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2020.3.29 雪!

予報どおり、雪!
うちの市には大雪警報発令中。
寒い…暖房にまた電気代がかさむかな?


自宅療養、と決めてからもう3ヶ月。ずっと家に居るとあれこれ考えたり、思い出したりしてしまう。
後悔したり、涙が出たり、罪悪感で苦しくなったり……そんなことを繰り返すうちに、
「過去を振り返るのは良いが、後悔や罪悪感は自己満足の為、これからの為にはならない」
と思えてきた。

自分の思いだけにフォーカスしていると、視野が狭くなる。自分のことは後回しに…という方向に考えが傾くと、必ず娘が、
「おかあさん、おかあさん自身の気持ちはどうなの?」
と訊いてくる。ハッとする。

昨夜も娘と話していると、
「まず自分が幸せじゃないとね〜だから今の私には余力が無いから、わるいけど他人のお世話はしてられない。元気になって余裕が出来たら誰かに何かお手伝いできればいいと思ってる」
と言う。

まだ時に不調の時は不穏な様子を見せる娘だが、考え方は私よりしっかりしている。しっかりしているからこそ、どうにもならない体と感情に焦りや苛立ちを感じるのだろうけど。
昨夜遅くまでおしゃべりをしたから、今まだ眠っている娘。少し気持ちが前向きになれた今の時間がありがたい。



今朝ふと、私が高校の時の英語の先生を思い出した。
何故かいつもジョン・レノンの曲をカセットテープで(時代だな)聴かせてくれて、自分の思いを話すこともなく淡々と訳を教えてくれた。
ビートルズやジョン・レノンは知っていたが私たちの世代ではなかったので、歌詞の意味までは知らなかったので、へぇ〜そんな意味なんだ〜と思っていただけだった十代。
よく覚えているのは『イマジン』
♪想像してごらん…天国もない 地獄もない…国もなく…殺したり死んだりする理由もない…世界はひとつになる…♪

今思えば、あんなにメッセージ性の強いアーティストに思い入れが無いはずはなく、何か思うところがあったはずなのに、あの先生は若い私たちに何も押し付けがましいことは言わなかったなぁ。それなのに数十年経った今、ふと思い出す。記憶の奥底に残ってる。すごいなぁ。
押し付けない、ただ提示するだけ。感性の選択肢を増やしてくれていたのかな。もはや先生の意図はわからないけれど。

私はそんなふうに娘と向き合ってきただろうか。
職場の子どもたちと向き合ってきただろうか。

やっぱりいろんな事を考えてしまう雪の朝。