタッフのみなさんも優しかったし。
小さいお子様がいらっしゃるお父さんは、ぜひ生駒山上遊園地へ。
おむつ替えコーナーなんて、めちゃめちゃきれいです。
新装開店のイオンくらい整ってます。
お弁当と、防寒具をもっていくのがオススメです。
まぁでも、今回の本題はそこじゃないんです・・・。笑
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せっかく遊園地に来たので、本日の主役である娘に楽しんでもらうために、
色んなアトラクションに乗ってもらいました。
皆さんにもその様子をお見せしたいと思います。
・・・みなさんお気づきでしょうか。
うちの娘の笑顔は、控えめでもこんな感じです。風が吹くと笑います。
先ほどの写真、娘の顔をズームで確認してみてください。
そう、全然笑ってないんです( ^ω^)「無」です・・・
極めつけはお弁当を食べている時のこの表情。
「はぁ~、おとなたちにつきあうのってたいへん・・・」
と言わんばかりです。
アトラクションに乗っても反応がイマイチの娘が、
パーク内でテンションをあげてイキイキしていたこと。
それは、自販機の受け取り口をパカパカしたり、
持ちやすい枝や石を拾ったり、階段を上ったりするときでした。
パパとしては、「え、テンション上がるのそこ?」と思うようなところ。
「子供は遊園地が楽しいはず」という、大人の浅はかさ。
ひしひしと感じました。同時に、考えさせられました。
ぼく自身はもう、生駒山上遊園地のアトラクションでは満足できません。
USJでも、ディズニーでも足りません。スカイダイビングも経験済みです。
VRを持っているので、VRの没入感を超えるスリルでないと、
もうハラハラすることはできない体になってしまっています。
いつも「なんか物足りない」という概念がしみついている。
でも娘は。
目の前に枝や石ころがあれば、放っておくとそれでずっと遊んでます。
拾ったり、投げたり、比べたり、置いたり、なめてみたり。
ここで、この記事のタイトルの件です。
最近よく聞く、マインドフルネス。
意味を調べると、「『今、この瞬間』を大切にする生き方」だそうで。
娘がアトラクションに乗っても笑わないのは、
何が起こっているのかよくわかってないこともあるでしょう。
娘はまだ、石ころ1つでも十分楽しめるほど無垢なのです。
余計なことを考えず、瞬間を楽しむ無垢さ。
目の前の石でどう遊ぶか、それだけが娘の関心なのです。
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この歳になって、色々考えます。
幸せになるためには足るを知ることだろうな、とか。
上を見ればきりがない、とか。
幸せになるためのハードルを上げすぎないことが、幸せへの第一歩。
幸せのハードルを下げれば、いつでも豊かになれる。
一杯の水、日差しの温かさに感謝できれば。
そんな風に思っていました。
でもそれって、本当にそんなに簡単なことなのかな?
もう簡単には無垢に戻れない自分は、一生豊かにはなれない気もします。
なぜか、中原中也の「汚れっちまった悲しみに」がよぎりました。
あぁ、今日も風さえ吹きすさぶ。笑(山上は実際に寒い)
ぼくはもう、その辺の石ころに価値や面白みを感じることはできない。
と、思っていたら、娘が拾った石ころを大事そうにぼくに渡しました。
「どーじょ(どうぞ)」って言いながら。
ぼくにとってその石は、もうただの石ではなくなりました。
「娘がくれた石」です。わざわざ探して選んだ石です。
何が分かったのかよくわからないまま、
何かが分かったような気持ちになりました。
多分これが、マインドフルネス。
この時貰った石を、「マインドフルネスの石」と名付けることにします。
持って帰りこそしませんでしたが、確かに価値を感じたお宝でした。
今も生駒山上遊園地のどこかに置いてあります。
見たい人は探してみてください。
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情熱が伝播することは、身をもって体感済みでした。
でも、「無垢」も伝播するとは。
地方遊園地では満足できないパパが、石ころにありがとうと言えました。
もう数年すれば、娘もメリーゴーランドで笑うようになり、
ミッキーを求め、ミニオンを求め、プリキュアや化粧品・ブランド品、
ガラスの靴と王子様でなければ笑わなくなるかもしれません。
でも僕と同じように、娘も無垢を忘れた頃に、
いつか自分の子供から、どこかで「無垢」を手渡されるかもしれない。
娘を遊ばせるために連れてきた遊園地でしたが、
すっかり娘に遊ばれたパパでございました。
【おまけ】
顔よりデカイチャーハンを見下ろす娘、1歳。
うちの奥さんも、おいもで充分幸せそうな顔をしています。
マインドフルネス!笑
その100円が、ワディのゼンマイを回す