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日本古来の文化である「神社」とは何か?(中編)ー先生のための『和の国・日本国』講座㊷ー

おはようございます。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回も引き続き、

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

「神社」に焦点を当て、

「神社」と「お寺」の違いとは?

「神社」とは何か?

「神社参拝」はどのようにするの?

「神宮」とは何か?

などの視点から、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



【今日の内容】
日本古来の文化である「神社」とは何か?(中編)~先生のための『和の国・日本国』講座㊷〜 

1)「神社参拝」ってどのようにするの?
2)「柏手」で手をずらす理由とは?
3)「神社参拝」の楽しみ方とは?



前回の記事では、

「神社」と「お寺」の違い

そもそも「神社」とは何か?

全国に「神社」はどのくらいあるのか?

「神社」はどのような仕組みになっているのか?

についてお話してきました。


今回は、

「神社参拝」の方法

「神社参拝」の楽しみ方について

お話していきたいと思います。



1)「神社参拝」ってどのようにするの?



令和2年は、なかなか難しかったかもしれませんが、

一年に1回は「神社」に参拝したことがある!

という方はおそらくたくさんおられるのではないでしょうか?


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ちなみに、

僕は「神社」の建物の荘厳さと美しさ

樹齢何千年の木々がいくつもどんと構え

思わず目を閉じて息を深くしたくなるような空気感

すごく好きで

一年間に何十社と参拝に行きます!!


皆さんは、


「神社参拝」の方法をご存じですか?


学校で習ったでもなく

家で丁寧に教えてもらったわけでもなく

神社に行ってみて

なんとなく

それとなく

行っている方が多いのではないでしょうか?


今回は、

正しい「神社参拝」を学んで

神様に無礼がないように参拝できるようになってみませんか?


それでは、はじめましょう!!



⑴『鳥居』の前で一礼して左足からくぐるようにしましょう!


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そもそも

「神社参拝」とは、
イメージとしては「神様のご自宅訪問」という感じです。


神様に失礼のないように入るようにします。


まず、

入り口にあるのが『鳥居』です。


『鳥居』とは、
「ここから先は神域ですよ!」という一種の門のようなかたちで
区切られている


んです。


必ず、一礼してから通るようにしましょう。


そして、

神様に近いところからいきなり入るのは失礼なので

左足(外側の足)からくぐるようにします。


⑵『参道』は左側を通るようにしましょう!


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『鳥居』をくぐると『参道』があります。


『参道』の真ん中は絶対に通ってはいけません!!


『参道』の真ん中は、
神様が通る「正中」という見えない道


なので

必ず「左側」の際を通るようにしましょう!


なぜ、「左側」なのかと言うと、

神様から見て左側というのは尊い側。

神様から見て右側というのが下なので

だから下の方を歩くために

わたしたちは「左側」を通るようにするのです。


⑶『手水舎』で身を清めましょう!


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そして、次に来るのが『手水舎』です。


神様の社殿に行く前に、

身を清めます。


本来ならば、

全身沐浴して清めたいところなのですが、

全員がそうしてしまうと大混乱になってしまいます。


そのため、


『手水舎』では、
一番汚い「手」と「口」を清めて、
身も心も綺麗になって神様に会いに行くのです。


柄杓を使う方法は、

下のイラストが分かりやすいので

参考にしてください!


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⑷『拝殿』の作法は正確に行いましょう!


『手水舎』で身も心も清めた後は、

神社の由緒書きなどの立て札を確認して、

神社のご祭神や由来を確認しましょう!


神様がどのような神様なのかを

参拝の前に知っておくことが重要です!!


そして、


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いよいよ『拝殿』です!


社殿に立ち、

軽く会釈します。


そして、

下のイラストのようにします。


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そして、最後に

軽く会釈をしましょう。


ちなみに


「お賽銭はいくら入れればよいでしょうか?」


と聞かれることがあります。


皆さんは、いくら入れますか?


「ご縁がありますように」だから「5円」や

とりあえず「100円くらいかな?」などをお考えの方も

おられると思いますが、

いくらでも大丈夫です!


が、、、


先ほども申し上げたように

「神社参拝」とは、

『神様のご自宅訪問』と言うお話をしました。


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皆さんは、

お正月などで、菓子折りを持っていく時、

5円の物を持っていきますか?

100円の物を持っていくでしょうか?


行かないですよね。


神様も同じです。

5円や100円ではなく、

お札などを入れて気持ちを込めてみるのもいいかもしれませんね。。。


これで

皆さんも「神社参拝」はばっちりです!!




2)「柏手」で手をずらす理由とは?



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神社で参拝するときには


「二礼二拍手一礼」


をしますが、


この『二拍手』のとき、


両手を合わせた後に

右手を左手の第二関節まで少し下げてから

二拍手します。


なぜ、このようなことをするのでしょうか?


もちろん。

少しずらすとよく音が鳴るということも

あるかもしれませんが、

本質ではありません。


それは、

「神社」がどのような場所か?が分かれば

すっと府に落ちると思います。


大切なことは「神社」の前では、

自分が素直になれることだと思います。

誰も神様の前では嘘はつかないですよね?


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日本人は、昔からこのように言いました。


「お天道(天照大御神)様が見ている」


人生のどんな状況であっても

神様が必ず見ている。

見守ってくださっているということへの感謝の心。


「神社」

『何かをお願いする場所』だと思ってはいけません。


「神社」とは、
『これからの人生を決意する場所』だと僕は思います。


「〇〇するので見守っていてください。」

という気持ちです。


そしてこのことは「神社参拝」の本質でもあります。


なぜ、左手を上げて右手を少し下げるのか?


「霊(ひ)=左手」を上にする

それは、


「参拝」とは、
「自分の魂である霊(ひ)」と
そもそも霊体である神様との対話だから


です。


神様と対話するのは、

自分の霊(ひ)であって身(み)ではないので、

「身(み)=右手」を少し引くのです。


「神社参拝」には、

1000年以上前から受け継がれてきた

先人たちの大切な伝統文化が含まれているのです。




3)「神社参拝」の楽しみ方とは?



「神社」の境内には、

さまざまな面白いものがたくさんあります!


① 境内にいる『様々な動物たち』


例えば、


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『狛犬』


『狛犬』は神の使いであり、

「魔除け」の意味があります。


『狛犬』は、架空の生き物だと言われていて

獅子に似たような感じでしょうか?

表情豊かで、

猛々しかったり

ゆるキャラのようだったり

前足のところに子どもの狛犬がいたり

鞠を抱えていたり…


「神社」には、

『狛犬』のほかにも、


『狐』『猿』『兎』『亀』などの

動物もいることはご存じでしょうか?


探してみると面白いかもしれませんね!


② 様々な形の『鳥居』


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「神社」の入り口である『鳥居』。


じつは、この『鳥居』もたくさんの種類があること

ご存じでしょうか?


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『鳥居』というと

このように左右がまっすぐなものもありますが、


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このように左右が少し沿っている『鳥居』があるんです!


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左右がまっすぐな『鳥居』のことを「神明鳥居」
左右が沿っている『鳥居』のことを「明神鳥居」


と言います!


他にも、


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こんな『鳥居』


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こんな『鳥居』


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こんな『鳥居』もあるんです!!




このように「形」もそうですが、

「大きさ」「素材(木・石・金属など)」「色」も様々!!


参拝の時には、

ぜひ『鳥居』にも着目すると面白いかもしれませんね!!


③ 『拝殿』の屋根の形


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『拝殿』で着目するのが

「千木」「鰹木」です!!


これらに着目することで

その神社の神様が

「男神」なのか「女神」なのか?が分かるんです!!


まず、

「千木」は、


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千木が「外削ぎ」だったら「男神」
千木が「内削ぎ」だったら「女神」


と言われています。


また、


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鰹木の本数が「奇数」だったら「男神」
鰹木の本数が「偶数」だったら「女神」


だとも言われています。



このほかにも


『御朱印集め』


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『ご神木』


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にも触れてみると

不思議な力を感じられて面白いかもしれません!


このように、

「神社」には魅力がたくさん!!


正しい「参拝方法」

「神社」の魅力

を知ったら、行ってみたくなりませんか?


まずは、

自分のお家の近くの「神社」(氏神様)に

ご参拝していただいて


確認してみてくださいね!!



次回の記事では、

「神社」の中心である「神宮」とはなにか?

についてお話しさせていただきたいと思います。



これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。


しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。


じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、

きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。


一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。


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