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【増田村概要】~店舗その2~

増田村は閉鎖された村ではあるが、それでも幾つかの店が営業している
店かどうかわからないものも含め、看板を立てれば『店』として認識されているようだ


=修理工場=
『S1-T3エンジニアリング』
村外で廃棄されていた電化製品を持ち込み修理・加工して村民の生活水準を上げることに貢献している
工場長は『しゅんすけ』と呼ばれているが、動きのぎこちなさからロボットではないかとの噂がある
めったに出歩かないが、まれに嵐の夜などに何かを引きずる姿が見かけられる


=手芸用品店=
『赤てぶくろ』
徹の従妹、雅楽多マイ(8歳)の両親が店主
母方の実家の牧場から羊毛を入荷し、特殊な技法で毛糸に加工している
想像出来ない程の柔らかさと頑丈さで、村民に限らず遠方の町からも客が足を運んでくる
花菱の冬用ウサミミ帽子もここで購入した毛糸で編まれている


=豆腐屋=
『暮豆腐店』
星人の亡き祖父が経営していた豆腐屋で、現在は祖母の照江が引き継いでいる
体力が落ちてきている祖母を手伝い、星人が屋台を牽いて販売を行っている
増田村は加工食品が希少なため、数少ない楽しみのひとつとなっている


=リサイクルショップ=
『清廉潔白』
遺品整理で引き取り手の無い荷物を預かるうち、自然に出来上がってしまった店舗
日用品から用途不明の物体までの、幅広いようで片寄った品揃えをしている
店主は堀江(ほりえ)さんの亭主で、村民からはホーリーの愛称で親しまれている
稀に驚異的な曲芸をすることがあり、見た人は必ず幸せになれると噂されている


=衣類店=
ブティック『みらい』
堀江さんの奥さんが店主を務めている
使い道の無い古着を譲り受けるうち、奥さん自らリフォームした衣類が村民に受け入れられ、一躍ムーブメントとなった
婦人会役員からの熱い支持により店舗を設立
『やまいだれ』から分化した新規スタイルとして『未来系』と呼ばれている
マネキンが高価なため、時々星人がモデルに使われているようだ


=パン屋=
『庵寺(あんじ)』
丸越家が運営する寺に隣接するパン屋
店主はのらの叔父夫婦
パンだけでなく洋風煎餅(クッキー)や乾蒸餅(ビスケット)などの焼き菓子や、木の実のジャムに至るまで幅広く取り揃えている
特にドーナツはピヨピヨ饅頭と並ぶほど人気の商品で、注文次第ではケーキも請け負っている
店舗まで足を運べない客のために総合組合所にも出荷を行っているようだ


過去の記事・【増田村概要】~店舗その1~

過去の記事・【増田村概要】~女性たち~

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過去の記事・【増田村概要】

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