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新社会人に贈る「なんのために働くの?」自分の人生を輝かせるためのデュアルキャリアを推奨する企業の答え

4月、今年もまた新しい出会いの季節がやってきました。私たちバリュエンスホールディングスでも、33名の才能溢れるメンバーが新たに入社。先日、入社式という名の入社パーティーを行いました。求人倍率とか、売り手市場とか買い手市場とかではなく、働く人が企業を選ぶ=働き方、生き方、キャリアを選ぶ時代がきています。数ある企業の中でバリュエンスを選んでくれた新メンバーに私は、そしてバリュエンスは何を与えられるのか? 何を期待しているのか? そんなことを考えてみました。

社員が歌手デビュー? はい、バリュエンスの社員です

2022年4月、昨年入社してくれたメンバーの中に、バリュエンスが考える“これからの働き方”を体現してくれたメンバーがいます。

そのメンバーとは、3月23日に1st Digital Single 『恋の音』をリリースしたシンガーソングライターの結美(ゆうみ)さん。

ん? 社員がシンガー? スポンサー? 一見すると混乱してしまうような話かもしれませんが、弊社、バリュエンスではこれが普通です。

どういうことかというと、結美さんは、バリュエンスホールディングスの社員としての業務を行いながら、シンガーソングライターとしての活動を続けるデュアルキャリアの実践者。バリュエンスでは、2020年10月からアスリートが競技活動をしながら社員として業務をこなす「アスリートのためのデュアルキャリア採用」を積極的に行っていますが、これは何もアスリート、スポーツを支援しようという“スポンサードの変形型”ではありません

働くことが双方のメリットになる会社

アスリートが引退後のキャリアや不安定な生活への不安を理由に競技を諦めることなく、仕事も競技も本気で取り組むことのできる環境を提供することが目的ですから、当然仕事も本気でやってもらいますし、私たちバリュエンスもアスリートのキャリア形成の応援だけでなく、組織全体の多様性を強化、弊社ミッションである「大切なことにフォーカスして生きる人を増やす」につながる取り組みが加速されるというWin-Winな制度なのです。

前回のnoteでもお話ししましたが、

才能を発掘して、世の中にその価値を提示し、それが本人だけでなく社会に還元される仕組みをつくることは、Circular Design Companyを掲げるバリュエンスのアイデンティティでもあります。

私自身、世の中にまだ価値を認められていないものを見つけたり、磨いたりしながら新たな価値を見出すこと、才能を発見しそのポテンシャルを引き出すサポートをすることがなによりも好きなのです。

人生を輝かせるためのデュアルキャリア

こんな会社ですから、デュアルキャリアの応援は、なにも「アスリートのためのデュアルキャリア採用」に限ったことではありません。部署や業務を横断する社内デュアルキャリア制度をすでに始めていますし、結美さんのように仕事以外に何かにチャレンジする社員、働きながら夢を追いかけ、人生を充実させようとする人の応援は惜しまずしているというわけです。

デュアルキャリアは即ち、デュアルライフ

一つの仕事を真面目にコツコツ続けることだけが唯一の正しさというのは、もはやただの思い込みです。

これからの時代は、多様な環境に身を置きながら、人や社会といろいろな角度からつながりを持ち、感性を磨いていく。素敵なアウトプットをするためにインプットの機会をできるだけ多くすることが自分のキャリア形成につながっていく時代です。

仕事を二つ、三つ掛け持ちしながら働くことで得た体験、経験は、自分の人生を輝かせるための貴重なものになっていくのです。

「働きながら学ぶ」「働きながら夢を追いかける」「働きながら働く」
どちらがどうということではなく、そのどちらも人生に必要なファクターであり、たった一つの自分のキャリア、人生を豊かにする方法であるというのが、デュアルキャリアの本当の意味です。

人材流動化時代の企業へのロイヤリティとは?

バリュエンスのメンバーから、働きながら夢を叶える社員が誕生したことはとても誇らしいことですし、デビューを果たした結美さんの活躍は、メンバーの大きな刺激になっていくはずです。

そしてさらに嬉しいことは、結美さん本人がデュアルキャリアを推奨するバリュエンスのことを誇りに思ってくれていること。私にも直接、その感謝の気持ちを伝えてくれたのですが、バリュエンスの働き方の制度への感謝だけでなく、自分の生き方、夢を肯定してくれた企業に対しての誇りや愛が感じられる言葉でした。

企業が社員に忠誠心を求める時代は終わりました。社員もファンになってしまう企業、賃金や肩書ではなく、やりがいや社会的な倫理的観点から「そこで働くことを誇れる」企業こそが、これから先、社員に選んでもらえる企業になっていくのだと思います。

複業はどっちつかずでも、中途半端でもない

人材は人財であり、社員を雇うということは投資であるという考え方があります。

実際に、企業が社員を雇うということは、給与の他に教育コストという側面もあるわけで、自社の業務に集中してほしいというのが旧来の雇用側の視点でした。

日本に古来からある「一つの道を究める美徳」「努力して続けることへの称賛」といった考え方が影響しているのでしょう、複業は中途半端、掛け持ちでいい仕事ができるわけがないというレッテル張りが今もあります。

そうした偏見が日本人のポテンシャルを閉ざしてしまっていることはとてももったいないことだと思うのです。

複業は成長の可能性を広げる鍵になる

自社でデュアルキャリア採用を含む取り組みを始めて改めて実感したのは、囲い込みや働き方の制限をするより、働き方に自由度を持たせて、複数の仕事、体験、経験を自主的にしてもらった方が社員は成長するということです。

デュアルキャリアは、社員の人生を豊かにし、その豊かさは個人の成長につながります。社員が今まで閉ざしていた可能性の扉を開けることで得た成果は、間違いなく会社の成長にもつながるのです。

こうした循環をつくり出すことがバリュエンスという企業の最大にしてもっとも有望な事業であり、旧来の「時間的な拘束に縛られた人的リソースの分配」という考え方にとらわれていたら見えてこない人材活用の仕方になっていくと考えています。

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