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大人とは「助けて」を言える人
大人こそ、人を頼りまくろうという話です。
私には5歳になる息子がいます。
「息子が14歳になったら、子育ては一区切りだな」と勝手に思っています。と言うか決めています。
14歳というと昔は元服もそれぐらいの歳ですし、何より中二になります。多くの人が患う中二病の発症時期です。かつて塾講師のアルバイトをしたことがありますが、中二は分岐点だと確固たる自信と共に言えます。詳しいことは分からないけれど、きっと頭や体が大人仕様になるんだと思います。
個人差があるのは、もちろん承知ですが、人は中二で大人になるんだと私は信じています。
なので、14歳になったら「元服だ!今日から我が家では大人として扱います!」と宣言するつもりです。
その日が来たら、「大人とは何か。」ということを話さないとなーと考えています。どう話そうか。
今のところ
「自分の能力値を可能な限り正確に把握し、能力を超えた部分を人に頼れる人。
それこそ大人だぞ。」と言うつもりです。
大人になると言うと、全部自分でやらなきゃいけない。という考えが一般的だと思います。でも自分で全部やるのではなくて、自分で全部管理するというのが適切な言い方だと思います。
例えば、ジャムのフタが固くて開けられない。小さな手で一生懸命フタをひねり続けるのもいいと思います。でもパパに頼むのも良い。
自分で頑張るのか、パパに頼むのか自分で決める。
自分で決めさえすれば、それは自分で管理していると言っていいはずです。自分で全部やっていると言えるはずです。
もちろん、自分の能力値を上げていくことも大切です。筋トレをして力をつけていくのも1つ、コミニュケーション能力を磨いて、他の人に気持ちよく手伝ってもらう術を身につけるのも1つ。
自分が今何ができて、できなくて、何はできるようになりたくて、何はできなくても受け入れられるか。そういうことを考えていくのが大人になることだと思っています。
だから息子が14歳になったら、「もう大人なんだから、自分で全て責任を取ってくれ」と言うつもりです。
「私からは何事にも口出しするつもりはない。でも、君が助けを求めてきたら、私の持ち得るすべての能力を使って、喜んで君を助けよう!」と。
そして「18歳になって家を出るときには、家族以外の人から助けを得ることができるようになっていきましょう!」と言うつもりです。
14歳まであと9年間。他人にことごとく助けられている親の背中を見せて行けたらいいなと思っています。
2024年5月10日に開業届を出して、およそ2週間。37歳でもわからないこと、できないことだらけです。
今日も教えを請いに行ってきます。頭を下げに行ってきます。
そうやって周囲の方々に助けてもらいながら、母は今日も元気に楽しく生きています。
あおやま みさき
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