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eスポーツの将来性について。仕事にしたい高校生に伝えたいこと。

皆様こんにちは、VOLBOXです。

普段はゲーマーを応援するをモットーに活動しております。

ゲームを長年プレイしてきた人や、最近ゲームに夢中になった人でも、将来ゲームに携わる仕事をしてみたいなと考えたことがある人は多いのではないでしょうか。

しかしそんな中で、どんなお仕事があるのか、お金はどれぐらい稼げるのか、そういったものを含めた「将来性」について、不安を持った方も少なくないと思います。

普段専門にゲームやeスポーツを扱っている我々として、そういった点に対する意見を発信する記事があってもいいのではないかと考え、この記事を書くに至りました。

良ければ、eスポーツというものを良くわかっていない親御さん世代の方々にも見て頂きたいなと思います。

eスポーツの現状とは。

ここ2,3年で急激に認知が広がり、一般的に浸透してきたeスポーツというものですが、実際は2000年代から存在していた文化です。

海外ではそこから今に至るまで目覚ましい成長を遂げ、世界トップeスポーツとも言える「Dota2」の世界大会では、去年大会の賞金総額が3430万ドル、日本円で約37億円を突破しました。

しかし、これは日本で行われた大会ではなく、遠く海の向こうで行われた大会の話です。
メディアで報道されるeスポーツのニュースでは、海外の大会情報を用いたものであるケースが多いです。

実際日本も賞金総額が1億円を超える大会も開催されているのですが、コロナの影響もあり今後そういった大会が開催されるか不明確である、運営側で検討されているというのが現状です。

ただ暗いことを言いたいのでは無く、規模としては日本のeスポーツはまだまだ成長段階であるということを皆様には頭に入れておいてほしいなと思います。


遅くなりましたが、言っておきたいことが1つだけあります。

プロゲーマーを志している方ももしかしたらこの記事を見てくださっているかもしれませんが、選手としての寿命の話をしたいと思います。

良くプロゲーマーは自分の専門であるゲームのサービスが終われば選手としての活動も終わると言われていますが、実際はそういうわけでもありません。
サービスが終わらなくとも、自分のゲーマーとしての将来を考えてより人気のあるタイトルに移籍したり、最近ではジャンルすらも超えてプロとしての実績を称えられ別のジャンルで活動するプロの方も生まれてきました。

これはつまり何が言いたいかというと、プロになるためにはゲームを強くなる必要があるのは当然間違い無いのですが、プロとして「生きる」ならば、ゲーム意外での将来を考えたり、自分がより長く活動するためにはどうすれば良いかを考える時間が何よりも重要視されてきます。

これはプロの選手に限った話ではありません。
eスポーツを将来仕事にしたいと考える全ての人たちに知っておいてほしい事実です。

eスポーツに将来性はあるか。

成長段階であるeスポーツという業界で働くことに、将来性はあるのかという、この記事の命題に対する考えを今から書いていこうと思います。

結論としては、「将来性は無限にあるものの、自分でアクションを起こさない限りは成長に自分が置いて行かれてしまう」というふうに位置づけさせていただきたいと思います。

まずなぜ将来性があるかと言えば、知名度が国内でとても高く、同時に今企業で上の立場に立つ年代の方々の多くが学生時代にゲームに夢中になった世代が多いからです。

そして大人に対しての評価が高いというだけでなく、eスポーツのターゲット層が「若年層」に固まっているというのも、eスポーツの将来性を確定づける要因の1つになるでしょう。

良くeスポーツを調べている方なら知っていると思いますが、今そうして多くの企業が若者層を狙って大会のスポンサーになっているケースが多くあるのです。

もちろん大企業がeスポーツに関心を持っているという事実も、将来性があると証明する要因に成り得るのですが、これはピンチでもあります。

今までゲームというものに触れてこなかった人でも、この業界に興味を示し、その多くの力を持った大人たちが、eスポーツという業界に流れてきます。

将来eスポーツで働きたいと思っているのならば、そういった人たちに「勝つ」工夫をする必要があります。

色々個人的な意見や、私たちの組織的意見もあるのですが、それらを総評して1つ結論を出すとすれば、この業界で生きていくのなら「何をして稼ぐのか」を第一に考えて頂きたいなと思います。

この会社で働きたいだとか、このゲームでプロになりたいと願う人たちは沢山いると思うのですが、その目標を「手段」として自分の中に取り込めないと、なかなかその先で頑張ることは難しいです。
そんな中で、高校生に伝えたいメッセージがあります。

進路を考える高校生に伝えたいこと。

ゲームが大好きで、進路もゲームに沿った道を歩みたい、その気持ちを私たちは全力で応援します。

ですが、私たちから1つだけ、皆様に伝えたいことがあります。

ゲームだけでなく、色んなことに興味を持って生きてみましょう。
それが、eスポーツを仕事にしたいと考えるなかで、最も大切なことです。

今後この業界が伸びていくことは、私たちが責任を持って宣言することが出来ます。
そんな中で、これからeスポーツで行われることは、「椅子取りゲーム」です。

分かりやすく例を出すならば、「このゲームで一番と言えば」で想像されるプロチームのように、未発達であればあるほどポジションを取りやすいし、ファンを確率することが容易に出来るようになるのです。

そういった「〇〇と言えば」という椅子に座れるかどうかで、これからこの業界で生きていけるかが決まります。

現実的な話なので、どこか不安が募る文章になってしまいましたが、実際はそこまで焦りを感じる必要はありません。

今その地位を占めているほとんどが現状の継続であり、狙って人から奪ったようなものではないのです。

やりたいことをやり続けたり、やりたいと思ったことをすぐにやってみる。
様々なことに興味を持って、常に時代に沿って生きることが、高校生の皆様には大事なことなのではないかと考えます。

是非、意識して生きてみて下さい。

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