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本の紹介 ・動物の翻訳家 ・レッドデータガール

 動物園の動物と飼育員さんのノンフィクション。ニュースで見た事のある、あの動物園の珍しい飼育展示はどう始まってどう軌道に乗ったのか!工夫と動物の力強さと不思議さユーモラスさ、何より動物の魅力に頬が緩みます。面白い!
 お腹の弱いキリンの食べ物は牛基準?! 完全室内で飼育された箱入りペンギンが屋外展示で丘を登るか?
 紆余曲折猿生チンパンジーは群れになるのも子育ても大変 アフリカハゲコウはサファリパークで自由に空を飛ぶそして脱走。
 動物のお話なんですが飼育員さん達もなんとも面白いそして考えさせられる一冊です。

 荻原規子さんの本は薄紅天女から大好きなのですが、今までの多くは時代物で古代のを好んで読んでまして、現代の特殊能力を持った女子学生モノである本作は巻数の多さに惹かれて図書館で借りて読むと止まらない面白さ。
 山奥の神社で純粋培養された引っ込み思案な少女は、いきなりカッコイイけど、いけ好かない幼なじみの下僕ができて(双方不本意)東京の異能力者の集まる高校に進学しなきゃいけない?! 実は山伏の守るべき宝?色んな人達が狙う姫神の血筋?
ナニソレ私はせめて引っ込み思案を直して、普通の女の子になりたいのにい。
 なラノベ的なノリなのですが流石荻原さん背景の重厚感と安易な流行り言葉を使わない綺麗な日本語、だからといって違和感はなく現代和風ファンタジーを本当魅力的に書かれてます。 6巻完結なんですが続きが読みたい。
好きだー でも古代ファンタジーももっと書いて欲しいなー あとアニメ化しても面白そうな作品です。

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