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ダイレクトリクルーティングの課題に挑む!日本初の検定試験で解決したいこととは?

ダイレクトリクルーティング検定のリリース

ダイレクトリクルーティング支援の株式会社VOLLECTは、2024年8月8日に日本初のダイレクトリクルーティング検定サービスをリリースいたしました。今回は、このダイレクトリクルーティング検定サービスをリリースした背景をダイレクトリクルーティングにおける現状の課題に合わせて述べたいと思います。
弊社は、7年前の2018年から一貫して累計700社以上の企業のダイレクトリクルーティング支援を行ってきましたが、この7年間で状況は刻々と変化しています。その中で感じることとしては、企業の採用担当者や現場サイドで採用に関わる方の間でダイレクトリクルーティングへの関心が高まっている一方で、ダイレクトリクルーティングを導入する企業におけるダイレクトリクルーティングへの正しい認識がなされていないという課題があるということです。

ダイレクトリクルーティングへの誤認識

一例ですが、「ダイレクトリクルーティングは人材紹介と比較するとコストが安くなる」という認識を持っている方は比較的多い気がしています。ただ実際にコストが安くなるという理由でダイレクトリクルーティングを導入し始める会社の多くが実際に後悔しています。
その理由は、ダイレクトリクルーティングのコストというものが、採用したい企業のブランディングや採用したい人材の希少性が影響するものであって、ダイレクトリクルーティングという手法が費用を決めている訳ではないからです。ダイレクトリクルーティングの費用を決めるのは、スカウト通数やそこにかける工数で、工数も人事側で行えば無料のように見えますが、RPOに代替している企業があることを考えると実際には人件費が発生しています。どこの企業も欲しい人材要件だと当然スカウト返信率は下がるので、必要な配信数は増え、費用はかさみますし、希少性の高い人材を採用しようとすると一つのスカウト媒体だけでは賄えず、複数のスカウト媒体との契約をしなければいけません。そして何より頑張って母集団形成をした所で、カジュアル面談が下手だったり、社内での人材要件の目線がズレていて面接でお見送りが多ければ、更にスカウトを送っていく必要があります。これだけいえば、ダイレクトリクルーティング=コストメリットがある手法ではないことがお分かりになると思います。

そんな中で、「人材紹介よりも工数も費用もかかるのであれば何のメリットがあるのか?」と思ってからが、ある意味ダイレクトリクルーティングのスタートだと思っています。しかし、多くの企業がここで止まってしまうのが現状だと思っています。「スカウト返信率も上がらないし、スカウト配信をとにかく安価なRPOに依頼して工数かけずに採用しよう」とか「導入費用のかからない成功報酬型のスカウト媒体にしよう」等という認識になってしまうのです。そうすれば、出費は抑えられるかもしれませんが、そもそも採用できないのであれば時間の無駄です。事業成長を目指す企業にとっては、お金よりも時間の方がむしろ貴重です。採用成功を生むことがゴールになっていない方法に何の価値もないと思っています。

ダイレクトリクルーティングの意義とは

以上の内容は一例ですが、発展途上のダイレクトリクルーティングに関する認識はネガティブなものも多いと思っています。ただ、ダイレクトリクルーティングは、今すぐに転職を考えていない「転職潜在層」を転職マーケットに呼び込む手法としては非常に重要な役目を担っていると思っています。企業が成長するためには人材採用が不可欠で、特に少子高齢化の日本においては優秀な人材採用は秀逸な戦略を描くことよりも価値があるものだと思っています。全就業人口の6%のすぐにも転職を考えている「転職顕在層」だけを多くの企業で奪い合ってしまえば、すぐに限界が訪れます。だからこそ「転職潜在層」を転職マーケットに呼び込むダイレクトリクルーティングをコントロールする企業側が正しい認識を持って取り組むことは、日本全体の未来にとっても重要だと考えています。
その一つの手段として、この度、ダイレクトリクルーティング検定というものをローンチしました。特に昨今では、採用活動自体が人事部門だけで完結せず、現場サイドの協力は欠かせないものとなっており、全てのビジネスパーソンにとって採用リテラシーが求められる時代になりました。
ダイレクトリクルーティング検定を通じて採用に関わる方全員で、成長産業に人が移動していく流れを作るきっかけになればと思っています。

ダイレクトリクルーティング検定について

【カリキュラム内容】
ダイレクトリクルーティング概論
スカウト媒体の選び方
スカウト実務入門
カジュアル面談実務入門
受講者はオンラインで学習を進め、最終テストに合格すると「ダイレクトリクルーティングBasic検定」の修了証を取得することができます。現在はBasic検定のみの提供ですが、今後はより高度な検定や各媒体に特化した検定など、コースの拡充を予定しております。

また、サービスのリリースを記念して、2024年10月末まで無料で検定を受講できるキャンペーンを実施いたします。この機会に、多くの人事担当者の方々にダイレクトリクルーティングの基礎を学んでいただきたいと考えております。
【検定受講方法】
以下URLより【Register for free!】→【Create Account】をクリックしアカウント作成を行ってください。キャンペーン中につき無料でダイレクトリクルーティングBasic検定を受講することが可能です。
https://vollect-direct-recruiting.learnworlds.com/course/basic
【受講料】
無料(2024年10月末まで)
※登録後、自動で課金されることはありませんのでご安心ください。

※人材業界や採用に関連する資格、検定は複数存在する中、日本国内の民間資格における「ダイレクトリクルーティング」資格としてこの度リリースする運びとなりました。(自社調べ/2024年7月時点)

株式会社VOLLECT
代表取締役 中島大志

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