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副業禁止の私が、会社以外のキャリア形成のためにやってること。


『副業禁止の会社に勤めている。だけど、いつの日かのために会社以外で収入を得る準備をしておきたい。(社外のキャリア形成)』

そう考える私がやってることを、書こうと思います。

会社以外で収入を得たい(社外のキャリア形成)と考える理由

まず前提として、私は今勤めている会社が好きです。仕事も満足している。だから、今すぐに転職したい!とか、起業したい!という気はないです。

だけど、少子高齢化や人口減少に伴い、サラリーマンの定年はどんどん延長。つまりこのままいくと、あと30年は同じ会社。正直、長いなと思います。

「50になっても60になっても、同じレールに乗っかり続けて良いのかな?」こんなことを最近、よく考えています。


せっかくの人生、そして長い労働人生、「世の中の役に立ち、対価をもらう喜び」を、今いる会社で経験するだけの人生でいいのだろうか?」そんなふうに思うのです。もっと色んな世界を見てみたいし、色んな人たちと出会ってみたい。

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もう一つの理由は『会社がいつまで自分を必要とするか分からない』ということです。

あと30年間、ずっと自分は会社にとって必要な人財であり続けることができるのか?今は必要とされいても、60になったときも必要とされているか?

私は100%の自信はないです。だって、確実に体力は衰えているから今のようには働けないし・・・

・若手社員と同じスピードでスキルを磨き続けられる?
・給与が減ってもやりがいを見出せる?
・時代の変化についていける?

そう考えるとますます、会社だけを支えにしない生き方を準備する必要があるんじゃないかと思うんです。

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きっかけは、出産

こんな風に考えるようになったのは、出産後。


私は子供を産んでから、モノの見方が180度と言っていいほど、大きく変化しました。これに関しては本当にに驚きで。

「これまでの私ってなんだったん?」って思うぐらい。

キャリアについても、出産前は”会社以外のキャリア”なんて考えてこともなかった。

「私は秀でたスキルも頭もない。だから脇目も振らず余計なことも考えず、今の会社に全力を注いで生きていくのが一番の 安全牌である」と信じていたのです。

だけど、出産を通しての出会い、そして世界が広がることで、このままの人生でいいのか?を、少しずつ考えるようになったんです。

例えば、産後、鬱っぽくになった私を救ってくれたのは市役所に在中している臨床心理士さんでした。

育休中、家の近くの児童館に通っていたとき、夜泣きがひどくて辛そうにしていたら「あかちゃん見てるから、寝ておいで」と児童館の管理人さんが声をかけてくれました。もうめちゃくちゃ嬉しくて。


こうやって、今まで出会ってこなかった人と会い、助けられたりする中で、「もしや、私はものすごく狭い世界の、凝り固まった価値観で生きてきたのでは?」と気づくことが出来たんです。


そして、育休からの復職後、
・子供を育てながら、働き続けることができるだろうか?
・毎日慌ただしく、ひいひい言いながら働く私を、息子はどんなふうに思うだろう?

そんな思考を繰り返す中で、私は今の会社に頼りっきりになるのではなく、社外のキャリアも築きたいと思うようになったんです。

そして、社外で自分の居場所をつくるだけでなく、誰かの役に立ち、それが収入にも繋がったらベストだなと。

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すぐには稼げない

しかーし、そんな夢をみるも、副業禁止。

でもそれを理由に行動しないのは損ですね。

だって、そもそも。すぐに稼げるようになんてならないから!
(最初からうまく行ってるひとなんでほんの一握り。最近、副業している人に話を聞きまくって確信)

そして思うに、大前提として、副業より本業。まずは、本業に真面目に取り組むことが大切と思っています。本業を全力でやることで、自分の得意も見えてくるし、経験値も上がる。
そして、やっぱり雇われいる以上、ルールは守らないと。


だから私の場合、副業が解禁になったりとか、キャリアチェンジをしようと決める時のために、蛇口をひねればジャーっと収益がでるように準備をすることが大切だと考えました。(ジャーっていうか、ポタポタの可能性大だけど・・・)


ということで、副業禁止かつワーママの時間制約のある私がやったことはこちらです。(前置きが長くなってしまった)

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「何をして稼ぎたいのか」を考えた

当たり前すぎる!いや、でもこれが一番難しいと思う。ずっと会社員なので。会社員は最低限の資源とミッションは与えられているわけで。もちろん新しいプロジェクトの立ち上げ、企画、実行、みたいなことは会社員の仕事でもあるんだけど、営業であれば売って稼ぐ、本社であれば社員の働く環境の充実化とか、根底のやるべきことは決まっている。副業するって、0からです。(それに値付けも難しい)

とはいうものの、とりあえず考えて、「キャリアコンサルタントとして活動したい。女性支援(特にワーママ)がしたい」というのは決まりました。(だけど、その先が決まっていない)


区役所の子育て支援課に行く

「さて、ワーママ支援、どうやったらできるんかな?」と、考えたときに真っ先に調べようと思ったのは区役所の子育て支援課。私もずいぶんお世話になったので。

子育て支援課は、子育て相談とか、地域の親子のための支援事業を沢山しています。

それに区役所は公的な場所。相談業務はお金を取らないし、イベント関連も無料がほどんどです。

「副業禁止の私にぴったり!」

気が早い私は、さっそく区役所へ。

子育て支援課をウロウロ。優しそうな女性が話しかけてくる。

「何かお探しですか?」
「はい。子育てと仕事の両立に悩むママとかの支援がしたいんですが。」
(唐突感が)

相談にのって欲しい人は来ても、支援をしたいと言ってくる人は少ないようで(当たり前か)驚いた様子。

だけど私の話を真剣に聞いてくれ、子育て支援課の取組みや、相談ブースを案内してくれました。

そして、ボランティアとしてママ向けのセミナーや交流会を開催できるとのこと。


「これだ!」

と思ったのだけど。

開催するには個人としてではなく団体としての主催が条件。そして10人集めないと団体登録ができないという。

「えぇ。。女性支援したい人を10人も集められない」

と言うことで断念。

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自己分析に励む


区役所で撃沈後、キャリアコンサルタント試験で手一杯となり、しばらく何もしない日々。しかし、無事合格後、キャリアコンサルタントの方々と交流する機会も増え、やっぱりこのままではいけない!と、もう一度腰を上げる。そしてこれらをやってみる。

・マインドマップ(難しい)

・ライフラインチャート(眠ってた記憶が蘇ってきて気づきが多い)


・強み・好きなこと、理想の生活などを考える(楽しい)


・副業しているワーママをSNSで調べる(たくさんいて驚く)
・自己啓発系の本を読む(通勤時間や家事しながら)

ここまでは一人でできること。だけど、分かったような分からないような。
ということで、ここからは人にも頼る。

・キャリアコンサルタントに相談する(3回)


・コーチングを受ける(1回)


いろいろ考えたり相談した結果、『出産し、自分に「親」という役割がオンされたことで、一人の女性として大切にしたいこと・チャレンジしたいことが見えなくなってしまい、日々の楽しさを失ってる人を支援したい』という結論に。

そして、私の場合はそんな人たちと『自分も並走したい』のです。


そして、特に妊娠〜産後3年ぐらいの人たちの支援をしたい。産後メンタル崩壊だった私に、地域の方々がほんと~に優しくして出さったことが支えてだったので、そういった活動をしたい!(児童館×キャリコンとか)

これから、変化するかもしれないけど、一旦はそんな感じです。


社会福祉法人、NPO法人など、非営利団体を探す

「区役所がだめなら、非営利団体はどうか?」

そんな考えが頭に浮かんだ私はNPO法人や非営利団体を探しました。


”子育て支援  NPO法人”をネット検索する。

すると1つのNPO法人の目に止まる。

「ママドラフト会議®」という、結婚・出産等をきっかけに退職後、再就職を望む女性たちと企業の出会いの場を提供している団体です

そして、キャリアサポーターを募集していると知って、すぐさま申し込み、代表の方にも連絡してみました。


すると、代表の方からすぐに返事があり個別にお話しできることに。自分の経歴や考えを伝えることができました。そして正式に働きたいママを応援する”キャリアコーチ”として、お手伝いができることになりました。(活動はこれからだけど)


こうやって改めて振返ってみると、結構できることあるんだなぁと思います。本格的な活動はこれからだし、お金にはならないけど、経験として確実に積み上がっていくもの。

自由な時間が沢山あるわけではないから、あれもこれもとは出来ないけど、未来につながる点打ちを継続的にやっていきたいです。

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