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業界動向などの紹介記事

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アパレル・ヘルスケア・メタバースなどVRCの関わる業界に関する紹介記事を集めています。
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記事一覧

【インタビュー対談】第三者にアバターが認識されたときに起こり得ることは?アバターを通したどういう体験が求められていくのか?

前回に引き続き、東京大学の鳴海准教授へインタビュー対談という形でお話を伺います。VR・AR研究の第一人者である鳴海先生に様々なテーマでお話しいただいております。 前編では、研究を始めたきっかけや感覚や認知のお話、生成系AIの台頭についてなどお話しいただきました。 後編では、アバターを第三者に「自分」と認知されるとそれは自分だけのものではないというお話や、アバターのもたらす良さ、今後の展開予想などをシェーと共にしていきます。 ■アバターを第三者に「自分」と認識された時に起こ

【インタビュー対談】東大鳴海先生がVRの認知や感覚の研究を始めたきっかけは?生成系AIの登場をどう考えているか?

今回は東京大学の鳴海准教授へインタビュー対談という形でお話を伺いました。VR・AR研究の第一人者である鳴海先生に様々なテーマでお話しいただいております。(聞き手はVRC代表のシェーです) 視覚や触覚を変えることでどう認知が変わっていくのか、という点について興味をもち、VRの研究などを始めた鳴海先生。研究を始めるきっかけになったきっかけから始まり、どう認知していくことで自分の体であると認識していくのか、など興味深いお話を伺いました。 自分が行動したと感じるまでの内部認知にはパ

アバターの各種権利はどうなっている?最新の政府の見解は?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 メタバースという言葉が話題になり、ひと段落した感じも受けますが新しいプラットフォームやメタバースのサービスなども次々に出てきています。プラットフォームの一つであるClusterが大型の資金調達をしたというニュースも最近ありました。 その影響でメタバース空間内で自身を表す存在である「アバター」や「アバターファッション」にも注目が集まっており、アパレルブランドもデジタルの服を発表したりデジタル空間にワールドという場を構え

AppleがWWDCで発表したVision Pro。どんなもので、どんな未来が描けるのか?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 6月5日、Apple社が開発者向けに行っているWWDC2023が始まり、基調講演が行われました。事前から「AppleがXRデバイスをだすのでは?!」と期待が高まっていた中、基調講演の最後に満をじして「Vision Pro」についての発表がありました。 Vision Proの紹介動画 プレスリリース 今回はVision Proがどんなものなのか、どこが特徴的だと感じたのか、これが普及するとどんな未来が訪れるのか?な

デジタルファッションが変える私たちのファッション感覚とは?新しいファッション体験とは?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 近年、デジタルファッションが注目を集めています。このnoteでも何度かデジタルファッションについて記事を書いてきました。メタバースが話題になっていることなどの背景から、昨年から今年にかけてもデジタルファッションを取り巻く環境に変化が起きているようなので、今回はそれをまとめていきたいと思います。 ■デジタルファッションの動向デジタルファッションは特にZ世代にとって、自己表現の一つとして身近なものになっています。Z世代に人

デジタルヒューマンの進化ー最先端の活用法は何か?ー

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 ここ数年、3D画像処理技術が進んできており、どんどん写実的な表現が可能になっています。メタバース、デジタルツインなどが話題になっており、実際に活躍するモデルや俳優、スポーツ選手などをスキャンしてアバター化し、ゲームや映像などに活用する取り組みもさまざま進んできました。 冨永愛さんのアバターを使った三菱地所レジデンスの広告動画も話題になりました。 さらに、実在しない「デジタルヒューマン」を活用する動きもここ最近加速し

ChatGPTやAIアバターなど、最近AIの進化がすごい!私たちは加速度的に進化するAIとどう付き合うべきなのか?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 最近AIの進歩がすごいですよね。昨年から画像生成AIや文書生成AIが話題になっています。 今回はそんなAIのトレンドについて取り上げてみたいと思います。 midjourneyができた時もすごく話題になりましたが、ここ最近SNSで話題になっていたのはカメラアプリSNOWの出したAIアバターです。 AIアバターとはSNOWの機能で、自分の顔写真10枚〜20枚を送ると色々なパターンの自分に似ている画像をAIが作ってくれる

CES2023から見る未来の生活〜最新技術トレンドをレポート記事から読み解く〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 今回の記事では1月4日〜1月8日に米国ラスベガスで開催されたCES2023について、さまざまな記事を取り上げながら動向を見ていきます。 今年はどんな展示があったのか? 何が話題だったのか早速見ていきましょう! メディアの記事やTwitterで#CES2023を検索して見ていると、いろんなテックガジェットや新しい家電、モビリティなどが画像・動画などで上がっており、それだけでもとてもワクワクします! CES2023のテ

CEATEC2022レポート〜最新技術と3Dアバターはどうコラボできそうか?〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 10月18日〜10月21日に幕張メッセにてCEATEC2022が開催されました。リアル開催は実に3年ぶり!一般公開もされ、会場は賑わっていました。 今回はCEATECで気になった展示などのご紹介と、これから私たちの生活にどう関わっていきそうか、3Dアバターを結びつけたらどうなるのか?などの考察をしていきたいと思います。 ■盛り上がっていたMETAVARSE EXPO2022ブース先日、関係者向けに開催されていたMET

Meta Connect 2022 Keynoteの注目のポイントは?どんな未来が想像できたのか?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 2022年10月11日10時(米国時間)にMeta CConnect 2022が開催されましたね。皆さんはご覧になりましたか? 事前から新規VRデバイスの発表があるなどと匂わせ報道もありましたが、実際はどんな内容だったのか、ザッカーバーグ氏の基調講演の内容で気になったところをピックアップしていきたいと思います。 ■基調講演の内容で気になったところをピックアップ・Quest Proについて 以前からコードネーム「Pr

ローソンがアバターワークを導入。アバターワークの今までとこれからの未来を予測してみました。

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 先日、ローソンが新しく立ち上げる都内の店舗にアバター接客を取り入れるという発表がありました。 11月末の新規オープンに向けて、初期は10〜30名の採用を目指すそうですが、ゆくゆくは1000名のアバターワーカーを育てたいということだそうです。 アバターを用いた接客というのは、すでに事例がいろいろありますが、これから先の未来として  ・アバターから接客を受けること  ・アバターとして働くこと これらが恒常化していくのか?

自分に似ているアバターを作るには?最近のアバタークリエイションサービスを体験してみました

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 最近メタバースにも注目が集まってきており、アバターという言葉も浸透し始めたのでは?と思っています。 実は皆さんの身近なサービスでも簡単にアバターが作れることをご存じですか?「アバター」と一括りにいうのをためらうくらい、最近はいろいろなアバターを作れるサービスがあります。 今回は、いろいろなサービスで自分のアバターを作ってみて、画像などを比べながらアバターって結局なんなのか?について考えてみたいと思います。 ■いろいろ

アパレル業界に関連した環境対策〜企業や国はどういう取り組みをしているのか?〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 この前、アパレル業界と環境問題のトレンドについて生産から再利用の部分までを取り上げて紹介しました。前回は服の生産・流通に注目していましたが、今回はもう少し広い範囲で企業や国の取り組みについて紹介したいと思います。 ■アパレル企業のサステナビリティの取り組みアパレル企業の中にはウェブサイトやIR資料などでサステナビリティについての取り組みについて取り上げて公表している会社もあります。各企業の取り組みについて、いくつか取

ZOZOのすごい取り組み紹介!〜ZOZOFIT&服の受注販売開始〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 先日、株式会社ZOZOから発表があり、その内容が注目すべきものだったので今回取り上げてご紹介していきたいと思います。 まず一つ目は、ZOZOSUITを使った新しい取り組みについてです。 ZOZOグループのZOZO Apparel USA, Inc.は、フィットネス・ダイエット・ボディメイクなどのさまざまな目的に対して、ワークアウトの進捗をサポートするボディーマネジメントサービス「ZOZOFIT」を、日本時間の8月24日