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コーカイ日記22

6/21
晴れ。30℃。
言葉が脳内を堂々巡りしている状態が続き疲れてしまった。発語するなり書きつけるなりして排泄してやらないと言葉の便秘になる。汚い表現かもしれないが、僕には一番しっくりくる。生理的なものでない、大脳が発達しすぎた故の過剰なモノとしての言葉/言語を、動物的次元にあえて還元して捉えるという捻れ。言葉は本当に脳内を巡っているのかという問題もある。どちらかと言うと血液のごとく体内を巡っているのかもしれない。そうすると身体と言葉の連続性が浮上する。生命活動に紐づいた言葉の流れ。個体の排泄物としての言葉。そうしたものを自身を精査しながらひとつずつ拾い上げていくと何かの形ができあがる。そういうのが面白くて詩を書いている。僕の詩のリズムは僕の生のリズムだ。不恰好な点も含めて。了。

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