競泳 萩野公介選手の不調の乗り越え方
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競泳 萩野公介選手の不調の乗り越え方

本日は「競泳 萩野公介選手の不調の乗り越え方」についてです。

萩野選手はロンドンオリンピック以来活躍を続けていました。しかし、数年前から不調に陥りました。その時、萩野選手が一体何を感じて、その感情にどう対応したのか。これについてお話していきます。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

萩野選手のこれまで

さて、まずは萩野選手のこれまでを簡単にお話しします。萩野選手は幼い頃から全国大会で活躍していました。瀬戸大也選手とはこの時からライバル関係であるという話、1度は耳にしたことごさいませんでしょうか。


そして2012年、当時高校生の萩野選手はロンドンオリンピック400m個人メドレーで銅メダルを獲得し、世間から注目されるようになります。これの凄いところはいくつもあって、
・まずは北島康介選手以来の男子競泳高校生オリンピアンであること
・そして高校生がオリンピックでメダルを獲得したのはなんと56年ぶりであること、
・日本新記録を更新したこと
・そして何より男子個人メドレーでメダルを獲得したのは初めてということなんですよ。


その後、2013年の日本選手権では史上初の五冠を達成し、この頃から「和製フェルプス」と呼ばれるようにもなりました。2014年のアジア大会では金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得し、日本人では史上3人目となるMVPに選ばれました。2016年のリオオリンピックでは400m個人メドレーで金メダルを獲得し、3位入賞の瀬戸選手と、60年ぶりの競泳ダブル表彰台を成し遂げました。また、200m個人メドレーでは銀メダル、800mフリーリレーでは52年ぶりの銅メダルを獲得しました。その後も世界で多くのメダルを獲得してきました。

が、2019年2月のコナミオープン400m個人メドレーの予選で自己ベストより17秒遅く、決勝を棄権しました。まあ、ベストプラス17秒でも決勝に進めるってすごいことですが…。
練習と試合では全然違う泳ぎをすることもあったようです。病院で検査を受けましたが、身体に異常は見られず…すなわち精神的なところに原因があると判断されたのでしょう。
海外合宿は不参加、そして日本選手権を欠場しました。この日本選手権は世界選手権の予選会で、その世界選手権は東京オリンピックの選考会の一つだったんですよね。それでも、東京オリンピックのチャンスよりも休養を萩野選手は選びました。この時、萩野選手は平井コーチに「水泳が嫌いになりつつある」と打ち明けたようです。
NumberWebでは次のように書かれています。

“練習にしっかり取り組んでいても、大会で思うような成績を挙げられない。その要因は、複合的なものだったのかもしれない。
リオ五輪で頂点に立ち、しっかり練習しているつもりでも、リオの前とは心持ちに違いがあったのかもしれない。
無理もない。
小さなころから泳ぎ続けてきて、怪我などはともかく、長く休んだことはなかった。求めていた結果を手に入れたものの、知らず知らずのうちに消耗していた面もあったのだろう。
(中略)
理想の自分と現実の自分とのギャップ。それに対する苦しみを抱えていたことが読み取れる。つまり、矛先は「できない自分」へと向けられていたのだ。自分と向き合わざるを得ない個人競技だから、なおさら、「水泳が嫌いになりつつある」だけでなく、自分自身をも嫌になる。これまで幾度となくそんな局面があったのだろう”

休養ではドイツとギリシャを訪れたそうです。
競泳選手ではなく、ただの一般人として。言葉が上手く通じない中、人の温かさに触れたそうです。ドイツの田舎町でレストランがなかなか見つからず、ようやく見つけたところは貸し切りだったそうで。

でもそこの店主が「端の席で、いつもの料理は出せないけど」と、席に案内してくださったそうです。本当に感謝したそうで萩野選手は多めにチップを渡そうとしますが、その店主は「そんなことはいいからまたおいで」と言ってくださったそうです。

そうして水泳から離れて過ごすうちに、「もっと泳ぎたい。高みを目指したい」という、休養前とは真逆の思いが湧いてきたそうです。そして2019年8月のFINAワールドカップで復帰し、200m個人メドレーで3位入賞を果たしました。先日行われた東京都特別大会では、200m自由形と200m個人メドレーで優勝を果たしています。


次のチャプターでは、この萩野選手の行動からTipsをおひとつ、お伝えします。

逃げる強さも時には必要

今回のTipsは、「逃げる強さも時には必要」と言うことです。本当に嫌いになってしまう、もっと酷い場合は精神疾患を患ってしまう。そうなる前に、思い切って逃げてしまいましょう。

"逃げ"というのは悪く聞こえるし、特に日本は忍耐や我慢を美徳とする風潮があります。ですが"逃げるが勝ち"とか"戦略的撤退"という言葉もあります。

もちろん、家族など自分以外の人が強く関わっている場合はそういうわけにいかないし、逃げたいから逃げるのはただの甘えであって強さではありません。ですが、以前と比べて強く悪い感情を抱くようになっているなどの変化を感じた時は逃げても良いのではないでしょうか。

特に嫌になってる時は考えが凝り固まっていることもあると思います。萩野選手は、お医者さんに「これ以上は泳ぐどころか動いただけで死んでしまう」と言われるほど追い込んで練習をしてしまったことがあるそうです。

そういう時に一旦離れて、そのことを見ないようにすると解決策や、そこまでいかずとも糸口が見つかったりするのではないでしょうか。

仕事中でしたら、10分くらい小休止をとったり、今やっていること以外のやるべきことがあるならそちらに取り掛かるなどしてみてはいかがでしょうか?

もちろん、逃げたくなることは無いに越したことはありませんが、もしつらい時はこのTipsを思い出してくれればなぁと思います。では、今日も良い1日にしましょう!行ってらっしゃい!

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