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育児と家事の分担が進展したきっかけ

ワーママ歴が1年目たった3年前、転勤が決まりました。と同時に、すごくモヤモヤする出来事がありました。

理由は、転勤が決まってからの1カ月間、息子がインフルエンザとノロウイルスにかかってしまい、私のためにと職場のみんなが計画してくれた送別会に一度も参加できなかったからです。

当時、夫は単身赴任であてにできず。


その部署には5年近くいたので、送別会に参加して、感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。
そして何より復職してから、仕事と子育てに手一杯で飲みに行く機会なんてなかった。数か月ぶりの飲み会!!なのに…


そして、夫にもモヤモヤしていました。
夫は昨年転勤していますが、夫は辞令がでてから転勤するまでの1カ月間、毎日欠かさず送別会に参加していたのです。子供が風邪をひこうが関係なしです。

「送別会を開いてくれる人が沢山いて幸せだね!」
と、夫に対して心穏やかに言えたらよかったのですが、当時は息子が9カ月。

やっと夜泣きから抜け出しつつあったものの、まだまだ大変な0歳児。

やっと寝かしつけた!と思ったら、夫が帰ってくる。
酒臭い夫にイライラ。

退職するんじゃないんだぞ?
会わないといけない人、そんないる?
少しは断れないのか?
誘ってる人たちは子どもが0歳ってこと知らないのか?
なぜ毎夜毎夜ハシゴしてくるのか?

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イライラが止まらない。

でも、せっかく夫は誘って頂いているのだ。夫は好かれてるのだと良いように理解しようと自分をアンガーマネジメント。

私がいつか転勤する時は、私も楽しもう。

なのに、なのに、いざ私が転勤するときにはこのありさま。
息子が病気になるのはしょうがない。

でも!

参加できなくてモヤモヤしてた気持ちは”残念”だったのではなく”悔し”かったのです。感情の矢印が送別会じゃなくて夫だったんです。



私は出産してからずっと夫を羨ましいと思っていたんですよね。

24時間ずっと息子のお世話。大人と話す機会もなければ、外食する機会もない。ひたすら息子を中心に回る生活に心底まいいっていたのです。

私も夫のように、働きたい。(夫は仕事も大変だというが、そんなことは分かっている。でもせめてお昼を一人で食べたり、コーヒーを熱いうちに飲んだり、大人の会話がしたいんだ)

好きで育休を取ったわけではない。本当は、夫にも育休を取ってほしい!

私ばっかり、私ばっかり。

そう思ってきた育休生活があったから、「私の送別会」という堂々と外食できる大義名分を手にいれた私は、やっとおいしいご飯と酒が飲める!と楽しみにしてたんですよね。


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遊びに行くことに後ろめたさを持たない

毎日送別会に行く夫に「毎日飲み会に行けてズルい!」と言うと、夫は「土日は僕が子供のめんどう見るから好きなだけ出かけておいでよ。朝から晩まで出かけて良いよ」と。

それを聞いて、ますますカチンときて。

「平日あなたの帰りが遅いから、土日ぐらい家族一緒で過ごしたほうがいいと思ってるのに。その気持ちが分からないのか!」

乳児を育てているママが飲み会に行くなんて。土日に1日家をあけるなんて。と思っている自分がいました。

でも、一方で私は夫のことをズルいと思っている。なんか思ってることと言ってること違うなって気づいたんです。


結局、変われるのは自分だけ
それ以来、飲みにいきたいとか出かけるとか、正直に言うようになりました。

そして、送別会事件から1年後、私は時短勤務をやめました。
私が早く帰宅して、夫が帰宅するまで1人で面倒を見る。それはしょうがないことと思っていました。

でも本心はそうじゃない。

「次年度からは時短勤務を辞めようと思う。会社の昇格も諦めたくないし仕事がもっとしたいから。だから、あなたも働き方改革してほしい。」

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これがきっかけで、我が家の家庭内の分担は少しずつ平等に。

あの送別会がなければ、今も私ばっかり!と言いながら、時短勤務をしていたのかも。

本心に向き合い、気持ちを言うって大切ですね。



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