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ライフスタイルの変化(1)
ライフスタイルを変えるために弟が一番先に決断したことは、住む場所の変化です
一人息子のゆうとと奥さんの3人の生活をしていましたが、家を出て、実家での生活をすることにしました。
たぶん、この決断は一番つらい決断であったと思います。
弟はゆうとが幼いころ単身赴任をしていたことがあって、かわいい時期のゆうとと離れて暮らしたことをとても残念に思っていました。
やっとゆうとと暮らせるようになったころ病気になり、ALSが判明しました。
子供との生活を捨てて、実家に帰ったのです
朝起きたら子供がいて、仕事から帰ったら一日の話を聞く...こんな当たり前の親子の会話がなかなかできなくなるのです
しかし、弟は病気を一番いい環境で治すことを選択しました。
『父ちゃんは病気を治して帰ってくるからお前もしっかり勉強して待ってろよ!たまに遊びに来るんだぞ!』そういって家を出ました
母の作る食事は新鮮な野菜を取り入れたものだったり、好き嫌いの多い弟に果物などやビタミンやタンパク質の多いものを取り入れたものでした。
私も実家に一緒に暮らすようになりましたが、今までどうやって生活をしていたのだろうと思うほど、弟の体の機能は落ちていました。
右手が全く使えず、左手の機能も半分くらい
左手に介護用のフォーク、スプーンを持たせ介護用の専用のお皿を使いました。
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おにぎりなどは重たくて、食べるのにずいぶんと苦労しましたが、それでも私たちもなるべく頼まれるまで助けずに、おせっかいをしないことに気を付けました。
ありがたいことに、沢山の友人達から、新鮮な魚や果物元気になるような食材が沢山送られてきました。
そして何より大切にしていた事は
感謝して食べることと
食べると身体が良くなるぞ!というイメージをいつも持つことでした。
だから母親はいつも
『これ、美味しいんだから、食べたら元気になるよー』
そう言っていました。
プラスの言葉で日々過ごし、家族全員が『よくなるよ!大丈夫!神様はいるよ
』そういう空気を自然に作って行きました。
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