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娘が【ADHD不注意優勢型】かも?と気づいた日。家族みんなが楽になった

家族でスケートに行った日のこと

娘は、周りで滑る人に意識がいって全然自分に集中できない。
隣で話かけても返事もできないほど
意識がここにない。

だから滑り方を教えても
話が聞けないから上達しようがない。

周りの人を気にしすぎやで!
自分が滑れるようになる事に集中しよう!
と向き合って声をかけるけど、
意識がここにないから、どうしようもない。

でも話も聞けない状態で、滑れないのにムキになって滑り続けるからほっとけないし厄介だ。

とにかくやりにくい。何なんだろうかこれは??
なにかあるのかな??と調べてみたら
ADHD(多動症)の不注意優勢型というのに
娘の状態が恐ろしいほど当てはまっていた。


なんだ!そうだったんだ!

全く片付けできないのも、
消しゴムやらすぐに失くすのも
ランドセルの中がプリントやらぐちゃぐちゃなのも、
机の上も部屋もぐちゃぐちゃなのも、
夏休みの宿題最後まで全くやらなくて、
開き直ってやらないのかな?と思ったらすごく不安に思っていることも、
何やってもすぐ止めて集中が続かないのも、
ごはんだよーって呼びかけて返事ができないのも、全部説明がつく。

子どもはそんなんだよ?
と思う方もいるかもしれない。
現に私もそう思ってきた。

だから片付けもできるようになる
消しゴムもなくさず使えるようになる 
そうなって当たり前という概念で接してきた。

でも違ったんだ。

まず娘に、普通にはめようとしていた事を謝った

できて当たり前
今は子どもだからできていない
もしくはサボっている、だらしないだけだ。

私がそう思って接してきてたことを
まず謝った。

「今まで、自分を基準にして
周りの人に意識がいて自分に集中できないタイプの人がいるって知らなくて、
できて当たり前だと思って接してきたけど、
母さんが間違ってた。
ごめんね。
あなたからしたら、スケートで人がいたら気になって集中できないのが普通やったんやね。」


娘は自分が言葉にできない違いを
親がようやく気づいて嬉しそうだった。

「言葉にするって難しいけどさ。
私らは違うから教えてもらわないとわからんから
今こんな状態だとか、こう思ってるとか
ちゃんと説明できなくていいから、
頑張って言葉にする練習していこう。
一緒に暮らしていくんだから、お互い理解できた方が楽だからさ。」 

頷いて聞いていた。

「そのタイプの人は片付けも苦手なんやって。
物もよくなくしちゃう。
それもピッタリやな。

あなたは今まで、私ら親に無駄に怒られてきたわ。
できなくて仕方ない事を
できて当たり前って無駄に怒られてきた。
ごめんね。
私らが自分と違う人がいるって知らなかったからやねん。だから自分がアカンとか悪いって思わんといてな。ごめんな。」

「うん、いいよ!大丈夫」

笑顔で応えてくれた。



娘はそれ以来すごく元気になった。


娘が明るくなった。
別に今まで暗かった訳でもないけど、
すごく楽になったように見える。
 
親が自分を理解してくれた安心感なんだろうか?

私たち親もすごく楽になった。
なんでできないんだろう?と首をひねってた部分が、できなくて当たり前だったんだ。

今まで普通に当てはめようとして、
お互い疲弊してたんだ。


これからは、この子なりの生きやすさ、やりやすさを模索していかないといけない。

今小1なんで、困り事が色濃くなるのは
これからなんだろう。

そんな私もADHDの項目にむちゃくちゃ当てはまる!次から次へ興味が移るから、机もぐちゃぐちゃになる。
でも自分の道を見つけたから、欠落を気にしてないだけで。

娘も、社会で苦手を出さなくてすむ自分の道みつけてって欲しいなぁ。

とにかく、できないことが多いから
自信なくして自己肯定感が低くなる
二次障害が問題なので
家では無駄に咎めることない仕組みづくりをして、自信なくさないように育ててあげたい。

とにかく気づけて良かった!

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