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君なりに精一杯やってる

年度末、子どもたちが落ち着かない。
今までの指導の積み重ねが3月に出るという。
行事が立て込んでいて自分自身の余裕もない。
余裕が無くて強く言ってしまう。
強く言うから反発を食らう。
更に強い指導をする。…悪循環。
毎日毎日、後悔ばかり。

子どもたちの意見に頭ごなしでダメだと言ってしまっていたな。
「楽しそう!」って笑って共感してあげれば良かった。
できない時は子どもが納得できるように理由まで考えて伝えてあげればよかった。
手放しに「何でもやろう!」は無理だけど、人が傷つかないやり方を提案するとか、やるためにクリアしなきゃいけない条件を提示するとかすれば良かった。
話を聞いてくれる人の言うことは聞くものだ。
この人に話せば何とかしてくれるって思わせたかった。

「皆で」は「全員で」という意識が足りなかった。
「皆でやろう!」なんて軽々しく言って、手立てが足りなかったな。
全員が参加できる授業。
全員が楽しめる活動。
全員が守るルール作り。
そのために、「あの子は参加できるかな。」「この子はここにつまづくかも。」って一人一人の子どもの実態から想定することができてなかった。
結局、「"できる人"  皆で」になっていたな。
全員に一律のことを強制したいという訳ではなくて、「誰一人として取り残さない」という配慮が足りなかった。
ああああ思いやりの心が無い自分が嫌だー!!!!

でも、先生だって人間だから、
完璧じゃない。
特に、私は至らないところが人より多い。
自分でも、どうしたらまともに学級を纏められるのか未だに分からない。
私のことは私が一番知りたい。
だから、藻掻いている。
辛くとも、この道を選んだのは自分。
乗り越えていくのも自分。
後悔の中に学びはある。
問題を未然に防ぐのが理想だけど、起こってしまったことから、繰り返さないための方法を学んでいくことが大切。
例え亀の歩みだとしても、いつか報われる日が来ると信じて。

まあ、「心無いって思える時点で心有るでしょう。」と開き直れるほど図太くはなれた。
私なりに精一杯やってる。
同じように、きっと世の中の人みんな、精一杯生きてる。




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