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私の書棚

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#読書感想文

読書感想「族長の秋」(ガルシア・マルケス)~難読でした

「百年の孤独」「予告された殺人の記録」に続いて「族長の秋」を読了したので感想を書く。  …

読書感想「高慢と偏見」ジェイン・オースティン

 モームの十大小説で未読だった作品の一角「高慢と偏見」を読了しましたので簡単に感想を述べ…

読書感想「最後の物たちの国で」ポール・オースター

 わたしは小説を読むとき、ストーリー以上に小説世界の空気感を大切にします。透明感、寂寥感…

読書感想「予告された殺人の記録」ガルシア・マルケス

「百年の孤独」ですっかり虜になったガルシア・マルケスの中編「予告された殺人の記録」を読了…

読書感想文「月曜か火曜」ヴァージニア・ウルフ

 ウルフの「月曜か火曜」を読了したので簡単に感想を書きます。  最初に述べておきますが、…

「自分ひとりの部屋」ヴァージニア・ウルフの感想

   ヴァージニア・ウルフの「自分ひとりの部屋」を読了しました。  非常に素晴らしい読書体…

「百年の孤独」を読み終えて

 「百年の孤独」を読了しました。名作というだけあって読み応えがありましたし十分な読後感の残る作品でしたが、物語に感動したとか考えさせられたというよりは、技法と描写が強く印象に残る作品でした。全く時代も内容も異なるので比較するのはおかしいですが、例えば「罪と罰」を読んだ後の心の中の何もかもが昇華していくような感動とは違います。  一〇〇年にも渡るブエンディア家の六代(七代?)の盛衰、あるいはマコンドという架空の町の盛衰を描いているにも関わらず、盛衰記としての感動が希薄なのはおそ

「人生百年時代」の偽善~医療が発達しすぎた現代社会に読んでおきたい一冊

昨晩Kindle Unlimitedで読んだ本ですが、すとんと腑に落ちたものですからぜひ感想を書きたいと…

読書感想「あたしの一生 猫のダルシーの物語」

 昨日読了しました。ディーレディーの「あたしの一生 猫のダルシーの物語」。  ある雌猫ダ…

六月に読んだ本と積読状況報告

少し早いですが、六月の読書録をまとめます。 [読了した本] 夜市 ネフィリム 孤独な娘 成瀬…

5月の総括~読んだ本と買った本

5月は芥川研究を開始したこともあり、その関連の本ばかり買ったり読んだりしていた気がします…