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キムジャン2020!キムチ漬けをしてきたよ【レシピご紹介】

前回noteに書いたキムジャンについての続きです。

細かい説明は後ほどさせて頂くとして、まずは、キムチの要ともなるあの赤いタレ(ヤンニョム)の材料から説明します!

キムチ漬けの主役、ヤンニョムの材料について

韓国ではキムチは代々、家庭によってレシピがありそれを受け継いでいます。

ですが、、今回は家主のちょーさんが「生エビも入れてみる!」ということで、初めてエビを🦐入れてみることになりました。

よそで食べたキムチが美味しかったので、何入れてるんだい?とレシピを聞いたところ「エビ」だったそう。
そこでちょーさんも、よしっ!来年はエビを入れてみよう!となったらしいです。
なんか楽しみ。

とりあえず長期保存熟成型なので、できるだけシンプルにしたかったそうです。


と、いうことでキムチヤンニョム2020年バージョンのレシピをご紹介

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❶ 唐辛子  約8kg
❷ 海老   約500g
❸ いかなごエキス 1L強
❹ いわしエキス 1L強
❺ アミの塩辛  約2kg
❻ にんにく 約1kg
❼ しょうが 約3p
❽ 梨    4個
❾ りんご  10個以上
❿ たまねぎ 6個
⓫ 昆布だし 不明
⓬ 米粉   300g

全12アイテム!もし抜けていたら後で追加しておきます( ;∀;)

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「キムチは1日にしてならず。」キムチ漬け作業は数日かかる大仕事です。今回は塩漬けをしておいてもらったので、塩抜き作業の3日目からちゃっかり参加させてもらいました。

では、スタートします!

1日目 白菜を塩漬けにする

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私たちが行く前に家主のチョーさんはたったひとりで白菜の塩漬け作業をしておいてくれました。

ポイントは茎の部分を丸く くりぬき、そこへ塩を乗せておくことだって聞いてびっくり!こうすることで茎も美味しく食べられるそうです。

その穴だったんだ...

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逆さまにして一日置いとくんだそう。
すごい手間のかかる作業!

2日目は白菜の全体に塩を擦り込む作業

チョーさんのこだわりは、塩水に漬けるのではなく、白菜に塩を直接すり込む方法。

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白菜の水分だけで漬けて浸透圧で塩を浸み込ませるんですって。

3日目 白菜の塩抜き作業 

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塩漬けした白菜を今度は塩抜きします。
私たちはこの工程から参加です!

2回洗った後、半日以上水に浸けておきます。この時の塩加減でキムチの出来が左右されるといっても過言ではないほど重要な作業なんですって。

ちょいちょい白菜の味をみてチェックします。

塩加減のOKがでたら今度は水を切ります。

こんな風にきれいに並べて白菜の水分を切ります。

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4日目、ようやくヤンニョムを仕込む

唐辛子粉を8キロ分に対して果物やにんにくなどをミキサーで液状にして入れていきます。

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梨を4個入れたのは覚えてるのですが、りんごはおそらく10個以上、玉ねぎは6個ぐらい入れてます。

ひたすら切ってはミキサーに掛けてを繰り返すことに追われて記憶にない。てか気にしていなかった...。(//∇//)

分量?そんなの量ってないよ!の目分量

状態や味をみながら追加していってるので正確な分量は不明です。

家主のチョーさんに聞いても、「どこの家でも計らないよー」という回答w
ベテランは長年のカンと様子でキメるのです。

ミキサーにかけて液状にしたのは、にんにく、生姜、梨、りんご、たまねぎです。

大量のにんにくを🧄ひたすら手で剥く作業。
さすが大先輩、手つきとスピードが違う

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にんにくは一片づつほぐしたら水にしばらく浸しておくことでにゅるんと剥きやすくなったよ!

こんなワザがあったなんて..。

にんにくは、こうしてお水にプカプカ~っと泳がせておく。
あのパリパリの皮とひーひー格闘することもなくストレス軽減できました。

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そして、今回初の試みのえび🦐
包丁で叩いて細かくします。

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生のままエビを入れても唐辛子のパワーなのか腐らない不思議・・・

様子を見ながらヤンニョムを完成させる

必要な材料を少しづつ入れて状態を見ながら完成させます。

「焼石に水」じゃないけど、ちょっとやそっと液体を入れて全然粉っぽいまま。

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相当入れてやっと少しドロドロ状態になる。

ヤンニョムが完成したら翌日まで熟成させます。

ガシガシ混ぜるのであっちこっち飛び散る( ;∀;)

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キムジャンする白菜は100株!

100株もの白菜を去年はたったひとりでキムジャンしたという家主のチョーさん。体力と根性がハンパじゃないです。

5日目、ようやくヤンニョム漬けにこぎつけた

ヤンニョムを白菜の葉っぱ一枚一枚に塗っていきます。ポイントは根っこギリギリまできちんとヤンニョムを塗り、白い部分がないようにすることです。

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この日、風が吹き荒れていたので、いろんなもんが飛んでくるというのを見越して家の中で作業をしよう!となりました。

空気が入らないように上手に丸めて一番上の葉っぱで蓋をする感じに作るんだけど、最初の10個ぐらいまでは研究しながら熱心でしたが、だんだんこれも飽きてくる。


部屋の中にえっちらおっちら運ぶ。
これも老体には地味にこたえるんだな(o_o)

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そうして出来たキムチたち。

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自分たちが産みだしたかのようでとっても愛おしいキムチっ子。
お持ち帰り分はさっさとビニールに確保!!

キムチ専用冷蔵庫を新設の倉庫へ移動!

女性3人がキムチと格闘している間にチョーさんはトンカントンカンと冷蔵庫の土台作りに必死。

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そして運び込まれたキムチ専用冷蔵庫

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冬眠用の食料確保!
キムチめちゃ重い。7〜8個ぐらいしか持てなくて往復しまくって死ぬかと思ったわ(//∇//)

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ということで、自分たちの分はしっかり持ち帰り準備しました。

キムチ専用冷蔵庫で熟成したキムチとうちの普通の冷蔵庫で保存したキムチと食べ比べしてみたいです。

韓国のキムチ漬け文化は世界無形文化遺産に登録されてるって

知りませんでした。

2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されていたみたいです。キムジャンの行事そのものが文化遺産になるんだからやっぱり絶やすわけにはいかないですね。


おわりに

キムジャンという貴重な異文化体験を通じて改めて韓国の食文化の奥深さを味合わせてもらいました。

1年前の古漬けキムチのチヂミを食べたりで新たな発見ありでした。

キムジャンと聞いて、凍える寒さの中、厚着して手をかじかませながら作業するイメージでいましたが、残念ながら予想以上の暖かさでなんの苦労もなく、機会を作ってくださった家主のチョーさんはじめ、メンバーのみんなに感謝です。

そしてこの体験を読んでくださってるみなさんにも感謝です。

次回は山梨の自然体験をnoteに書いてみようと思います!

この年齢で「初めて~!」という体験はとってもとっても貴重ですね。はい。

ではでは、最後までどうもありがとうございました('ω')ノ














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