「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ。」 とは闇金ウシジマくんの名言である。 異論もなければ、反論もない。 その通りである。 将棋の藤井聡太さんは、今や1億円プレーヤー。 お金に対する感覚はどうだろう。 僕と同じだ。 自販機で飲み物は買わない。 コンビニも高いから使わない。 買ったとしてもスーパーである。 何でこんな当たり前のことがニュースになるのか。 おそらく自販機で飲み物を買うことを躊躇しない人が多いのだ。 僕の家の近くにはスーパーがある。 スーパーの入り口付近
なにもない心地よさ 毎朝毎朝、家事をする。 家事は生きてる限り続く労働である。 労働と言うと気が重くなるが、そうでもない。 働いた後に待ってるひとときが楽しみだからだ。 8時頃から始めて、9時半には終了。 ほっと一息つきながらのコーヒータイム。 コーヒーのお供は手作りの発酵あんこだ。 ぼんやりと眺めるのは掃除で清められた床。 赤松の無垢板である。 板に塗られた濃い赤茶色が白い漆喰に映える。 季節や時間によって日の差し込み方が変わる。 自然ならではの面白さだ。 部屋には
ゆる、とはいえミニマリストなので、滅多に服は買わない。 ただ、無印良品には足を運ぶことが多いので、存在は知っていた。 見たことも、触ったことも、当ててみたこともある。 いいなあ、と思っていたのは紳士ヘンプ混長袖シャツだ。 定価は3,990円。 現在(8/13)SALE品となり、2,990円で販売されている。 買わなかったのには理由がある。 クローゼットに並ぶだけしか服は持たない。 普段使いに2,990円は少し高い。 すでに似たような服を持っている。 といったところか。
未来のためにできること それは、発酵あんこの素晴らしさを多くの人に伝えることだ。 そのためにnoteの記事で発信したい。 「発酵あんこ」って何だ? まずは材料を紹介する。 ・小豆 250g ・米麹 250g ・水 900ml ・塩 3g たったこれだけ。シンプルの極みである。 次は作り方。 材料は少ないが、僕のレシピではホットクック(調理器具)が必要になる。 ①小豆を水で軽く洗う。 ②ホットクックの釜に小豆と水を入れて、つぶあんモードでスタートする。 ③煮上が
定年後に働くか、働かないか。 もちろん個人の自由である。 ただし、働かないなら相応の準備が必要だ。 働かないと決めたところで先立つものは必要だから。 つい最近まで、老後に必要な資金は2000万円だった。 ところが令和になり、4000万円という金額も叫ばれているらしい。 いかりや長介を気取って「だめだこりゃ」と言ったところで、現実は変わらない。生きている以上は生きるしかないのである。 老後資金と言っても同じではない。 2000万円という人もいれば4000万円という人もいるだ
あれから半年、毎日食べ続けている。 前作「試行錯誤でたどり着いた美味しい発酵あんこの作り方と食べ方(その1)」を書いたのが3月。 その時点で1ヵ月間、食べ続けていた。 そのまま半年が過ぎたのである。 発酵あんこのレシピは変わらない。 食べる時間帯も変わらない。 食べる量も変わらない。 一緒に食べる人も変わらない。 そして、美味しさも変わらないのだ。 知れば知るほど、発酵あんこの素晴らしさを知る。 小麦粉を使わない。 油を使わない。 砂糖を使わない。 乳製品を使わない。 そ
第1話 なんでもバスケット 今日は、朝から雨が降っていた。 外で遊べない昼休み。 教室で「なんでもバスケット」をやることにした。 ご存知のとおり、「フルーツバスケット」の拡大版である。 フルーツに限らず、何を言っても許されるのだ。 例えば、 「朝ごはんを食べてきた人!」 「ネコが好きな人!」 「ゲームを持っている人!」 といった具合である。 さて、本日の珠玉の一言。 上履きを忘れてしまい、レンタルサンダルを履いたナオヤ君。 「上履きを履いている人!」 言った本人以外は
第1話 スニーカー 新しいスニーカーを履いたマコト君。 いきなりワニキに、 「先生、見て!」 そう、子どもは「見て!」とすぐに言うのだ。 そして、その一言が自慢にもなっている。 子どもの自慢したい気持ちがわかるワニキ。 そこはすかさず、 「いいねえ。かっこいいよ。先生も欲しいなあ。」 と答えた。 翌日のこと。 なんとなくむず痒いような顔のマコト君。 「先生、なんか足が変・・・」 それは大変とばかりに足の様子を確認すると、 左右反対に履いていた。 新しい靴のつま先に「右
第1話 おなら まずは状況説明から。 朝会時にワニキの学級が並ぶ場所は、中央寄りである。 したがって、全校児童の外側から遠巻きにして子ども達の様子を見ることになる。 事件は朝会で起こった。 校長先生の話の最中である。 ススム君の周辺が騒がしい。 様子から察するに、どうやらススム君が「おなら」をしたらしい。 注意をしようにも、遠巻きに見ているので近づけない。 かすかに聞こえる声に耳を傾けてみると、 「ちょっと待ってよ。」 「おいおい。」 「ククククッ」 「聞こえたぞ。」
第1話 いつ、どこで、だれが、どうしたって? このところ雨模様である。 当然のことながら、子ども達も室内で過ごすことになる。 何をして遊んでいるか? 最近の流行りは、いつ、どこで、だれが、どうしたゲームである。 言わずと知れた古典的ゲーム。 小さな紙切れに、 いつ、起きたのか。 どこで、起きたのか。 だれが、起こしたのか。 そして、どうしたのかを書くのである。 その小さな紙切れを集め、バラバラに組み合わせて読み上げる。 この時ばかりは、シーンとなるからおもしろい。 固唾
第1話 髪の毛の通し番号 先日のこと、きれいにそうじを終えた廊下担当のタカシ君が私のところにやってきた。 「先生、廊下そうじが終わりました。チェック、点検をお願いします。」 「よし、わかった。」 と返事をし、タカシ君と一緒に廊下を見回っていると、廊下に一本の毛が・・・ すると、タカシ君が髪の毛を拾い上げ、一言。 「あれ、なんだか、この髪の毛赤っぽいなあ。先生の髪の毛じゃないかな。」 近くにいた友だちにも同意を求める。 「どう?そう思わない。」 「ああ、そういえば、先生の髪の
第1話 血液型は? クイズ係のリカちゃんにプロフィールを書くように頼まれた。 聞くところによると「これは誰だ!クイズ」というのをやるらしい。 名前、生年月日、と快調に書き進めていき、血液型という欄にきた。 ワニキの横で見ていたリカちゃんの前で 「大型」 と書いた。 (ちなみにワニキの身長は178cm) それを見たリカちゃん、目を丸くして近くにいた友達のところに駆け寄った。 どうやら、 「大型じゃないよね、O型だよね。血液型って英語で書くんだよね。」 と確認しているらしい。
第1話 並べ方と組み合わせ方 突然ですが、かつて6年生を担任していた時のことを思い出しました。 それは算数の時間の出来事でした。 「並べ方と組み合わせ方」の授業。 並べ方は何通りあるかを問う場面。 心優しいワニキは、まず間違いなく正解を答えられる場面を設定。 端から順番に当てていく。 「1問目、佐藤さん、何通り?」 「3通り。」 「正解!」 「2問目、鈴木さん、何通り?」 「4通り。」 「正解!」 「3問目、田中さん、何通り?」 「6通り。」 「その通り!」 「シ
第1話 ごはんですよ 今日の給食。 子どもたちの会話がおもしろい。 メニューには「海苔の佃煮」とある。 長方形のビニールにパックされた状態で登場した。 チビッ子はメニューなど細かく見ていないため、見たままを口々につぶやく。 「あっチョコクリームだ!」 「おいしそう。これ、甘いよね。」 ワニキの心のつぶやき・・・ 「今日はパンじゃないぞ。ごはんにチョコクリームって可笑しくないかい?」 さらに逆バージョンで、こんなこともある。 例えば以前の給食。 メニューには「パイナップ
第1話 誰にだってお誕生日 なぜか授業中に誕生日の話になった。 「先生!生まれたのは、いつ?」 と聞かれた。 「3月3日だよ。男だけど女の子の日だね。」 すると突然、教室の前の方から 「あっ!」 という女の子の叫び声。 続けて口から出た言葉が、 「うちの犬と同じだ!」 「な、何?」 たじろぐワニキに追い打ちをかけて、別の女の子が 「あたしんちの犬も3月3日。」 ・・・・・・。 いや、私も犬が嫌いな訳ではない。 誰にだって誕生日はある。 そう、「誰にだってお誕生日」とい
第1話 君も修行をしたか? 5時間目はプールであった。 本当なら水泳というのが正しい。 しかし、子ども達はプールという。 「プール」という言葉が「プールに入る」という意味もかねているのだ。 昔から変わらぬ、先生と子どもの会話。 「先生!今日、プールある?」 「プールなら、いつでもあるよ。」 「そうじゃなくって、入れるかってことっ!」 「なあんだ。」 と、とぼけてみせる。 いつの時代も子どもたちはプールが大好きである。 (大好きなのはプールじゃなくて水泳だろ!と自ら突っ込