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【清末取締役インタビュー】VRC上期の成果と下期の重点課題とは?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。
今回は久しぶりに清末取締役にインタビュー。シェーさんが話すUAP構想についてや、組織運営について最近の状況をお聞きしました。

〜音声で聞きたい方はこちらからどうぞ〜


清末さんインタビュー

■上期振り返りのポイントはUAPの広がり

ー今日は清末さんと一緒に、上期の振り返りと下期どんな取り組みをしていくのかについてお話していきたいなと思っています。よろしくお願いします。
 
よろしくお願いします。
 
ーまずは上期を振り返ってどうでしたか?
 
そうですね、この前のシェーさんのインタビューでもあったかもしれないですけども、上期というか去年の年末ぐらいから突然シェーさんが「UAP」っていう話を言い始めて。そのUAPの概念は僕らの一つの事業ベクトルとして、上期に進め始めました。そもそもUAP、ユビキタスアバタープラットフォームっていう概念が、僕らの中でもどういうものかという深い理解も必要でしたし、あとはその概念を共感してくださるパートナー企業を集めていくというところが、上期前半の中で一番活動の重きを置いたところでした。

〜シェーさんのインタビューはこちらから〜

 上期の後半ぐらいからは、特に先日博報堂DYホールディングス様・小学館様の資本事業提携リリースも発表しましたが、僕らの基盤技術を使って企業様側でプラットフォームビジネスを興していくような、実際の事業が始まったっていうのが上期後半の大きな進捗でした。僕ら単独でプラットフォームビジネスを今までずっとやってきているんですけども、僕らのパートナーになる方がプラットフォームビジネスを開始できたという点では、非常にこれから楽しみなところだなと思っています。
 
ーそうですね、本当にシェーさんが言い始めたUAPについては社内でもなかなか理解が追いつかない中、それをさらに外部のパートナー様に理解してもらうのはなかなか大変だったのではと思います。何回もシェーさんと話す中でそういうUAPの構想を聞いて、清末さんはそれを具体化するのにどういう風にしていったらいいなど、何かイメージはつきましたか?
 
そうですね、シェーさんが言うそのUAP構想っていうのは、UAPというキーワード自体は新しいんですが、シェーさんが創業期から掲げている概念を彼なりの言葉でわかりやすくしてるっていうことなんですよね。
 
今Web3などのキーワードが出てきている中で、Web3の主な概念としては企業側が主導するというよりは、使っているエンドユーザーや社会が主導していくような、未来を想定した仕組みであるという前提がありますよね。僕らがやっている概念というのはそれに非常に近くて、ただまだそのWeb3の技術的にはいろいろ不安定な部分もあるので、僕らはWeb2の技術など今もう既に使われている技術を使って、エンドユーザーが主導していくような仕組みを作っているというのが前提です。

どういう風に主導していくのかという話に関しては、あくまでもエンドユーザーが起点で、自分自身のアバター、そのアバターを一つの情報として活用し、いろんな企業が提供するサービスをここで使いたいとかあっちで使いたいとか、エンドユーザー自身が能動的に使えるような仕組みである、というのが僕らが描いている技術なんです。本当ここ最近やっぱりWeb3の技術が結構発展してきたので、この概念をご説明して、結構飲み込んでくださる企業様が増えてきたなっていう印象があって、じゃぁそれをWeb3の技術じゃなくて、Web2、Web2.5ぐらいの技術で始めていきませんか、みたいな話をするんですが、最近は相手の理解が深まってきているなという印象がありますね。
 
ー確かにそうですね。技術の発達みたいなところで、そういうトレンドワードとか、Web3とかも話が出てきている中、興味を持っている企業様も増えてきたので、そことうまくタイミングが合ったというか、マッチしたっていうのはあるのかなっていう気はします。
 
そういう社会的なトレンドも、かなり後押ししてくれたっていうのもありますし、あとはもう気合いと根性の世界でどれぐらい何回同じことをしつこく説明するかっていうところもありますね(笑)。それはシェーさんの性格的な特徴でもありますし、会社のカルチャーでもありますが、そのお陰で理解してくれている会社様が複数出てきたっていうのはすごく大きいですね。

■下期はどうなる?

ーそういう中で、これから下期はどんな風になっていく予想ですか?
 
そうですね、さっきの上期の話で言いましたが、今まで僕ら単独でプラットフォームビジネスをやってきたのが、僕らのパートナー様がプラットフォームビジネスを主導していくような座組が出来てきています。
博報堂様がリリースも出されていますが、今国内海外問わず、何社かやっぱりそういう概念を持ったプレイヤーさんが増えてきているので、下期中に発表できるかわからないですが、下期から来年にかけて、そういった我々の基盤技術を使った、企業様側で主導するUAPみたいな構想というのが、これから増えていくと思います。これは非常に楽しみですね。

さらにそのプラットフォーム上に乗せるリアルなアバターを一つの情報として活用したサービスというのが、またいろいろなユースケースが考えられます。エンターテイメントとか、あとヘルスケア、アパレル、フィットネスとかいろいろありますが、そういったものが各企業様、もしくはそのさらに先にいるパートナー企業様のアイディアの中でいろいろ生まれてくる、という動きが下期にあるんじゃないかなと予想しています。

これは我々が主導していく部分もあるんですが、我々の技術を使う企業様が主導していく部分もあるので、そういったことがどんどん増えていくといいなと思っています。

直近やっぱり海外からの問い合わせもかなり増えてきていて、今までは日本国内と一部アジアもやってますけども、それ以外例えば、北米、ヨーロッパ、あとはそれ以外のエリアも含めた展開というところもスコープに入り始めています。先ほどの概念と同じで、我々がその主導をしていくというよりは、各地域のローカルの企業様がプラットフォーマーとしてやっていくような座組というのがこれから出ていくんじゃないかなっていうところもあり、そこに向けて我々もしっかり取り組んでいきたいと思います。各国いろんなローカルの法律もあるので、その辺もちゃんと理解しながら基盤を整えていかなきゃいけないと考えています。
 
あとやっぱり我々はハードウェア、ソフトウェア、あとバックエンドのクラウドっていうところを取り扱っていて、展開エリアも増えていくし提携企業様も増えていく中で、限られた人数でどういう風に最適化していくかというのも非常に大事なポイントです。もちろん1人当たりが抱えている仕事量っていうのはすごくいっぱいあるんですけども、もちろん仲間も増えていくと思いますし、それもちゃんと最適化しながら、新しいメンバーを迎えていくということを結構意識しながらやっていかなきゃなと思っています。
 
ー先ほどからお話いただいているように、UAPへの理解が増えてきてパートナー様が増えてきてという話で、ということは案件が増えていくってことですよね。そしてさらに海外からの注目度も上がっていくということは、本当に案件量がどんどん増えていくということなので、そこをどうコントロールして、少ないメンバーでどうやるか、メンバーをどう増やしていくかっていうところは、本当に考えていかなきゃいけないし、やらなきゃいけないところですよね。
 
そうですね。でも、単純にメンバー増やせばいいっていうものでもないと思っているんです。やっぱり仕組み化できる部分はちゃんと仕組みにしていかないと、過剰に人を取りすぎちゃって会社としても固定費が増えすぎて、会社の経営状態が悪くなるっていうのもあるので、そこはちゃんと見極めながら僕も代表のシェーさんともちゃんと話をしながら考えていきたいですね。今の人数で最適な体制が作れているかとか、オペレーションをちゃんと作れているかってのは、ちゃんと見ながらマンパワーも仲間も、どんどん増やしていくっていうような考えをしないといけないと思っています。
 
会社のフェーズも下期になって今メンバー数も直近30名とか超えてきてますし、かなり組織的なところもいろいろ出てくるんじゃないかなって思っていて、だからその辺も踏まえて会社のマネジメントもちゃんと意識しながらやっていくというのは、下期の課題かなと思いますね。
 
ー清末さんたちマネジメント層もそうだし、メンバーである私達もチームになっていくんだっていう、個人で頑張るんじゃなくてチームで頑張るんだっていうところをさらに意識していかなければならないですね。今後新しいメンバーも入れながらみんなでスケールしていくっていうところを意識していく、そういう下期になったらいいのかなという風に思いました。

今日はいろいろお話をおうかがいできてよかったです。ありがとうございました! 

・・・

UAPがパートナー企業にも浸透して大きく動き出した上期。それをさらに具体化していく、案件化していくというのが重要な下期の課題だということが改めてわかりました。案件もメンバーも増えていくということなので、はっきり言えることは、下期から来年にかけて「成長」がキーワードであり、みんなでその波に乗って自身も会社も成長していける環境であるということだと思います。

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