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想いを言語化すれば人生は変わる

はじめに

本書を読んだ感想を一言で言うと「想いを言語化すれば人生は変わる」と言えると感じました。

ですので、本記事のタイトルを決めました。

まずはじめに樺沢先生等の調査では約4人うち3人は何かしらの悩みを抱えて日々生活を送っています。

見方を変えれば、残り25%は悩みなく暮らしている人がいることになります。

私は残念ながら25%の人間ではありません。

しかし、無理に25%の人間にならなくても、悩みを抱えながら、生きていても、前向きに生きている人間がいることをアピールしたと思います。

それはもちろん「私」のことです。

私が本書を読んで共感した悩みを”解消”する軸があると考えます。

それは…①「悩み」⇛②「悩みの言語化(悩みを細分化するのが肝)」⇛③「行動」です。

この軸さえあれば、悩みに大きく振り回されることはないと思います。

なぜなら、悩みを自分の心の中にしまっておいては、いつまで経っても解消されないからです。

そして、悩みを「言語化」できたとしても、「行動」できなければ、何もしていないのと同じです。

最後に「行動」すれば、自分の視座が変わります。自己成長できます。

では、なぜこの軸があればいいか、私の体験をもとに紹介します。

悩みについて

私は昨年の6月から10月まで、勤務先の上司からのプレッシャー等でうつ病と社会不安症の合併症で約4ヶ月休んでいました。

4ヶ月後なんとか職場には戻れました。

しかし、職業は自分に向いていない。難解(化学的)でハードルが高い。周りは高学歴で(東大、旧帝大卒者)みんな仕事をしていることにコンプレックスがありました。

悩みの言語化(悩みを細分化するのが肝)する

そこで、私は今の職場が嫌なこと。

このまま今の職場では活躍できないと感じている想いについて、年に1度会社の人事異動に参考にされるシートに記入をしました。

ここで、大事だなと思ったことは自分の想いを羅列しないことです。

まずは…①自分が今の職場に対して思うこと。(もう出ていきたい)②なぜそう思うか(休んだから)③次はどうしたいのか(職場を変えたい)④そのためにはどうするべきか(自分の心の現状、家庭環境、ライフワークバランス等を理由をならべた)⑤どこの職場が適しているか(自分が経験、スキル、メンタルヘルスを考慮した部署を選択)

自分の心と向き合って、人事異動をしてほしい自分の想いを込めて熱く文章にしました。

また、人事面談では、自分の熱い想いを上司や幹部に伝え、自分の想いはスッキリしました。

ここでの経験は、今文章を書いているライティングスキルや自分の在り方にもつながっていると思います。

さて、人事異動の季節。人事異動の内示の日がやってきました。

出社して朝の9時に社内用HPに内示情報が掲載されるしくみでした。

私は休んだこと、自分の熱い想いを人事側に伝えたから大丈夫だと信じていました。

午前9時。内示の時間。自分の名前があると思い順にクリック…

「あれ?」「あれ?」「あれ?」

「ない!!」私の名前は内示にありません。何回確認してもありませんでした…

また、この職場で最低1年間過ごすことが決定となりました。

正直ショックでした。

自分の存在って何なんだ…

悶々とした気持ちで新年度を迎えました。

もう倒れたくないことはしっかり上司に伝えました。

私はどうすべきだろうか…

これからの自分のキャリアを本気で考えたときでした。

行動へ

自分の熱い想いが実らず、今の職場にいることは違和感しかありませんでした。

まだ30代の前半。まだまだ自分の可能性はあると信じています。

そこで、自分のいままでの社会人としての経験を違う分野で活かすことを考えました。

そう、キャリアチェンジ(転職)です。

もう今の職場は精神的苦痛しかない。ならば、職を変えようと思いつきました。

早速、まずは妻に相談。春の人事異動がなく、自分の社会人経験を生かせる職があることを熱意を持って伝えました。

妻に想いが通じたのか、妻は涙を流してくれ許してくれました。

キャリアチェンジの試験は9月に一次試験(筆記試験)があります。

自分の環境を変えるためだから、朝1時間、夜1時間勉強。土日は1日6時間の勉強をしました。

結果は一次試験合格。筆記試験の倍率は5倍を突破。

次は2次試験。論文試験、グループディスカッション、個別面接でした。

私は、論文試験は本番形式で時間と場所を確保してテスト本番の体感を実践しました。

グループディスカッションは一次試験合格通知にテーマが与えられていました。

グループディスカッションでは司会して柔軟な言動ができるように、事前にテーマに関する人にヒアリング調査をしてノートのメモ書きして話す知識を集約。

個別面接ではジョブカフェで模擬面接をしたり、現職の方に会いにいって、仕事のやりがい、仕事の課題、どんな人材を求めているなど事細かく聞き取りノートに集約。

とにかく2次試験は「行動」がカギだと信じていました。

そして、2次試験。

事前に準備したことや自分がキャリアチェンジすることの理由や希望職への熱意を面接官にぶつけました。

そして、合格発表の日。

これも午前9時にホームページに受験番号の掲載でした。

自分を信じてこれまで、やってきたこと(行動)はきっと実を結ぶと信じ、お守りを握りしめました。

結果は…「合格」(内定です)

自分がやってきたことは間違いではなかったと証明された瞬間でした。

まとめ

最後に私が『言語化の魔力』を手にしてほしい想いをお伝えします。

冒頭にある悩みがない25%に別にならなくていいということです。

調査ではたまたま思いつきで悩みがないと答えた方も一定数おられると思います。なぜなら、どんな立場の方でも悩みや不安はつきものだと思うからです。

でも、悩みをネガティブなものと捉えることは避けてください。

私の経験のように、自分の悩みや不安というものは自分の「視座」を高める貴重な源です。

つまり、みなさんの悩みは見方を変えれば、自分の「夢」や自分の「在り方」の根源になりうるのです。

悩みがある方は、自分と向き合ってください。辛いかもしれませんが、自分と向き合って言語化して、行動しなければ現実は変わりません。

これは私がキャリアチェンジの試験を通して実感しました。自分の悩みや不安から自分のやりたいこと、在り方は何か、できることは何か。それを「言語化」する。

まずは家族・友人に話すために紙に書き出す。立派な言語化です。

そして、言語化できたなら、つぎは「行動」です。

できる範囲で自分にできる行動をしましょう。行動が自分を変えてくれます。

そうしていくうちに自分の悩みが少しずつ減って解消されます。

でも、悩みは付きません。一生つきまとうものです。ですが、私が申した悩みに対する言語化の軸…

軸:①「悩み」⇛②「悩みの言語化(悩みを細分化するのが肝)」⇛③「行動」

これがあれば大丈夫です!!

ぜひ。自分の中の悩みをこの軸に乗せて、最後に行動すれば、自分の人生が変わります。

私が証明しましたから…どんどん人生を好転させていきましょう!

樺沢先生、言語化の魔力、言語の可能性を教えてくださりありがとうございました^^