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本に救われた学生時代

中高生の頃、私は人見知りで友達もあまりいなかったのね。
場面緘黙だったのかもしれない、って今になって思ったりしてる。
そんな私が唯一心の安らぎを見つけたのは、本の中だったの。

現実世界ではうまくいかないことが多かったけど、本を開けばそこには全く別の世界が広がっていた。
宇宙で活躍したり、学園寮で生活したり、本の世界に入り込むことで、現実から逃れて、自分の居場所を見つけることができたの。

本を開けば、すぐに別の世界に引き込まれて、殺人犯を追いかけたり、魔法を使ったりすることができた。
自分では経験できないような人々の人生を追体験することで、まるで自分がその人物になったかのように感じることができて楽しかったな。

例えば、貧しい環境で生き抜く主人公の苦悩や、華やかな世界で成功を目指す人々の葛藤に共感したり、全く違う時代や場所での生活を疑似体験したりすることで、自分の世界がどんどん広がっていったの。
本の中で出会う人たちの感情や経験を追体験することで、現実の自分とは違う生き方や価値観を学ぶことができたんだよね。

静かな夜、部屋の片隅で読書に没頭する時間は至福のひとときだった。
ページをめくる音や、本の香りすらも心を落ち着かせてくれた。
そんな小さな楽しみが、私の日々を支えてくれたの。

今でも本が大好き。
仕事や生活に追われて、前のように時間をかけて読書を楽しむことは少なくなったけれど、それでも本の世界にひたりたいという気持ちは変わらない。
本を読むことで得られる安らぎや、異世界への旅は、いつも私の心を豊かにしてくれるの。
本の存在に感謝してる。

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