見出し画像

【フジロック】5つの魅力と、その楽しみ方

日本には数えきれない程の音楽フェスが存在するが、やはりそのトップに君臨するのが、毎年8月頃に新潟・苗場で開催される「Fuji Rock Festival(フジロック)」である。

世界の重要音楽フェスを格付けする「Festival250」ではフジロックが3位に選出されるなど、世界的に見ても知名度の高いフェスであり、わざわざ海外からフジロックに訪れる観光客も少なくない。

個人的にもフジロックはフェスを好きになったきっかけであり、ラインナップの豪華さだけではなく、食やアート、会場中に凝らされた装飾など、広大な敷地を活用したこのイベントは一度行ったらその魅力にはまること間違いなし。

今回の記事ではそんなフジロックの5つの魅力と、その楽しみ方について書こうと思う。


魅力① 広大な自然の中で楽しむ

フジロックの1つの特徴は、なんといってもその会場の広さである。
会場はキャンプエリアとライブエリアに分かれているのだが、キャンプエリア(ライブエリア外)のステージまで含めると、なんと端と端のステージまで全長4km

1日で全てのステージを回ろうとすると、かなりヘトヘトになるため、数日間参加してゆっくり回るか、行くステージを絞って行動するのが良いだろう。(ライブエリア内のステージだけであれば端から端までは15-20分程度かかる。)

また、ゴンドラに乗って行ける山頂のステージも存在し、冬場はスキー場として使われている場所で開催されるフジロックならではの立地も特徴的だ。

ゴンドラからの景色は圧巻。対向するゴンドラに手を振るとたいていの人が振り返してくれるので、30分の道のりも楽しくてあっという間。

これだけを聞くと、フジロックって何か過酷そう…と思われそうだが、ステージ間の移動も楽しめるよう工夫が散りばめられているので、心配いらない。

移動中も楽しいフジロック。夜はライトアップされ幻想的な空間になる。

飲食エリアで休憩したり、道端で突如始まるパフォーマンスを見たり、ハンモックに揺られてみたり、自分のペースに合わせた楽しみ方ができるのがフジロックの魅力である。


魅力② 選びきれないフェス飯

音楽フェスの楽しみの1つといえばやはりフェス飯!であるが、フジロックもその例に漏れない。

会場が広い分、様々な場所に飲食エリアが置かれているため食べ物に困ることは無いし、むしろ種類が多すぎて食べるものを決められない…なんてことにきっとなるだろう。

フジロックは山の中で開催されるため、夏のフェスにしては比較的涼しく、木陰も多くあるので小さめの椅子を持参して涼しいところで食べるのが良い。

木陰が多く、8月にしては比較的涼しい。ただし虫さされ注意なので、虫よけスプレーは必須。
RED MARQUEE前のスペースはライブを楽しみながら休憩できるのでおすすめ。
新潟名物のもち豚を使った豚丼。これはホントに美味しいので食べてみてほしい。

魅力③ 様々な宿泊方法

フジロックに行く際は基本的には泊りがけで行くのだが、その宿泊方法は様々。

キャンプを楽しむ人もいれば、近くの民宿に泊まったり、キャンピングカーで来て駐車場エリアに宿泊する人もよく見る。

毎年行く度に、次はあの泊まり方もしてみたいな~なんて思ったりもするので、気になる人はぜひ次の記事を読んでみてほしい。


魅力④ 前後の楽しみ

フジロックのもう一つの魅力として、フェスの前後の楽しみというものがある。
国内で最も大きいフェスなだけあって、それにまつわる記事やラジオ、ポッドキャストなどの情報コンテンツも多く、行く前に予習としてチェックしておくとフジロックを何倍も楽しめる。

フジロックに行くと決めたその日から、そういったラジオや記事をチェックしながらタイムテーブルを見て、「この時間はこのステージに行って、、」「ここのフードも食べて…」なんて計画を立てるだけでもワクワクしてくる。(もちろん無計画でも楽しめる)

フジロックの期間中は現地からの生中継を行っているラジオ番組もあったりするので、道中の車や電車などで聞きながら気持ちを高めるのも良いかもしれない。

また、イベントの一か月前には、フジロックゆかりのゲストのライブや、フェス飯を楽しんだり、フジロックのグッズを購入できるプレイベントが都内で開催されたりもする。

そして、なんといってもフジロックの話をする上で欠かせないのが、

前夜祭である。

フジロックが始まる前日は、夕方から前夜祭が行われるのだが、なんとこれが入場無料。フジロックの会場の一部が解放され、盆踊りや大食い大会、花火など、前夜祭だけでも十分に満足できてしまうんじゃないかという盛りだくさんのコンテンツが用意されている。

前夜祭の様子もフジロックの公式インスタグラムからチェックできるので、ぜひ見てみてほしい。

また、フェスが終わった後も、様々なラジオやポッドキャストの番組でフジロックが語られているので、「あ~そういえばそうだった!」と色々振り返って楽しむことができる。

フジロックの公式インスタグラムには当日の写真や動画がすぐさまアップされるので、それを見て余韻に浸るのも良いだろう。
自分が実際に見たアーティストのプレイリストを作って聴いてみるのもおすすめだ。

そんな感じでフジロックは当日だけでなく、その前後にも楽しみがある、夏の一大イベントなのである。

魅力⑤ 豪華すぎる旬のラインナップ


最後になってしまったが、音楽フェスの一番の醍醐味も忘れてはならない。
それはいわずもがな、アーティストのステージである。

音楽を聴かなくても楽しめるのがフジロックの魅力ではあるが、せっかく来たのなら豪華なアーティストのステージを見ずに帰るわけにはいかない。

メインステージとなるGREEN STAGE。写真だと小さく見えるが、実際はとてつもなく大きい。

海外の超大物アーティストから国内外の旬なアーティストまで、ワンマンのコンサートに行けばチケットが1万~2万円くらいするようなアーティストたちを一度に見れてしまうのだから、フジロックのチケットも安いように思えてくる。

国内でこの規模の海外アーティストを見れるフェスはフジロックとサマソニくらいのものであろう。

フジロックくらいの規模のフェスとなると、見どころのアーティストをまとめてくれているサイトもたくさんあるので、洋楽に詳しくない人でも問題ない。(私自身も洋楽はあまり詳しくないのだが、フェスの度に新しいアーティストを知れるのが楽しかったりする。)

フジロックには海外アーティストだけではなく、国内の注目アーティストも出演するのだが、「曲は好きだけどライブに行くほどじゃないかな…」みたいなアーティストのステージをこの機会に見れちゃうのもお得なポイントだ。
実際にステージを生で見てみると、音源を聴くだけよりはるかに良かった!みたいな体験ができたりする。

気に入ればそのステージを最後まで見ればよいし、ちょっと違うな…と思えば他のステージに移ったり、そんな楽しみ方ができるのもフェスならでは。

◇フォトギャラリー


シャトルバスから降りて会場に向かう馴染みの景色
会場内で川遊びをしている人も
トークショーなどが行われるブース。
山頂のステージまではゴンドラで。
ご飯は種類が多すぎて選べない、、
体験型のワークショップもあったりする
場内にはキッズエリアも
この時ばかりは子供に戻りたくなる、、
フェス飯といえばカレー!!
お父さんに肩車されてGryffinのステージを見る男の子。
フジロックはファミリー層も多い印象。
夜は幻想的な雰囲気
2023年のフジロック3日目のヘッドライナーLizzoが始まる前のステージ前。
ファンたちが待機中にLizzoの曲を熱唱していたのが印象的だった。

◇終わりに


この記事を読んで、一人でも多くの人がフジロックに行ってみたい!と思ってくれたら最高である。

今年の開催は終わってしまったが、フジロックはまた来年も開催される。

来年はあなたも苗場で、ひと夏のお祭りを楽しんでみるのはどうだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?