【VRの話をしよう】バーチャル空間との相性バツグン!ウェビナー活用で集客&販促力アップ
こんにちは、newtraceの柴原です。
2021年の初頭、コロナ禍の中で盛り上がったムーブメントがあります。
ウェビナーです。
実はこのウェビナー、バーチャル空間との相性が抜群なんです。組み合わせて使うことで大きなシナジーを生む可能性を秘めており、withコロナ時代のプロモーションとして見逃せない施策だと思っています。
今回は弊社がバーチャル展示会の制作・運営のご協力をさせていただいた大手美容化粧品メーカーの事例をもとに、バーチャルとウェビナーの有効な活用法についてご紹介していきます。
ウェビナーの課題
早速ですが、販促ツールとしてのウェビナーの弱点って何だと思いますか。
それは「商品情報への導線」です。
コロナ禍の当初、リアル対面でのセミナーやイベントが開催できなくなったことを受け、代替手段として多くのイベント主催者や企業が導入したこのウェビナー、集客はそれなりに獲得できていたようですが、実は閲覧後の導線がありませんでした。
登壇者の話を聞いて、商品やサービスをもっと詳しく知りたい…というニーズが発生してもzoomなどのウェビナーツールには誘導する手立てがなかったわけです。
そこで主催者はQRコードやURLを提示するなどして、なんとか参加者をつなぎとめようとします。
しかしユーザーの立場からすると、一度ウェビナーツールを退出後にあらためてサイトやキャンペーンページなどにアクセスするのは手間が掛かりますしテンションも下がる。ゆえにそのまま離脱する人も出てきます。
そんなこともあってか、最近では当初ほどの勢いは感じられなくなりつつありました。
イベントから詳細情報への導線がシームレスでないことがウェビナーの課題だったわけです。
バーチャル×ウェビナーの活用事例
ユーザーの導線をバーチャル空間を活用して見事に作り上げたのが、これからご紹介する大手美容化粧品メーカーの事例です。
ワールドワイドに展開する美容化粧品の総合メーカーから『美容業界向けにバーチャル展示会を開催したい』とのお問い合わせをいただいたのは昨年の夏頃のこと。ブランドイメージを尊重して、パリの街並みをCGで再現。各商品ごとの展示ブースを作っていきました。
聞く、見る、買う体験をひとつなぎで提供
このメーカーの取り組みで面白いのが、展示ブースの他にバーチャル空間内にウェビナー会場を設けたところ。そうすることで参加者に対してウェビナーを通じて企業のブランディングや新商品の紹介ができます。つまり、プッシュ型のアプローチができるわけです。
さらにそこで見た商品について詳しく知りたければ展示ブースでじっくり見ることが可能。もちろん購入サイトにもリンクが貼られています。ユーザーは自分の足で情報を取りに行ったほうが、より購買意欲も高まるもの。聞く、見る、買うという体験を一気通貫で提供できることになります。
これだけでも充分可能性を感じますが、メリットはまだ他にもあります。
開催期間に縛られない「バーチャル空間」ならではのウェビナー施策
バーチャル展示会は開催期間に定めがありません。やろうと思えばずっと開催し続けられます。そこでこちらのメーカーに提案したのが、定期的にウェビナーを開催するということ。2週間に1回とか、3週間に2回といった頻度の開催です。
外部から有名人や著名人を呼ぶのが難しければ社内のスタッフでもいいので、とにかくウェビナーを開く。そしてその度に告知を通して集客していくという企画です。
これを一年間ずっと続けていけば、それだけでユーザー数は大幅に伸びることでしょう。サイト自体の価値も上がります。自社が求めているお客様とオンライン上でどんどんつながるというのは顧客資産としても相当質の高いものになりますよね。
このメーカーもしっかりとした世界観をお持ちなので、集客さえできれば顧客のファン化は比較的容易なのです。あとは新商品が出たタイミングでブースやイベントを随時企画していけばいい。その都度会場を用意する時間と手間とコストが省け、効率的にプロモーションを行うことが出来ました。
リアル展示会を通年開催して同様のプロモーションを行おうとすると莫大な費用や工数がかかります。まさにこれはバーチャル展示会の特長を活かした施策と言えるでしょう。
いかがですか?ウェビナーとバーチャル展示会の相性の良さ。どちらをメインコンテンツにしても集客できるところ、商品をより詳細に見せて購入までつなげられるところ。お互いの長所を伸ばし、ウィークポイントを補う最高の組み合わせだと思います。
登壇者のバリューが集客を左右
ちなみにこの美容化粧品メーカーの展示会は、美容師やディーラーといった業界関係者向けのフォーラム。ネームバリューを活かして、登壇者は業界内での有名人を揃えました。そのキャスティングが功を奏して、ウェビナーだけでも見たいという方がたくさんいたそうです。
ここもぜひ参考にしていただきたいポイントですね。このメーカーも広告にかける予算はできるだけ抑えめにして、逆にウェビナー登壇者にコストをかけていました。実に理にかなっていると思います。著名人がウェビナーに登場、ということになればめちゃくちゃ集客できるじゃないですか。
告知は基本SNS系で、Twitterをメインにされていました。
またウェビナー会場ではライブの他にYou Tubeの動画が見られるようになっていたり、イベントがない時でも何らかの情報発信をしていました。
相互の送客効果
ウェビナーだけだと「ちょっと参加しにくい…」という方もいるでしょう。でもバーチャル展示会なら足を運びやすい。そこでたまたまウェビナーがやっていたのでついでに覗いてみる、という偶然性も期待できます。
またウェビナーのみ目当てという方も基本的には展示ブースを見て回らなければウェビナー会場にたどり着くことができないので、結果的に商品との接点がたくさん生まれるわけです。
やはりバーチャル展示会とウェビナーがセットになっていることの相乗効果は絶大だと思います。
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バーチャル空間によって価値をそれまでの2倍、3倍にも高めることができたウェビナー。もしかすると他にも以前流行ったツールやWebサービスでバーチャルとの相性がよく、魅力を再発掘できるものがあるかも知れませんね。
これからもさまざまな事例から効果的な取り組みを抽出し、ケーススタディとして紹介していこうと思います。
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