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アメ車ランキング!!



最悪なアメ車は予想通り、クライスラー。今ではフィアット・クライスラーだ。

最悪なのはクライスラーだ。正確にはフィアット・クライスラーと言わないといけないね。クライスラー、ジープ、ダッジ、ラムのブランドを所有する自動車グループだ。俺のじいちゃんも整備士だったんだけど、彼もずっとクライスラーが嫌いだった。ある日、60年代のクライスラーに乗っているお客さんがやってきて、「なんか乗り心地がおかしいんだよね」と言ったんだ。じいちゃんが見てみたら、ショックが完全に抜けてたんだ。4つとも交換する必要があるってな。そのお客さんは「どうしてだ?この車、5,000マイルしか走ってないんだけど」と言った。たぶん、組み立てるときにクソみたいなショックを付けてたんだろうね。ずっと品質のいい社外品に交換したんだけど、それは50,000マイル以上持った。でも、元々のショックはクソだった。クライスラーがそういう風に安く作ってたからね。利益を増やそうと思ったんだろうけど、時間が経つにつれてますますクソになっていったよ。
クライスラーは破産したから、政府が救済したんだ。その後、クライスラーは政府から借りた金を返済したと言った。けど実際にはそうじゃなかった。政府はクライスラーに125億ドルを貸付けたんだが、クライスラーは112億ドルで利子を売却したから、納税者は13億ドルの損失を被ったんだ。クライスラーは民間企業だろ。なぜ俺らの金で救済しなきゃいけないんだ?フォードは救済されなかったのに。

フィアットは「これでアメリカでフィアットを売れるぞ」と考えたんだろうけど、結果はどうだ?フィアットはまたアメリカ市場から撤退する話をしているんだよ。フィアット500のCMを覚えてるか?イタリアから海を渡ってアメリカに到着するっていうやつ。でも実際には全部メキシコで作られてたんだ。先月、メキシコ製のスターターを買ったお客さんがいたんだが、2日で壊れたよ。世界で最も品質が低いといっても過言ではない。フィアットがまたアメリカから撤退するのは良いことだよ。最初から持ってこないべきだったんだ。
クライスラーの品質は何十年も下がり続けていたんだ。フィアットが引き継いで、さらに悪化したな。おかしなことに、ダイムラーが持ってた時は、少し良くなっていた。なぜなら、ドイツ製のトランスミッションを使ってたから。それがクライスラーが使ってたクソみたいなミッションよりもずっと良かったんだ。でも、今はそれがなくなっちゃった。なぜなら、もうダイムラーと提携してないから。フィアットと提携してるんだ。フィアットについて少し知ってる人なら、めちゃくちゃ壊れる車だってのはすぐわかる。何十年もの間、整備士たちはFIATから1文字ずつとって、「Fix It Again Tony(おいトニー、また直してやれ)」と呼んでるんだ。なぜなら常に壊れて、修理し続けなきゃいけない車だから。
そして、フィアットは君をだます。ジープレネゲードの広告を見たことあるだろ。「ああ、ジープレネゲードをついに手に入れるんだ!」って。いや、違うんだよ。フィアット500が4WDになっただけの車なんだ。本物のジープとは何の関係もない。彼らはジープの名前を使って、フィアットを売りつけようとしてるんだ。ただのゴミだよ。俺の客が買ったことがあるんだ。今まで買った中で最悪の車だって言ってたよ。

ジープ・レネゲード
クライスラーがジープブランドで北米市場と欧州市場向けに販売するコンパクトクロスオーバーSUV。開発はフィアットと共同で行われ、プラットフォームにはGMと共同開発した「スモールワイド4×4アーキテクチャー」が採用された。エンジンには1.4Lのガソリンターボや2.4Lの「タイガーシャーク」、ディーゼル、そしてプラグインハイブリッドがあり、トランスミッションは6速MT、6速デュアルクラッチトランスミッション、または9速ATで構成されている。
(By M 93, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36696286)

ダッジラムも問題だらけだ。この間、俺のお客さんがが一人いたんだ。30,000マイル走って壊れたんだ。車輪ベアリングがすでに壊れていた。フィアットと同じ会社になってから、ヘミエンジンの設計に問題がでてきたんだ。以前はカムがクランクシャフトに近くて、オイルがちゃんと潤滑していた。それを上に移動させちゃったせいで、低回転時にオイルが乾いてリフターやカムがダメになるんだ。交換するとなると5万ドルかかる。

1962年にクライスラーが取得したヘミエンジンの特許。
ヘミエンジン(HEMI® Engine)は、V字形の給排気バルブ配置と半球型燃焼室(赤色の四角部分)を持つクロスフローOHV方式の高性能エンジン。名称はHemispherical(半球状の)の略。1940~1970年代に世界各地で市販化されたが、特にクライスラーが1950年代以降に市販車に搭載したエンジンを指す。
(https://patentimages.storage.googleapis.com/bc/0e/91/1a8b8b5889496a/US3053241.pdf)。

フィアットが加わったことでさらに悪化したんだ。PSAとフィアット・クライスラーが合併する話があるが、これはもう本当に「三馬鹿トリオ」だよ。(2021年1月16日より無事PSAとフィアット・クライスラーは合併しステランティスグループになった)

だから、フィアット・クライスラーの車には手を出さない方がいい。品質が終わってるし、問題ばかりだ。

ナンバー2は、これも予想通り、GMだ。

クライスラーほど悪くないけど、良くないことには変わりない。GMはビュイック、キャデラック、シボレー、GMCを保有する会社だな。GMも破産したんだ。政府がGMに510億ドルを投資して、397億ドルで利子を売却したから、納税者は113億ドルの損失を被ったんだ。彼らは「返済した」と言ってるけど、実際は違うんだ。

クライスラーほどひどくはないけど、そんなに良いわけでもない。クライスラーと同じように、GMも破産したんだ。アメリカ政府はGMに510億ドルを投資した。後で、政府は持ち分を397億ドルで売ったから、我々納税者は113億ドルの損をしたってことだ。俺らがGMに金をあげたんだ。今、彼らは「全部返済したぜ!」みたいに振る舞ってるけど、まだゴミのような車を作り続けてる。それは恥にさらに恥を塗りたくるようなものだ。お金をあげたんだから、もっと良くなるかと思ったけど、結局はお金をただ市民から取って、株式の買い戻しに使っただけだった。幹部たちが利益を得るための株式市場の操作だ。それは会社としての運営とは何の関係もない。ただの自己利益の追求だ。彼らはお金を得て、株を買い戻して株価を上げて、さらにお金を儲けるんだ。一方で、政府との取り決めで、GMは生産効率を上げると約束しなければならなかったから、赤字を出していたハマーを製造中止にしたり、赤字部門を削ったりした。その結果、品質を落としたんだよ。

ちょっとGMの歴史を語ろう。1960年代、GMはフォードよりも20%以上良い車を作っているという結論に達する研究があった。だから、GMはこれを見て、「ああ、フォードより20%多く費やしてるんだ。これを削ろう。フォードは使ってないんだから、うちも使わなくていい」と考えた。そして、車の製造にかかる費用を削減したんだ。全く賢い判断ではなかった。品質が下がってしまったんだから。

この際言っておくけど、俺はシェビー・ビスケインで運転を覚えたんだ。(シボレーのことをアメリカでは「シェビー」と呼びます)あれは移動するソファみたいだった。ベンチシートがあって、リビングのソファに座って道路を走っている感じだった。でも、走り続けたよ。大きなV8エンジンだった。モーターマウントのリコールもあった。今の車はエンジンがモーターマウントの上に乗っていて、モーターマウントがフレームに固定されている。GMのV8の場合、モーターマウントに吊られていたから、マウントが壊れるとエンジンが地面にぶつかる可能性があった。彼らはそれを間違って作って、リコールをかけたんだ。

1967年製シボレー・ビスケイン2ドアセダン
シボレー・ビスケインは、アメリカの自動車メーカー、ゼネラル・モーターズがシボレーブランドで1958年から1975年まで製造したフルサイズカーのシリーズ。シボレーのフルサイズカーの中で最も安価なモデルだった。ビスケインには高級モデルにあるようなパワーウィンドウなどの便利機能はなかったが、シボレーの高出力ビッグブロックV8エンジンや性能志向のトランスミッション(フロアシフトの4速マニュアルトランスミッションとハーストシフター、低比率ファイナルドライブを含む)を選択することができた。
By Elise240SX - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=136502007

だから、祖父がシェビーディーラーに車を持っていって、戻ってきた時に笑ってたんだ。「どうしたの?」と聞いたら、「モーターマウントが壊れるとエンジンが地面にぶつかるのを心配してた。で、彼らの対策はこれだよ。モーターマウントの両側に鎖をつけたんだ。マウントが壊れたら、エンジンが地面にぶつかる代わりに鎖にぶら下がるようにしてね。それじゃあまた壊れるんだけど、モーターマウントを交換する手間は省ける。お金がかかるからね。バカな鎖をつけただけなんだよ」と言ってた。それが彼らの修理方法だったんだ。これでも彼らが今よりマシだった1960年代の話だ。今日、彼らが何をしているかを見ると震えるよ。

ぜひ一度、信頼性の低さを自分で調べてみてほしい。キャデラックのノーススターエンジンなんてゴミ以下だ。60,000マイル走ったお客さんがいて、ヘッドボルトがブロックの中で折れてたんだ。アルミブロックだったからね。彼はそのエンジンの修理に6,000ドルも払った。どうすればいいか聞かれたから、捨てた方がいいと答えた。修理する価値がない。キャデラックなのに。GMの最高級ブランドのはずだ。昔は良かったんだけどね。クロームのバルブカバーがついたV8は永遠に走ったのに。

4.6 L ノーススターエンジン
ノーススターエンジンは、ゼネラルモーターズ(GM)が1993年から2011年にかけて製造した高性能90度V型エンジン。ダブルオーバーヘッドカム、1気筒あたり4バルブ、アルミニウムブロック/アルミニウムヘッドを持つ。
By VX1NG - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31629910

一時期、「Caddy that zigs」なんて車を出したこともあった。(キャデラック・カテラの販促用キャッチコピー)ちっちゃなキャデラックだけど、キャデラックじゃなくてただのシェビーだった。キャデラックの名前がついてるだけのシェビーだったんだ。俺は「Caddy that zags」って呼んでた。全部壊れたからね。エンジンブローした時、彼らは良いアイデアがあるぞって言って、可塑剤をエンジンの中に入れた。何を考えてたんだろう。もっとたくさん壊れたよ。ある日、ジャンクヤードで部品を買いに行った時、3台の「Caddy that zigs」がエンジンを取り出されてジャンクヤードにあった。全部壊れてたんだ。終わってる車だった。

1997年製キャデラック・カテラ
キャデラック・カテラは、1996年から2001年までアメリカとカナダで販売された4ドア、5人乗りの後輪駆動の高級セダン。オペル・オメガBのOEM車であり、ドイツのリュッセルスハイムにあるオペルの工場で製造され、GMのVボディプラットフォームを採用している。約95,000台が製造・販売された。200馬力を発揮する3.0L V6 DOHCエンジン搭載。
By MercurySable99 - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=126542968

彼らは色々なことを試した。ヴォルトを見てみよう。ハイブリット車だからかなり燃費が良いだろうって期待されてた。俺の客の一人がヴォルトを持っていたんだ。ダッシュボードに175マイル/ガロンって表示があった。でも、「どれくらい走ったの?」と聞いたら、「2週間くらいかな」と言ってた。1ヶ月後に戻ってきて、今は125マイル/ガロンだと言ってた。「今はどれだけ走ったの?」と聞いたら、「ダラスまで往復したよ」と。そんなの結局他の車と同じじゃないか。統計的なものを表示してるだけだ。長く乗れば他の車と同じになる。彼らはこんなもので騙そうとしてる。

2012年製シボレー・ヴォルト
シボレー・ボルトは、ゼネラルモーターズが製造したプラグインハイブリッド車。バッテリーの容量が特定の閾値まで減少するまで純粋な電気自動車として動作し、その後は内燃エンジンが電気発電機を駆動して車両の航続距離を延ばす。高速走行時には、エンジンがクラッチによって発電機に機械的に接続され、燃費が10%から15%向上する。また、回生ブレーキも車載電力の生成に寄与する。アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)のサイクルによると、2013年から2015年モデルのボルトの全電動航続距離は38マイル(61 km)で、電動モードとガソリンモードを合わせた燃費は62 mpg-US(3.8 L/100 km; 74 mpg-imp)相当(MPG相当)だった。

電気系統も問題がある。バッテリーが悪くなり始めると、電力を失う。クラッシュすると火を噴くことがある。誰も口に出して言わないけど、そういうこともあるんだ。クライスラーとどっちが最悪な車をつくれるか競争をしてるけど、クライスラーがまだ勝ってる笑。クライスラーはGMよりも悪いけど、俺はGM製品は買わない。品質がどんどん悪くなってる。

そして、ナンバーワンのアメ車はフォードのF-150ピックアップトラックだ。

そして今、アメリカで一番いい車は、フォード F-150 ピックアップトラックだね。

さて、F-150の歴史について少し話そう。70年代に、友達が新品のF-150を買ったんだ。彼は配管工で、仕事にも使ってたけど、個人用の車としても使ってた。20万マイルくらい走ったけど、大きなトラブルはなかった。でも、70年代のフォードは品質を少しケチり過ぎたんだ。アルミのインテークがその一例で、あまりよく作られてなかった。でも80年代に入ると、フォードは「もっと頑張らないと」と気づいたんだ。そして実際に頑張って、トラックの調子もどんどん良くなった。

1986年製フォード・F-150 XL
フォードFシリーズは、フォードモーターカンパニーが1948年から製造・販売しているピックアップトラック。1981年より全米で最も多く販売されている自動車であり、これまでに4000万台以上売り上げた。
By Bretbmorgan - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=142007814

2000年代には、フォードが唯一アメ車メーカーで倒産しなかったことを知らない人も多いかもね。政府のお金を借りずに、自分たちでなんとかしたんだ。いろんなものを担保にして、「車をもっと良くするぞ」って決意して、本当に良くなった。F-150は一番売れてる車で、それにはちゃんと理由があるんだ。しっかり作られてるからね。

トヨタのトラックもすごく良く作られてるけど、F-150にはもう少しアメリカらしさがあると思う。僕はアメリカ製品を買うことを信じてるから、それがF-150を一番に選んだ理由だ。フォードは品質管理の問題もあったけど、諦めなかった。だから今、僕の意見ではF-150が一番よく作られたアメリカ車だね。フォードは倒産しなかったし、過去の失敗から学んで、前進し続けたんだ。

ちなみに、僕が子供の頃はシボレー派だった。フォードも悪くなかったけど、いつもシボレーに一歩遅れてたんだ。でもGMはレースに負けちゃった。安い車を作り始めたからね。フォードはそれを見て学び、品質を上げたんだ。そして今、僕はF-150が一番だと思ってる。

というわけで、アメリカ車のワーストからベストまでのランキングがこれだね。クライスラーは避けて、GMには注意して、いいトラックが欲しいならフォード F-150を選ぶといいよ。


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