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【VRの話をしよう】VRが生み出す交流と平等とは?

VRという言葉が世の中に出回ってずいぶん経ちます。
でも多くの人にとってはまだ「あのゴーグルみたいなのをつけてやるヤツ」というイメージが強いのではないでしょうか。
当社newtrace株式会社が開発したVRプラットフォームはゴーグルいらずでアプリも不要。
Webブラウザ上で仮想空間を構築するシステム なんです。
そのあたりも含めて、「そもそもVRってなに?」「どんなことができるの?」「将来はどうなる?」などなどVRの現状や可能性についてこれからお話できればと思います。

名付けて 『VRの話をしよう』 。さっそくはじめていきましょう!

人とコミュニケーションするためのツール

バーチャルっていろんなとらえられ方をしていますよね。
よくあるのがゴーグルつけて360度体験できる、とか。行ったことのない場所で疑似体験できる、とか。でも、私の定義は疑似体験ではありません。VRはあくまで人とコミュニケーションするものなんです。

医療や介護、あと工事現場などの研修目的で利用するなら、ゴーグルを付けてのシミュレーションは最適です。テキストのマニュアルよりも動画だし、動画よりもVRのほうが優れている。教育ツールの分野にゴーグルタイプのVRはマッチしますよね。

でも、それ以外のジャンルはまだ難しい。やはりゴーグルがネックで、持っている人がそこまで多くない。ユーザー数が伸びていないのです。結果、エンタメ系も最初の勢いはあったものの頭打ちの状況です。

そこで弊社はゴーグルを介してではなく、ブラウザ上で仮想空間を構築しました。そうしたら意外とみんなすんなり入っていけて。
あ、これだなと感じました。世の中的にも「あつ森」が流行りましたよね。ゲームの中でのコミュニケーションが市民権を得つつあった。

アプリじゃないから互換性も気にしなくていい。世界各国どこからでもパソコンや携帯があればアクセスできるんです。そこでビジネスをしたり、エンタメに触れたり、人間同士がつながれるわけです。

VRで解決できる社会課題がある

あともうひとつ、私がVRでいちばん可能性を感じていることがあります。それはVRが地方格差をなくすツールになる、ということ。これまでは地方でどれだけいいものを作っても資本がなければ売れなかったですよね。全国に流通させるためにはそれなりにお金が必要だったからです。

そこをクリアにするのがVRです。もちろんひと足先にECの存在があるけど、訪ねてきてもらわないと出会えませんよね。バーチャルならその場にいる人みんなに伝えることができる。情報を得ようとしてない人にも情報を与えられるのがVRの特徴ですから。バーチャルが資本主義の構造をクリアにするわけです。

いわゆるバーチャル展示会がわかりやすい例です。中小企業がたくさんあって、訪れた人は思いもよらない良い物と遭遇できる。中小企業は一生けん命売り込むから顧客との接点も生まれる。そのやりとりを再現するには従来のECでは難しく、やはりVR空間が適しているのです。

ネットの検索条件でソートをかけて価格と早く届く順で商品が選ばれる世界って、個人的にはちょっと悲しいんですよね。このままでは中小企業がみんな価格競争に巻き込まれて倒れてしまう。開発費も取れないまま、製造コストすら回収できずに。せっかく良い物を作っているのにと歯がゆく感じます。

たとえば全国各地の物産展は、バーチャル上でやれると良いですよね。田舎の商品こそ、その土地のカルチャーと一緒に売るから価値も上がるというもの。売り子のおばあちゃんの「今年は●●が豊作でのう…」みたいなその時その時のリアルな話を聞きながら買う。そんなコミュニケーションを伴った買い物が、なんともいえない醍醐味ではないでしょうか。

バーチャルで解決できる地域格差は他にもあるので、別記事でも改めて掘り下げたいと思います。


newtrace株式会社は、強みである高品質なCG技術と空間演出力にテクノロジーを融合させたあらゆるデジタルトランスフォーメーション施策をご提案することで、ビジネスを一歩進めるお手伝いをいたします。
バーチャル展示会を始めとした仮想空間上のコミュニケーション構築の実績も豊富です。ぜひお気軽にご相談ください。
newtrace Webサイト: https://newtrace.net/
問合せ先: info_n@it-hldgs.com


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