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ケズレヴ・ケース〜コーデリア01光宙記録 Report 2〜

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Report 1から続く

異変-状況-

 前方哨戒群の送って来た第一報はシンプルだった。
 “グリーゼ五八一をロスト”
 テキストはそれだけで、合わせてパケット化されたファイル側でロストした時間、ロスト前二十四時間の観測データ、ロスト後、緊急連絡発報直後の連絡艇離艦までの観測データなど、光路後方にある群司令部が判断材料となり得る各種データが付帯していた。
 そうしたデータは既にCICの解析チームによって整理統合されつつあった。
 まず誰もが予想し得る観測機器類の故障が除外された。
 群旗艦コーデリア〇一のブリッジの正面メインモニターをずっと眺めていた群司令イリア・ハッセルブラッド宙将補は、群司令席を指揮コンソールごと自ら百八十度回転させ、彼女の後席に座るふたりの幕僚と相対した。
 CICのスジュンも各自のコンソールのサブモニター越しに、他のメンバーと顔を合わせた。
 「さて、諸君。どう思う?」
 イリアは即断即決を要求される事態でない限りは、まずはスタッフに意見を述べさせるのが、常であった。
 各自のファーストインプレッションにヒントが隠れている場合も少なくないからだ。
 最初に口を開いたのは、CICに詰めている次席幕僚のビヨン・スジュン二等宙佐だった。
 彼女はデータ解析畑を歩いて来た俊才で、実際、それに見合うだけの仕事を成果として提示している。
 「先ほど、生のデータも覗きましたが……。確かに現時点ではグリーゼ五八一をロストしたとしか表現出来ない状況かと思われます」

 どこかひどく陳腐な云い回しに聴こえる自身の発言に対し不満を感じたのか、スジュンはあからさまなため息をついた。
「赤色矮星(レッド・ドワーフ)とは云え、我々から見れば、かなりのデカブツです。向こうが消えた訳でなければ、航路上に何らかの観測を阻害する要因が出現したとも考えられます」
「小官もアサクラ副司令と同意見です」
 スジュンは解析前の個々のデータをザッと見た上で、何らかの機械的異常や不調によるものではないことを皆に請け合ったのだ。
 ただ、その表現が直裁に過ぎる点が、彼女のお気に召さない様子ではあったが。
 時として整理統合されて分析されたデータからこぼれ落ちたコンピュータですら見落としがちな取るにたらないところに事実が隠れていたりする。
 スジュンは彼女自身の経験でそれを知識で補完し、さらに行動で実証している。
 もっとも解析前の生のデータからそんな事を読み取れる人間は、イリアの知る限り、半径十光年以内の宙域には他にはいないだろう。
 そして群副司令であり首席幕僚たるジョセフ・アサクラ一等宙佐は、観測機器が故障でなかった場合に導き出されるであろう極めて常識的な推論を述べただけだ。
 スジュンと同格の次席幕僚クライヴ・ハメット二等宙佐は、ふたりの意見を総合して鑑み、同意することで、イリアが判断をくだす前に時間を空費しないようにしているのだった。
 常にそれぞれがこの役割分担に徹してる訳ではない。
 各自に得意とする分野があり、その時は、率先してイニシアチブをとり、イリアがより深い決断が出来るように計る。
 逆にイリアの考えを先に促して、そこに補足を加えながら、群司令部としての総意をまとめあげることもある。
 後世において、いくつかの二次史料、三次史料などでは、彼ら彼女、三人の幕僚たち、俗称三匹のクマ(スリー・ベアーズ)の性格として、熱血派、穏健派、冷静派と実に判りやすい人物として描写されることがある。
 が、無論、人はそれ程、単純に類別できるほど、簡単な性格を持ち合わせてはいない。
 むしろ、その渾名の引用元である古典童話からの逆引きによる創作の可能性が高いと云う旨は明記しておいても差し支えはなかろう。
 少なくとも一次史料では彼ら彼女のそのような人物像は確認出来てはいないし、それを裏付ける証言も残されてはいない。
 この時点で、今、出来得ることはひとつしかなかったが、イリアはさらにブリッジ中央の他の乗員席よりも一段高い位置に設定された、つまりは一番の特等席たる艦長席で群旗艦コーデリア〇一の操舵指揮を担っているエミリア・カートライト一等宙佐にも意見を求めた。
 同じものを見ているからと云って、同じことを考えているとは限らない。
 それは逆も真で、同じことを考えているからと云って、同じものを見ているとは限らないのだ。
 「前方哨戒群の指揮を執っているペポニ二佐は、貴官の悪友だったな? 悪友同士、彼の考えは読めるかね?」
「群司令、お言葉を返すようですが、彼は確かに小官にとってのただひとりの悪友です。が、小官は彼のただひとりの良き友なのです」
 多忙な群司令の代わりにつまらない冗句に付き合って笑うのも副司令の務めだとばかりに、アサクラが口の端を斜めにして笑った。
 「……ですが、あの男ならそろそろ決断する頃でしょうか?」
 エミリアはメインモニターの片隅に示された前方哨戒群で緊急事態が発報されてからの経過時間がじきに二時間になろうとするのを眺めながら、そう呟く。
 何を決断するのか?
 などと訊くような素人は、幸いにしてこのブリッジにもイリアの言葉を借りるならば、半径十光年以内の宙域にもいなかった。
 彼、ネプチューン級哨戒光宙艦トリトン二二艦長のンガジ・ペポニ二等宙佐なら、もうすぐ緊急制動を掛けて減速を開始し、通常宇宙へ降りるだろうとエミリアは告げているのだった。
 光速に限りなく近い速度で航行中の光宙艦群では、加速方向前方に展開する艦船から通信連絡艇を用いて、加速方向後方の艦船へ情報の伝達は可能だが、逆に後方の艦船から前方へ通信連絡を行うことはほぼ不可能に近い。
 これをアインシュタインのスローフォワード・ルールと云う。
 あくまでも擬似モデルに過ぎないが、比較的判りやすい例えとして、激流を遡上する船団をイメージすると良いかもしれない。
 この場合、最上流を遡上するのが前方哨戒群であり、群司令艦群を間にはさみ、最下流を遡上しているのが後方の光宙艦群である。
 水は高きから低きへ流れるの通り、エネルギーもよりポテンシャルの高い方から低い方へ流れているのだ。
 故に、上流から下流に位置する船へメッセージボトルを送ることは可能だが、あまりにも激しい流れのため、下流から上流へボトルを渡す手段がないのである。
 あらん限りの力を込めて、上流にいる船へ目掛けて、ボトルを放り投げたとしても、届かずに流れの只中に落ちてしまえば、こちらへ戻って来てしまう。
 その為、双方向での情報・物資のやり取りを行う場合は、光速度の激流から逃れるために、減速して、比較的流れの緩やかな通常空間へ戻って、相対速度を合わせる必要がある。
 前方哨戒群はその任務の性質上、群旗艦(群司令艦群)よりも先行しているが、それ以外の艦船が、その後方に展開するのは、その為である。
 そして、こちらからは物理的な指示を出せない以上は、群旗艦は、緊急時には、前方哨戒群の行動を予測し、然るべき行動に移らなければならない。
 謂わば、受動的スタンドプレーを連携させ、能動的チームプレーと云うスタイルへ矛盾なく、遅滞なく、出来れば効率的にまとめあげることが群司令部の仕事なのである。
 今回のケースの場合、まずは後方の艦船群へ、緊急制動を掛け、通常宇宙速度まで減速し、双方向通信可能宙域へ降りる旨を伝達した上で、次の行動を決定することとなる。
 尚、群司令艦より後方の艦船でアクシデントが発生した場合に備えているのが、最後尾の後方警戒群であり、その名称とは逆に、彼らが警戒しているのは、自分たちより前方の艦船でのトラブルであり、自分たちより後方の心配はしてはいない。
 何故なら、先に述べた通り、限りなく光速に近い速度で航行する船に後方から肉薄することなどアインシュタインなる無神論者の神が定めた物理法則が宇宙を支配している限り、事実上不可能だからである。
 現在に至るも、アインシュタインにさよならを云う方法は発明されてはいない。
 故に兵站を担う艦船は加速と減速を繰り返し、光速度空間と通常宇宙を往来し、長大な兵站線を連ねていくこととなるのだ。
 それでも何らかのトラブルが発生した場合の経済的損失よりは、こうした一見、非効率的に見えるキャラバン方式の方が遥かに安全であり、実のところは効率的でもあるのだった。
 最短の道が最善の道とは限らないのである。
 そして緊急連絡発報から二時間が経過した時点、つまりコーデリア〇一側の主観では既に約二十二時間前に、前方哨戒群は緊急制動を掛け、減速に移ったと考えるのは、この状況では理にかなっている。
 原因はまだ判らないが、あるべき筈の目的地をロストしたのである。
 闇雲に前に進んだところで何の解決にもなろう筈がない。
 そして、予想通り、最初の連絡艇の接近から約二時間後、続報を載せた連絡艇は、前方哨戒群の減速開始を知らせると同時に、更なる観測データと今後の哨戒任務のスケジュールについても伝達して来た。
 彼らが減速し、通常宇宙へ降りようとしているのは、グリーゼ五八一の光学・電波・重力波探査による直接観測を試みるためであった。
 「まぁ、光宙艦乗りとしては甚だ経験不足な小官でも同じことを試みるでしょう」
 アサクラは小腹が空いたと云って、ブリッジの当番士官を通じて需品科から取り寄せたレーションを齧りながら、そう韜晦してみせた。
 無論、第二報が到着するであろうこの二時間、群司令部は手をこまねいていた訳ではない。
 当然ながら、この前方哨戒群と連動した機動行動の具体的な検討と実施へと状況を進めていたのだった。
 これについては、まずはイリアが自身の意見を述べ、それについて幕僚たちに意見を求めた。
 「私としては、ここで距離を保ったまま、減速を開始するよりも、可能な限り、トリトンとの邂逅軌道へ速やかに遷移する位置で減速した方が良いと思っている」
「危険ではありませんか? 現時点でグリーゼ五八一が雲隠れした原因は不明です。下手をしたら、トリトンごと災厄のど真ん中で心中する羽目にもなりかねません」
 これは既知宇宙で最も美味な嗜好品は水であると公言して憚らないハメットの意見であった。
 実際、今、彼がチューブから啜っているのは、どこかの著名な名水でもなく、硬水や軟水の類でもなく、水質的に特別なものでもなく、ただの常温の飲料水である。
 筆者は彼の”ただの水”への並々ならぬこだわりにいささかの興味を覚え、多少、彼についての記録を調べてみた。
 が、彼の出自、履歴、諸々を辿っても、それにまつわる由縁は拾えなかった。
 だから、現時点では、彼が水(名水ですらない普通の飲料水)に拘っているのは、ただただ、彼の趣味・嗜好の問題でしかないとしか記せないのだった。
 全ての物事に誰もが理解出来る動機がある訳でなく、全ての物事に誰もが納得出来るような結果が用意されている訳ではないのだ。
 「小官は群司令に賛成です。……見てみたいですから」
 飲食厳禁のCICに詰めているスジュンは軽食なり嗜好品で気を紛らわせている他の幕僚たちを羨むでもなく、端的にそう述べた。
 だが、彼女のイリアへの同意には、彼女自身の知的好奇心を満足させたいと云う緊急時ではもっとも遠ざけるべき動機が含まれていることに気づかないものも、半径十光年以内にはいなかった。
 云うまでもなく彼女が見たいものは、グリーゼ五八一ではなく、それをロストさせた何かの方なのだから。
 だが、何にせよ、決断するにしても時間は限られている。
 前方哨戒群から距離を置くなら、じきにこちらも減速行動に移らなければならない。
 イリアは旗艦コーデリア〇一を除く並走艦群と並びに後続の艦船群へ待機行動を取る為の減速を指示するため、群旗艦との同期行動に入っていた二艇目のトリトンの無人連絡艇へ追加情報を載せたのち、その情報連結を解いて直ちに後送させた。
 当然ながら最初の連絡艇は既に二時間前に後送を終えている。
 つまり、コーデリア〇一は単艦でトリトン二二とのランデヴーを図ろうと云うのである。
 もし、通常宇宙まで降りた後、まだ行動できる時間的または物理的な猶予があるならばと云う前提条件がつくが、必要ならば、直ちにアサクラとハメットは共にコーデリア〇一を離艦するよう合わせて指示した。
 彼らは、後方に控える移住者母艦に同行している警戒艦に移乗し、臨時群司令部を立ち上げて運用する役割を担うのだ。
 云うまでもないが、彼らが旗艦司令群の並走艦ではなく、一段、後衛の警戒艦に群司令部を置くのは、この時点で、現在の旗艦司令群が、新たな前方哨戒群として先行するからである。
 つまり、彼らが臨時群司令部を置くのは、そう云う事態となった場合なのだ。
 「せっかくだ。ビヨン二佐には私に同行して貰おう。見たいものが見つけられるとよいな……」
 偶数の人数で構成されているチームの最小単位はツーマンセル。
 すなわちふたりだ。
 それは何も何らかの戦闘行為や作戦行動に限ってのことでない。
 ましてや、スジュンはデータ解析のエキスパートである。
 それこそ何かを見つけてくれる公算がいちばん高い。
 元々、職業軍人からの転職組であるハメットは堅実な光宙艦群の運用で定評があり、この航宙群往還を全う出来れば、昇進の上、いずれは派遣光宙艦群の群司令の任につくことだろう。
 そして、アサクラは、当然、ケズレブ到着後からが彼の本領を発揮する立場なのだった。
 そのことを察しているからだろう。
 誰からも異論は出なかった。
 イリアの命令を待たず、エミリアが艦内通話の回線を開いた。
 「艦長より達する。本艦はこれより艦内時間二七〇五に緊急制動を開始する。通常宇宙巡航速度まで減速後は直ちに先航する哨戒艦トリトン二二との邂逅軌道へ遷移する。尚、本時刻を以って全員二十四時間シフトの状況終了までは無期限超過労働だ。各員、手が空いた者から群司令部宛に特別残業手当の申請書を提出しておけ……」
 イリアはこう云う抜け駆けは嫌いではない。
 事態の収束を図るには拙速は禁物だが、必要な迅速さは指示と行動、双方について回るからだ。
 そしてこれが越権とならないのが群旗艦艦長の特権でもある。
 ただ、余計なひとことさえ添えられてなければの話だ……。
 もっともエミリアはのちにイリアの愚痴に抗弁している。
 「遺書と云わなかっただけマシだったとは思われませんか?」
 改めて述べるまでもないとは思うが、この物語では、再三、”通常宇宙へ降りる”と云う表現を使っている。
 が、当然、これは光宙艦乗員が好んで使う比喩に過ぎない。
 これは一部の宙軍関係者が好んで使う”通常宇宙へ浮上(または復帰)する”と云う喩えも同様である。
 軍人が軍人で験を担ぎたがる人種なので、船が沈むさまを想起するからと"降りる"と云う物云いではなく、浮かぶと云うニュアンスを込めて"浮上"、"復帰"と云いたがる傾向にあるのだ。
 ところで、光宙艦が最大船速、理論値では光速の九十九.九九九九%、(実測値ではそこまでの速度を記録した有人光宙艦は公式記録では今に至るも存在しない)で光航している空間も、実際には通常宇宙である。
 だからこそ、乗員も光宙艦もアインシュタインの呪いから逃れられないままなのである。
 このグリーゼ五八一方面第五次派遣光宙艦群が太陽系宙域を進発した時点では、所謂、宇宙空間と物理法則、科学的な理論を易々と瞬時に跳躍出来る艦や、別のルールで飛翔可能な画期的な航宙艦は、理論を実用へと推し進めるべく、公団の技術本部などでも研究は行われてこそいたが、モックアップすら出来てはいなかった。
 だからと云って、いつまでも夢物語、空想上の産物のままとは限らない。
 ある段階までは、そうだったものがどうしても越えられなかった障壁をたったひとつ飛び越えただけで、突然、現実のものとして我々の目の前に出現した事例はいくらでもあるし、そもそも光宙艦と云う存在も、確かな実例のひとつだろう。
 「生まれたばかりの娘と別れて、養育費を稼ぐべく、散々っぱら苦労した挙句に、目的地に着いてみたら、先回りしていた年頃の娘が待ち構えていて、お父さん、あなたの孫ですよ……とか云われるんだぜ」
 これも定番の光宙艦乗りの冗句だが、この後に続くバリエーションは、折々の時代によって流行り廃りがある。
 ケズレヴ・ケース以前の時代、特に好まれていた派生形は、こうである。
 「その衝撃に比べれば、未知の太陽系外由来生命体とのファースト・コンタクトの衝撃なんて……」
 しかし、まもなく緊急制動を掛け、最大減速態勢に移行しつつある光宙艦コーデリア〇一のブリッジ、その一角を占める群司令部の自席では、イリアが口には出さないまでも、そっとひとり毒づいていた。
 「緊急制動時の衝撃に比べれば……」
 その命令を下したのは他ならぬ自分なのだが、彼女は公の立場でそうしただけで、私の立場では、全く心穏やかではいられなかった。
 イリアが光宙艦の緊急制動を初めて経験したのは、それこそ光宙准尉時代の慣熟訓練の実動演習の頃だった。
 今となっては、当時の彼女を知るものは、半径十光年どころか、光世紀世界全領域を探し回っても数えるほどしかいない。
 だが、何より本人が生々しい記憶として苦々しい想いとして憶えている。
 気絶まではやむを得なかったと思う。
 何なら、胃袋は空っぽだった筈なのに、僅かな吐瀉物まじりの胃液をそこら中に撒き散らしたことも許容できる。
 だが……。
 何が、だが……だったのかを明確に示す史料はない。
 おそらくはイリア自身が何らかの手段で公的、私的記録から抹消した可能性もあるし、当初から、何の記録も残してはおらず、この”だが……"が全てを意味しているのかもしれない。
 だが……。
 こののち、実時間にして約一年を待たず、それまで浮いた噂ひとつなかった彼女が自然分娩による初産で、長女アリス(後の太陽系監察連合統合宇宙軍幕僚総監アリシア・グレイ大将)を授かったことと、緊急制動訓練時に乗艦していた光宙演習艦コバヤシマル四二の艦内では二番目にタフでジェントルでハンサムと評されていた同世代の医務官イスマト・ハルボニ・ルルシュ一等宙尉を生涯の伴侶とし得たのは、果たして偶然だったのか?
 これ以上、この点を掘り下げるほど、筆者は下世話な語り手ではない。
 とは云え、以前、別の仕事で既に退役していたアリシア・グレイ本人にインタビューした中で、この段について、彼女は母親譲りの屈託のない笑みを浮かべてこう答えている。
 「いかにも母らしい、と皆さんおっしゃったものです」

(続く)

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