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撮影記〜佐賀のお山、とある山道〜

脊振山系に連なる一帯を勝手に”佐賀のお山”と呼んでいます。
豊かな自然があり、農業や林業といった一次産業が暮らしと共に残っている、私の大好きな地域です。
標高が400〜600メートルほどと少し高めなので、平野部より気温が3度〜5度くらい低めです。
今年は他の地域と比べると雪が少なめでしたが、寒さの厳しい毎日が続いています。
季節は立春を迎え冬の終わりが近いはずなのに、、、

寒さが厳しいと外に撮影に出るのが億劫になりがちですが、お山の奥の方に暮らしている先輩を訪ねるついでに、少しばかり春の気配を探してみました。

Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

使用しているのはNikonのミラーレス一眼(フルサイズ)のZ6Ⅱという機種。
レンズは35mmの単焦点レンズ。
カメラといえばズームできるのが当たり前、という感覚をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、意外とズームできない方が、構図や光と影、色など写りに関することに集中できたりします。
道端に落ちているのはスギの枯葉。油分を多く含んでいるので焚き火をする時の焚き付けにピッタリです。
びっくりするくらい激しく燃え上がりますので、お試しになる際は周囲にご注意ください。

Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

普段の散歩道は当然コンクリートで舗装された道なのですが、ちょっと奥までくれば、土を踏み締めることができます。
生き物として当たり前といえば当たり前なのだけれど、土・落ち葉・小石・水たまりなど、一歩踏み締めるごとに足元の感触が変わっていくのは、新鮮だしウキウキします。

よしよし今日は写真を撮るぞ、という気持ちの時は、ついつい光と影を探すようになりました。
影ばっかりの場所だともちろん何にも見えなくて伝わらないんですけど、ピッカピカに明るい場所も意外とのっぺりとしてつまらない写真になりがちですよね。
何気ないシダ植物も、光が差し込むだけで少しハッとする写真になってませんか?笑

Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

今年は「古くからある二十四節気を意識して暮らそう!」という目標があるので、備忘の意味も込めて季節を感じる被写体を探すようにしています。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。

「日本の暦」https://www.ndl.go.jp/koyomi/index.html

次に迎える暦は「雨水(うすい)」ということで雪解け水の気配を探しました。
あんまりいい写真じゃないかもしれないなぁと思いつつ、木陰を流れる水を撮影してみました。
今年は雪が積もってないから雪解け水とはいえないかもしれないですけど。

お米や野菜を作ってくださっている農家さんにとっては、雪解け水は死活問題だと聞きました。
積雪が少ない年は、本当に雪解け水が少なくて、春の田植えの時期に張る水が足りなくなるそうです。
そのせいで全部ではないですけど田植えを諦める農家さんもいるほど。
今年も雪は少なかったけど、どうか水が豊かでありますように。。。

Nikon Z 6Ⅱ + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

佐賀のお山はスギが林立しています。記事を書いている最近は少しずつ花粉の気配が。
花粉症の方々にとっては辛い季節かもしれないけど、花粉の話題が出始めるのも春の兆しを感じさせてくれます。
こんな感じで日々の写真を載せていく場所として活用していきたい!!笑


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