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CES2023から見る未来の生活〜最新技術トレンドをレポート記事から読み解く〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。

今回の記事では1月4日〜1月8日に米国ラスベガスで開催されたCES2023について、さまざまな記事を取り上げながら動向を見ていきます。
今年はどんな展示があったのか? 何が話題だったのか早速見ていきましょう!

【CESとは?】
https://www.ces.tech/
CESとは全米民生技術協会(CTA)が主催する世界最大のテクノロジー見本市です。今年は3年ぶりにオフラインでの大規模開催となりました。日本からもたくさんの企業が出展しています。

メディアの記事やTwitterで#CES2023を検索して見ていると、いろんなテックガジェットや新しい家電、モビリティなどが画像・動画などで上がっており、それだけでもとてもワクワクします!

CES2023のテーマは昨年に引き続きサステナブルやメタバース、モビリティーが中心だったように感じます。ヘルステックの盛り上がりについても取り上げている記事が多かったです。

それぞれ分けて紹介していきたいと思います。

1.メタバース関連

メタバース関連のデバイスもたくさん出展されていた様子でした。いくつかご紹介します。

パナソニック子会社のShiftallも出展し、ワイヤレス・モーション・トラッキング装置「HaritoraX1.1」や新しいVR関連のデバイスも展示していたようです。

Shiftallといえば、MeganeX(https://ja.shiftall.net/products/meganex)やmutalk(https://ja.shiftall.net/products/mutalk)など国内でも話題です。VRをやる人にとってはデバイスの軽量化や音が漏れないというのは魅力的なので、利用者が増えていくのか気になるところです。

モーションキャプチャー装置といえば、国内でも話題になっているソニーのmocopiも出展していました。やはり小さくて軽くて使いやすいというのはいいですね!

ソニーは可搬式の簡易型ボリュメトリックシステムのプロトタイプも初公開し、撮影したものを約10秒でメタバースに表示するという展示もしていました。

そのほかには、透明ディスプレイや、パススルーでみられるメガネ形で軽量のグラスなども複数展示があったみたいです。

没入感を高める施策としては、VR空間で触った感じが伝わってくるグローブや、香りを調合してさまざまな匂いを演出するウェアラブルデバイスもあったみたいです。こういうものが増えていくとより楽しい体験になっていくだろうなと感じました。

VRゴーグルなどだけでなく、スマホなどを使ったARの技術も発展しているので、記事にもあるようにショッピングなどでもARやVRの活用が進んでいくでしょう。

またウェアラブルデバイスだけでなく、高精細なディスプレイなど新しい映像を見る手段が出てくると、3D映像を見る機会も増えてきますし、そういう映像を作成する需要も増えてくるのかなと思います。

そうなった時に、例えばデフォルトアバターに着せるのではなく自分のアバターに着せる楽しさもあると思うので、簡単にアバターを作れるサービスも必要になってくるでしょうし、採寸したいというニーズも上がっていくと感じました。アバターを使ってコミュニケーションを大画面で行う、ということも起こっていくかもしれません。そういったユーザーニーズを捉えつつ開発も進めていきたいと思います。

いずれにせよ、デバイスについては簡易で軽量で手が届く価格で販売されることがきっと普及の鍵になるので、各社の今後の開発に期待します!

2.IoT家電など

IoTやスマートホーム関連のデバイスも色々展示されていました。

サムスンからはスマートホームハブ「SmartThings Station」が発表されました。スマートホーム関連ではすでにGoogleやAmazonのAIスピーカーなどが有名ですが、そこに挑む形になります。

私もGoogle Homeを使っているのですが、いろいろなものとつなぐとこれが結構便利なんです。スマホを探してもらったりもよくするので、このサムスンのデバイスのスマホの音を鳴らすという機能も納得です。

さらに、サムスンのアプリでLGの家電が動くという驚きのコラボも実現したようです。スマホで簡単にあちこちの家電が操作できたらめちゃ楽だと思います!

家電ではないけど、気になったのはシチズンのスマートウォッチ。日本でもぜひ発売してほしい! スタイリッシュなデザインだし、iPhoneにもAndroidにも対応しているっていいですよね。

今、スマホはすごく普及してきましたが今後はIoT家電やスマートホーム関連、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスなどがより普及して、なんでも繋がってデータ管理が可能な形になっていく気がします。自分自身の健康情報もそうですし、家庭の消費電力とか、二酸化炭素排出量とかも管理したりして、よりエコでサステナブルな生活をみんながするようになる、なんて未来もあるのかもしれません。

この記事で取り上げられている尿での健康管理というのも気になりました。いろんな形でさまざまなデータを管理しつつ、未病やヘルスケアの部分も気にしていきたいというニーズが高まっているのではないかと思います。

3.今後の技術革新はどうなっていくのか?

この記事は基調講演などの内容も書いてあるのですが、MoT(The Metaverse of Things)という考え方は新しいと感じました。モビリティなども含め5Gをキーにしてさまざまなものが繋がって発展していく様を感じます。

CES2023の最新テックについていろいろ触れてきましたが、これはごく一部なので、もっとたくさんの素晴らしい製品が展示されていて、レポート記事などを読めば読むほど現地が熱狂していた様子が伝わってきます。

CESも家電の展示会からモビリティや最新技術の展示会に様子を変えていっていますが、このように最新技術が集まることでさらに開発のヒントも生まれるでしょうし、ここからコラボレーションも生まれていくと思います。

日本企業もベンチャーから大手までさまざま出展があったようなので、海外の技術に刺激を受けつつ発展してほしいです。私たちもこのようなトレンドも抑えつつ、技術開発をしながらサービス化に向けて今年もさらに進んでいこうと改めて刺激をもらいました。

CES2023は閉幕しましたが、今後どう製品が出てきて普及していくのかも楽しみですし、今年のIT関連のトレンドに上がってくるキーワードや製品がCESから出てくるのか、どう成長していくのか、はたまた全く新しいものが出来上がってくるのか、2023年も楽しみにしたいと思います!


こちらのStartup Career Fair2023にも出展したします!
27日(金)11時半〜12時半の間でシェーのピッチもありますので、
ぜひ現地へお越しください!

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