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向山洋一先生から学ぶ

『教師の仕事 365日の法則』
向山洋一・前田康裕 著

○クラス作りは最初の3日
1年間動いていくシステムやルールを作る

◎システムを作るためには…教師が1週間休んだことをイメージして、「誰が何をするのか」メモに書き出す。→子どもにも分かるように文書化
(例)朝、窓を開けるのは?給食当番は誰がどうやる?授業が始まるまで声をかけるのは?

○学級を組織するとは、「班・係・当番」といった組織を作り、それらが活動する内容(何をするか)や、時間(いつするか)を明確にすること。
そして、定期的に評価するシステムを作ること。
◎組織の定義
・班→集団形成の基本的場(班学習、班遊び)
・係→文化、スポーツ、レクリエーションが基
       本。希望制。
・当番→一人一役。
◎「評価する」とは…宿題、活動、当番など全てにおいて教師が褒める機会を設ける。評価しないと、不公平感を生み出す。
(例)毎日の帰りの会の内、週に一度は、「係からの報告」の日にするなど。教師も質問したり、褒めたりする。

○「やらないを叱る」より、「やるを褒める」

○楽しい活動を設定する。
週に一時間、あるいは週に一回10分だけでも。または、遠足などの行事。
こういった活動を思い切り楽しいものにするために、学級会等を通じて子どもに意見を出させる。

○いじめは闘い。教師の気迫や怒りを見せる。
お説教よりも、イジメの場面を抉り出し、問い詰めること。

①小さな差別を見逃さず取り上げる。(机を離す、見た目を揶揄する言葉など)
②こんなことは許さないという気迫を持って子どもに問う。誤魔化させない。中途半端に終わらせない。そして、短く叱る。(なぜしたのか?私は、こういうことが大嫌い。など)

状況に応じて、
③差別を批判する時は、子ども集団を味方につけて行う。(〜したことをどう思うか、子ども一人一人に問う、全体に問いかけ手を挙げさせるなど)
④それでも反抗的な場合は、ここまでするのか?と子どもに思わせる。
(例)保護者に連絡します。校長先生にお話します。など
⑤問い詰められて反省した子への後フォロー

○教師の方針は前もって全員に徹底。適用にあたっては断固とした姿勢で。

○小さなトラブルはその場で解決
①みんなの前でする(状況に応じて)
②納得できるように。一方だけを100%責めない。
③時間は短く

○「いじめ」をした子の心に、痛みを生じさせることを通して、いじめをしない教育をしていく。

○教師から上手に挨拶をする。

○子どもを理解するとは、「子どもが自分自身のことをどのように思っているか」を理解するということ。

○話は30秒以内に。自分で録音して一日一時間は聞いてみる。

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