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カープ名選手 達川光男氏著書からジョブ型雇用を考える

本日は、広島カープのレジェンド達川光男さんの「広島力」から、最近話題のジョブ型雇用制度の組織を生き抜く力について考えていきたいと思います。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

カープ石原選手の引退発表もあったタイミングで伝説の捕手をピックアップ

広島といえばVoicyでも中国新聞との「聞いてみんさい広島」都市部一極集中ではなく地方都市に注目が集まっている今ならでは。さすがVoicy。

広島を代表するスポーツと言えばやっぱりカープですかね。
プロスポーツではサンフレッチェ広島もあり、現在のサッカー日本代表森保監督をはじめ数々の選手を世に生み出してます。その他、近く番組で取り上げたいと思っている元フィギュアスケートのメダリスト・町田樹さん、モータースポーツでは広島県呉市出身の平川亮選手、SF開幕戦でのポールポジションからの優勝が見事でした。

他にもかぞえきれないくらいですが、それでもやっぱり広島と言えばカープになっちゃうのでしょうか。ではカープと言えば・・・取り上げたい選手が山ほどいるなか、あえてこの方。

往年の名選手カープレジェンドのひとり「達川光男」さん!80年代のカープ正捕手としてチームを日本一に導くなど一時代を築き、引退後もカープの監督をはじめコーチとしても数々のチームに関わっています。また、気さくな広島弁をあやつるそのキャラクターもテレビなどで大変人気で、モノマネもしやすい有名人のひとりと言われているようです。
そんな達川さん。昨年2019年ご自身初の書籍「広島力」を出版されており、今日のテーマはその書籍からのエピソードを取り上げたいと思います。

今日のエピソード 失った主力選手の穴を埋めて成長する組織

この達川さんの書籍「広島力」は、ご本人の選手・監督・コーチとしてのキャリアを通じての数々の興味深い時には笑えるエピソードを通じて、野球選手に求められるスキルや技術としてまとめられています。本書は達川さんへのインタビューが基になっているようで、文面の多くが広島弁となっているユニークな造りになっていて、読み進めると達川さんの声で脳内再生されるようでイッキに読んでしまいました。


ご紹介したいのが、カープというチームが、丸選手をはじめ過去に主力選手を次々に排出しながらも、その穴を埋めるための新しい選手を育て、窮地をしのぎ、組織としての底力を付けてきたというお話です。

主力選手をFA等で失い、その穴埋めを求められるということは、カープに限らず多くの球団が直面する可能性のある場面ですよね。いや、これはプロ野球チームに限らず、今後多くの組織にとってよりインパクトのある課題となってくる可能性があると感じました。

それは今後の日本の企業の組織の在り方として向かうトレンドがいわゆる「ジョブ型」と呼ばれる組織形態・雇用形態に変わってきます。

私はこのエピソードを聞いて、今後の組織はプロ野球のチーム運営に近くなり、そんな組織で働く人たちがそれに併せていかなければいけないのではと思いました。
次のチャプターでは、ジョブ型組織について考えてみたいと思います。

今話題の「ジョブ型雇用」に独自の解釈

2020年3月他社に先駆けて日立グループが来年度以降、いわゆるジョブ型人事制度への移行を発表し、現在新型コロナウイルスの影響で働き方の更なる変革を余儀なくされている大手企業は追随する動きもみせており「ジョブ型」雇用がこのところのキーワードとなっています。

では何が変わるのでしょうか。このジョブ型という考え方に対して、従来型の日本企業で採用されていたのが「メンバーシップ型」と呼ばれており、このジョブ型とメンバーシップ型の違いについては様々なところで方われていますが、この番組「仕事に役立つスポーツの深イイ話」スポ深では、野球型とサッカー型と表現してみましょうか。

ジョブ型雇用の組織はサッカーよりも野球に近いです。その組織に入った時、入社した時には組織の中での役割が明確です。一社員として入社してその場その時に応じて仕事を割り振られるという日本的な考え方よりも何かのスペシャリストとして入社するということになります。

Tips ジョブ型雇用時代に備えてプロ野球選手並みの発想を

日本企業や日本のビジネスシーン全体がジョブ型雇用に移行してくるとすると、そんな新たな組織文化の中でアナタ自身はどう対応すべきなのでしょうか?
それにはあなた自身何が出来て、所属する組織に対してどんな価値提供が出来るのかを改めて考えてみるということです。
自分の能力やスキルという専門性を再確認するため、キャリアの棚卸が必要なのでは無いでしょうか。

すぐに転職を考えていなくても、一度立ち止まってこの変動の時代自分の進むべき方向を考えてみるきっかけにはなるでしょう。

参考になるのが、第43回目の放送「青学原監督と元浦和レッズ鈴木氏に学ぶ越境力」の回です。その回で語られた、具体と抽象の往復運動について紹介されていますが、これはご自身が過去に経験された業務や関わったプロジェクトといった具体的な経験を、抽象化して考えてみることで、それらが別の組織や別の場面でどう活かせるかを考えるきっかけになるでしょう。

本日はカープ往年の名選手達川光男さんの著書から、カープというチームが過去にどうピンチを乗り越えてきたかというエピソードから、今後日本企業が向かうトレンドとその対応法について話を広げてみました。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。
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