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目に見えないから絵で見える化する ― グラレコ楽描術

 ビジネスでなぜ「見える化(Visualization)」が有効なのか。それは目に見えないものを見えるようにできるからです。

たいていの場合失敗するのがビジネス

 ビジネスとは何なのか。普通にやったらたいていの場合失敗してしまうこと。それを効率的に儲けに結びつけることだと考えています。
 何らかの仕事を任される。その際には必ずと言っていいほど学びがあります。つまり学ばなければできないこと。学んでいないほとんどの人が失敗すること。それがビジネスなのです。
 ビジネスで失敗する人の多くが、図解による見える化をサボっている傾向にあると考えています。

ビジネスは見えないもので溢れている

 一目見ればわかること。これはビジネスにはなりえません。例えば街にあふれる案内表示。そこにいるほどんどの人がそれを見るだけである場所に行ける。
 一方ビジネスはそうはいきません。見えないもので溢れています。そのため学ぶ必要がある。何を学ぶのかと言うと見えるようにするためのことを学びます。そのビジネスにおけるものの見方を学ぶのです。
 ビジネスを最初に始める。すなわちそのビジネスに関する新しい見方を発見したのです。

見えないものとは関係性と時間である

 ビジネスで見えないものとは何でしょうか。それは関係性と時間だと考えます。

見えないものとは関係性と時間である

関係性

 そもそもそのビジネスに関係があるモノやヒトは何か。モノやヒトのそれぞれの関係はどうなっているのか。
 文章でひとつひとつ詳細に記述することも一種の「見える化」です。その場合、関係をもっている対象が多い。その関係性が複雑になっている場合わかりにくいものになります。
 図解による見える化がその理解を助けます。

時間

 関係性はずっとそのままでない場合があります。ある変化を伴っている。繰り返している。何らかのタイミングのときだけ発現するなど。
 我々人類は時間を直接見ることはできません。時計のように量として提示されない限りは。変化する/変わるについては、見逃す/気づかないということが起こりがち。
 変化/繰り返し/タイミング。図解によって変化の前後を「見える化」。これにより理解できるようになります。

ビジネスをはじめたいなら見える化を身につける

 ビジネスをはじめる。革新していく。そういうことをしたいなら「見える化」のスキルは武器になります。
 文章で書けるから良い。そういう人もいるでしょう。私のオススメは文章でも書ける。図解として「見える化」する。この両方を行うことです。
 文章と図解。これは同じものを違った角度から見ることになります。どちらも対象の本質を正確に記述できません。一方、異なる角度で表現することでより本質に近づきます。

本質を理解した学びが必要

 図解による「見える化」。これを理解するにはコツがいります。
 単にかきかた/方法を学んだだけでは本質理解に至りません。なぜ(理由)を理解する。どうやって(方法)の探究する。このようなアクティブ・ラーニングが必要です。
 グラフィックレコーディング、グラレコ。これを通じた学びを提供しています。ぜひ一緒に勉強しましょう。

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