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日本人なら知っておきたい「お正月」の過ごし方とは?(前編)ー先生のための『和の国・日本国』講座㊳ー

こんばんは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回は、

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

「お正月」に焦点を当て、

「お正月」とはそもそも何か?

「お正月」はなぜめでたいのか?

「お正月」はどのように過ごせばよいのか?

などの視点から、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



【今日の内容】
日本人なら知っておきたい「お正月」の過ごし方(前編)~先生のための『和の国・日本国』講座㊳〜 

1)そもそも「お正月」って何?
2)「はじめよければ、すべてよし」
3)「日付」はいつ変わるのか?



1)そもそも「お正月」って何?



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いよいよ2020年もあとわずかになりました。


今年は

まさに『変革の年』だったのではないでしょうか?


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学校現場も

感染症対策や

教育課程の見直し

授業のあり方など

大きく考えることができた年でした。


また、

仕事内容が見直され

時間にゆとりを持つことができ

自分のやりたかったことに時間を割き、

活動も広げることができました。


3月から

新しいことばかりで

本当にあっという間だったなと思います。



さて、

いよいよ年始。


「お正月」と呼ばれていますが、



「お正月」とはいったいどのようなものなのでしょうか?



一応

「1年のはじまり」

ですよね!


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あるところを起点と決め、

地球が太陽のまわりを一周してきて

戻ってきただけ

(正確には少しずれているのですが…)


なのに


なぜ、みんなで「おめでたい!」と言い合うのでしょうか?



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「お正月」と言えば、

日本人が一番

「やっぱり日本の文化は大切だよね!」と認識する機会です。

そして、


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身の回りの物が全部日本的なもので固められますよね!



年末の日本の文化は本当に不思議なものです。


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12月25日はクリスマス。

恋人だけではなく

子供からお年寄りまでが盛り上がる

ヨーロッパのイベントですよね。


街中のお店は「クリスマス」一色!


ですが、、、、、、


クリスマスが終われば一気に片づけられ、


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今度は、

日本の文化が薫る「お正月」の装飾に早変わりします!


これは、

世界的にみてもかなり珍しいことなんです!!


ヨーロッパやアメリカでは、

クリスマス装飾が片づけられた後は、

出すものは何もありません。

1月1日の元日を迎えたら、

2日からは普通に仕事です。


メインは「クリスマス」

「ハッピーニューイヤー」はおまけみたいなものなんだそうです。



ですが、

日本はどうでしょう。


「盆暮れ正月」


と言われるように

「三が日」があり

職種によりますが、

だいたい4・5日はお休みになります。


日本人は「お正月」を大変大切にするわけです。


年末になり、

「お正月」に近づくにつれて

今年一年間を振り返って

来年一年をどのように過ごそうか?

いろんなことを考えて、

身が引き締まる感じになりますよね!


よくよく考えると、

12月31日から1月1日と

日を一日またいだだけなのに


なぜ日本人は「お正月」を大切にしているのでしょうか?




2)「はじめよければ、すべてよし」



お正月を知る上で大切なキーワード


それが、


「はじめよければ、すべてよし」


です。


年のはじめをどのようにするか?

これを大切にして運気を高めること。

そしてそのまま一年を過ごせば、

一年間がすてきな年になる。


これを象徴している言葉があります。


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「一年の計は元旦にあり」


一度は耳にしたことがありますよね!


正月の過ごし方で

一年の過ごし方が決まる。


大きなことではないですか?


ちなみに、

「正月」というと

三が日など、一部の特定の期間のことを

想像しますが、



もともとの意味の「正月」


『1月いっぱい』のことを指します。


正月一日。

正月十五日。

などと数えていたんです。


また、


みなさんは「元日」と「元旦」の違いを知っていますか?


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「元旦」とは、一月一日の日の出の時間のこと


です。

だから、元旦の夕方とは言いません。


「元日」は、一月一日いっぱいのこと


を指します。



話を戻します。


でも、

なかなか1月いっぱい

いい状態で過ごそうとすることは難しいかもしれませんよね。


そこで、

目安となるのが


『1月15日』


です。


これを「小正月」と言います。


正月行事がすべて終わるのが『1月15日』になるので

「小正月」と呼ばれています。


そのため、

まずは3日間(三が日)。

少し頑張って7日間(七草粥という言葉がありますよね!)。

もうちょっと頑張って15日間。

頑張って一カ月間。


お正月のいい状態を保つことで

2021年がすてきな一年になるかもしれません!!




3)「日付」はいつ変わるのか?



12月31日は「大晦日」。

1年の最後の日です。


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いつもは早くお休みになる方も

この日だけは遅くまで夜更かしをして、

今か今かと日付を越えるのを待ちます。



ところで。


日付が変わるのはいつでしょうか?



え?

いきなりなに?


普通に深夜0時越えたらじゃないの?


と思われた方もいらっしゃると思いますが、


実は、

「深夜0時を越えたら日付が変わる」という発想は

西洋から入ってきた発想なんです。



では、


もともと日本では日付が変わるのはいつだったのでしょうか?



少し考えてみてください。


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江戸時代。


夜の12時はどうやって計っていたのでしょう?


冬はだいたい4時過ぎには日が沈み暗くなってきます。

それから、5.6.7.8.9.10.11.。。


と時間をどのように計るのでしょうか?


当時、時計はありません。



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みなさんは、

『一分間ゲーム』を知っていますか?


一人だけが時計を持ち、

1分ちょうどに手を挙げて競う遊びです。


このゲーム。

子供とよく遊ぶのですが、

これがなかなか合わないんです(笑)


1分間でも難しいのに

6時間も7時間も合わせるなんて至難の業ですよね(笑)


深夜0時に日付が変わることを

昔の人たちが見極めることはできません。



では、


昔の日本人は、
どのようにして「日付が変わったこと」を見とっていたのでしょうか?


 答えは、


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「太陽が沈み、完全に暗くなったとき」


です!!


つまり、

12月31日。

日没を迎えたら、

1月1日!!


昔であれば、

もう「お正月」ですよ!(笑)


「あけましておめでとうございます!!」(笑)



よく、


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『年越しそば』を食べますよね?


あれっていつ食べるのかと言うと

大晦日の日暮れですよ!!


大晦日の夕食にお蕎麦はいかがですか?!(笑)


また、


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今年の福男を決めるレースがありますよね?


大晦日の夜に

神社に集い、0時にダッシュでお宮を目指します。


また、


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『初詣』


めちゃめっちゃ混みませんか?

行くのだけでも大変ですよね?


でも、

日付は、日没に変わります。


大晦日の夜に参拝すれば空いていますし、

独占することができます!


これで『初詣』も完璧です!!(笑)



このように、

古来より日本では、

正確な時計はなかったので

「暗くなったら日付は変わりはじめる」とされてきました。


昼は、『人間の活動時間』

夜は、『神々の時間』

とされてきました。


現在は、


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夜でも灯りがともされていますが、


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本来、真っ暗で人間が外に出て活動する時間ではないんですね。


昼は、『人間が活動する穢れた時間』

夜は、『神々の時間』


そのため、


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神社の大切な神事は夜に行いますよね!!


11月23日の「神嘗祭」。

天皇陛下は、午後6時からの2時間。

夜の11時から深夜1時まで。

この時間に2回お祀りをされました。


だから、

今は『神々の時間』なんです!!


そのため、

『神の時間』から一日は始まります。


私たちが一般的に考えている大晦日の夜は

実は「元日の明け方」なわけなんです!!


だから、

今すぐに年越しそばを食べて、

神社に参拝して初詣を済ませる!!


みなさん!

今すぐ行動しましょう!

これで完璧です!


ぜひ、実践してみてはいかがでしょうか?




次回の記事で、

「お正月」の本質である

「正月はなぜめでたいのか?」の謎

迫っていきたいと思います。




これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。


しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。


じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、

きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。


一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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