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死んでしまった両親だけでは暮らせないと痛感した事件の話

こんにちは! 猿田信司です。


母が認知症になったと思ったら、
今度は、父親がパーキンソン病になる
という地獄のような状況になってしまいました。

それでも、入れる老人ホームが見つからず、
両親だけで住んでもらうしかない、
八方ふさがりの状況でした。

そんな中でも、ヘルパーさんに助けてもらいつつ、
なんとか両親だけで生活していました。

朝に来た緊急事態

とある平日の朝、8時ころに、珍しく
ヘルパーさんから電話がかかってきました。

私は、会社に向かっている最中でした。

「どうしたんだろう?」と思い、
電話に出てみました。

すると、ヘルパーさんから
「緊急事態だから大至急来てください」
と言われました。

ヘルパーさんも、かなり焦っているようで、
何が起こっているのかは、
さっぱりわかりません。

とりあえず、会社は休んで、
実家に向かうことにしました。

あわてて、家に帰り、着替えて、
車で実家に向かいました。

実家に着くと

高速道路をかっとばして、
9時半ころには、実家に着きました。

実家に入ると、そこはかとなくクサい臭いが・・・

具体的に言うと、ウ○コの臭いがしていました。


私が着いた時には、
ケアマネージャーさんも来ていました。

ヘルパーさんから、連絡があったようです。

この段階でも、私は何が起こったのかが、
さっぱりわかりません。


とりあえず、死んだとか、ケガをした
とかいうことでは無いようです。

ヘルパーさんは、本来の仕事をしていたので、
ケアマネージャーさんに話を聞きました。

そこで、やっと緊急事態の内容がわかりました。

緊急事態の内容

おそらくですが、夜、トイレに行こうとした父が、
パーキンソン病なので、トイレに着く直前で
倒れてしまった。

そのまま、自分で起き上がることができず、
母も認知症のため、父が倒れていることに
気付かなかったようで、ヘルパーさんが来る朝まで、
そのままだったそうです。


それだけではなく、父は倒れたまま、
ウ○コを漏らしていました。

実家に入った時に、臭ったのは、これでした。


発見したヘルパーさん一人では、
どうすることもできなかったので、
私とケアマネージャーさんに
連絡したんだそうです。

私よりも早く着いた、ケアマネージャーさんと二人で、
父を着替えさせ、ベッドまで運び、
ウ○コの処理もしてくれたようです。

さすがの、ケアマネージャーさんも、
ちょっと怒り気味でした。


さすがに、私も、このまま
両親だけで生活することは、
ものすごく危ないことだとわかりました。

また、同じことが起こらないとも限らない。

もう、こんなことは起こしてはいけない。


ケアマネージャーさんも、同じことを思ったようで、
何とかしないといけないと、話し合いました。

とは言え、当時から老人ホームは
どこも満員で、順番待ちの状況でした。

特別養護老人ホームに入れることに

私は、実家の近くで考えていましたが、
「もう場所はどこでもいいので、
入れる老人ホームを探してください」と
ケアマネージャーさんにお願いしました。

それから、ケアマネージャーさんも、
かなり真剣に探してくれて、ひと月ほどで、
かなり遠い場所ではあるんですが、
老人ホームを見つけてくれました。

それも、両親が同時に入れる、
特別養護老人ホーム、「特養」と
言われている老人ホームでした。

その老人ホームでは、気を使ってくれたのか、
両親を2人1部屋にしてくれました。

私自身も、行ったことのないところで、
田んぼだらけの、かなりの田舎でしたが、
両親をやっと老人ホームに入れてあげられました。

やっと、これで一安心かとも思ったんですが、
ここからまた、いろんなことがありました。

その時あった、いろんなことは、
別の機会にお話しさせてください。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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