見出し画像

ご挨拶-XRxAIスタートアップを海外で起業した話-

Hello!!

初めまして、小池浩希です。

2017年よりバンクーバーに移住し、XRxAIスタートアップ"CUBIC MOVIE"のファウンダーとして活動していましたが、昨年末にチームを解散しました。

今回、再挑戦の場として日本を選択し、2019年3月に帰国したばかりです。

このブログを通して、皆さまに自身の経験と、私が実現したい未来、今回の日本での挑戦/起業に関するプロセスなどをご共有出来ればと思います。

About CUBIC MOVIE

CUBIC MOVIEの事業内容は、Volumetric Videoと呼ばれる"立体動画"の①撮影ソフトと、立体動画"を配信する②Webプラットフォームを開発していました。

VV(Volumetric Video)って何?ですよね(笑)この言葉自体を初めて聞いた方も多いと思います。

ピッチの際は、分かりやすい様に下記の例を使っていました。

僕の大好きな映画"スターウォーズ"のワンシーンで、レイア姫のホログラムメッセージをR2-D2がプロジェクションしているところです。

そうです!!VVとは、ホログラム動画とも言われており、このVVを撮影し、配信するプロダクトを開発していました。

VVに関しては、また詳しくブログに書いていこうと思いますので、今回はこれくらいで(^^; 間違いなく日本でトップクラスに詳しいです(笑)

About my Challenge

①僕のキャリアは映画製作で、プログラミングは一切出来ません。

②CUBIC MOVIEは僕にとって初めての起業であり、バンクーバーには住んだ事もなければ、現地に知り合いもゼロでした。

所謂、"日本の常識"で判断すると、クレイジーで、100%上手くいくはずもない無謀な挑戦でしょう。1手目から詰んでるって言われていました(笑)

しかし、起業家のマインドで判断すると、Who cares? ①,②共にどうでも良い事です(笑)なぜなら、僕はVVが5年後には当たり前に使われる技術であり、VVが世界により良い未来を提供できると本気で信じているからです。

2014年に初めてVRに出会った際、憧れのスターウォーズの技術が実現する!本気でそう確信しました。それ以来3年に渡り、自分なりにリサーチを続け、XRについて学び、満を持しての起業だったのです。

Why Vancouver?

バンクーバーを選んだ理由はいくつかあるのですが、一番の理由は、近い将来、Cascadia(シアトル〜バンクーバー辺り)がXRの聖地になると言われているからです。

映画はハリウッド、ITはシリコンバレー、XRはカスケディアというイメージです。

また、今32才ですが、高校卒業後、半分以上は海外(アメリカ、オーストラリア、カナダ)で生活しており、考え方/メンタル等、僕、ほぼ"ガイジン"なんです(笑)ですので、日本で起業するより、海外の方がやりやすかった!っていうのもあります(^^; 実際に日本で起業する今回の方が緊張していたりします(>_<)

How did I start in Vancouver?

2017年9月ー2018年6月

先にお話した通り、僕一人では何も開発が出来ないので、まず、エンジニアと、彼らを雇う資金を集める必要がありました。これが、想像以上に大変でした。

資金の無いスタートアップにエンジニアが集まるはずもなく、エンジニアのいないスタートアップに投資が集まるはずもありません。

まさに"鶏が先か、卵が先か"状態です。約10ヶ月間、ただひたすら人に会って夢を語っていました(笑)

もちろん、キャリアフェアにも出展しました。お金がないのでこんなに寂しいブースでしたが、色々な人が興味を持ってくれて、履歴書を置いていってくれました!!

Two Miracles I made come true

2018年7月〜2018年9月

資金調達

2017年9月にバンクーバーに引っ越した時には、2018年9月にバンクーバーで開催されるVR/AR Global Summitに出展する事を目標にしていました。

事実、2018年5月には、まだ資金もチームもない(開発が何も始まっていない)状態で、出展の申し込みをしていました(^^;しかも、ブースはMicrosoftの隣を確保していたり、結構攻めていました(笑)

約10ヶ月間、孤独な挑戦が続いた後、幸運な事にバンクーバーのエンジェル投資家からの出資が決まり、また幸運な事に僕をサポートしてくれるチームが集まりました!!

今思い返しても、本当に運命的な出会いの連続でした。

これは、現地に行って分かった事ではありますが、バンクーバーは政府が積極的にスタートアップを支援していますが、もともとスタートアップの土壌/文化がある訳ではなく、投資の機会も限られています。まして、プロトタイプも無い段階で投資を受けるなんて事は"ありえない"と。

そんな”ありえない”事を、僕は実現しました!!

ローカルのエンジェル投資家からアイディアとパッションだけで、投資を受けたのです!!

バンクーバーでスタートアップを起業したレアな日本人ですが、バンクーバーでアイディア段階で投資を掴み取ったレアな起業家にもなりました!!

開発

VVが次世代メディアとして注目を集めているとはいえ、実際に研究/開発を行っているのは、Microsoft,Google,Facebook,Intel,などのテックジャイアントや、文字通り研究所/博士号の論文レベルの超大仕事です。

VV開発経験のあるエンジニアが道端を歩いているはずも無く、チームにCTOもいなかったので、僕が3年掛けて作り上げた"仮説"を元にチームを集め、開発をスタートしたのです(笑)VVについて初めて知ったメンバーばかりだったので、当然周りからは結構心配されていました(^^;

もちろん僕には自信と勝算がありました!!

そして見事、VV開発初挑戦のチームがたった3ヶ月でプロトタイプを完成させるという奇跡を起こしました!!

散々不可能だの諦めろだの言われた資金調達開発2つ共成功させたのです!!これは、今でも本当に自信になっていますし、現地で僕がリスペクトを受ける大きな転機になりました。

無事、VR/AR Global Summitでライブデモも行いまいた!!

一応、ローカルのTVにも出ました。↓は番宣映像ですが(^^;

At Silicon Valley

2018年10月〜2018年11月

プロトタイプは完成したのですが、次のステップに向けてさらなる資金調達をする必要がありました。バンクーバーのスタートアップはシアトルorシリコンバレーに行って資金調達を行うのがセオリーです。本当にローカルの投資家とVCは当てにされていません(>_<)

僕はシリコンバレーに6週間滞在していたのですが、6週間で実際に現地のエンジェル/VCにアポが取れてピッチできたのはほんのわずかです。

ここでの反省点は詳しく書いた方が皆さまの役に立つと思うので、後日のブログに回そうと思います。

いろんなイベント、ピッチ大会にも参加したのですが、次に繋がらず、もう本当に悔しくて何回も泣きました。

ネガティブな中にもポジティブな事はいっぱいあります。

シリコンバレーで出会って話をしたほぼすべての人に、面白い!!と言って頂き、ほぼすべての人に、VVは未来のメディアのメインストリームになると賛同いただき、そして、ほぼすべての人が応援してくれた事です!!

Why did I close CUBIC MOVIE?

"資金が尽きた"イコール解散を意味する訳ではありません。どのスタートアップも一度は資金がない状態を経験すると思います。その時に、どう起業家が諦めずに戦うか?が大事だと思っています。

エンジェルラウンドは約6ヶ月分の開発資金として調達していていました。しかし、実際は契約した金額の2/3(約4ヶ月分)しか受け取る事が出来ず、僕が資金調達に奔走している間、様々な形でチームとしての不和が出始め、このまま続けても成長するのは無理だと判断し、リセットの意味を込めて解散しました。

What is the NEXT?

現在、世界中で多く見積もっても合計で30箇所程でしかVVの研究/開発がまともに行われていません。恐らく挑戦しているところは何倍も多いでしょうが、そのほとんどは結果が出せていません。

僕は、日本に活動の場を移し、反省点を活かして、出来なかった事の続き、夢の続きを追い続けようと思います!!

解散した事は全くネガティブに捉えていません。結果、本当に信頼できるメンバーに辿り着く事が出来たからです。

XR業界の方々、スタートアップ界隈の方々、ぜひお話しましょう!!FBからご連絡ください!!ご興味のありそうなエンジェル/VCの方々のご紹介も大歓迎です(^^)/

P.S

シリコンバレーにいた6週間、活動資金を節約する為、友人の経営するレストランの閉店後にお邪魔して、寝泊まりしていました。

こんな僕に優しくしてくれた皆さま、本当にありがとうございます!!

皆さまの優しさ、応援のお言葉が無ければ、僕は今回、東京で再挑戦しようとは思わなかったと思います。

本当に、チームのメンバーとの出会いを含め、1年間の活動は幸せの連続でした。ありがとうございます。今度は、ローンチをして、僕だけではなく、世界中の皆さまに幸せを届けられればと思います。

Hiroki Koike 2019.3.20


11
次世代メディア事業を行うHolotch株式会社のCEOで、ホログラム専門家です。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。