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プロ野球開幕! SB松田宣浩選手が成長し続ける理由

本日は、プロ野球開幕ということで、福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手に注目します。

まず、ソフトバンクといえば、このスポ深でもその強さとの秘訣について何度か取り上げましたが、このチームに20年弱、チームの主力でいられるいうのは純粋に凄いです。

更にはムードメーカーでありながらも、安定した結果を残している、若手の模範になっています。
また、37歳と既にアラフォーと呼ばれる年代に突入していますが、体力の衰えをあまり感じさせない全力プレイが持ち味でもあります。

では、なぜこんなに長い間活躍できるのでしょうか?

色々調べてみると、我々ビジネスパーソンにも参考になる点が色々ありました。今日は、松田選手が、成長し続けられる理由について考えていきたいと思います。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。

ソフトバンク松田宣浩選手の経歴とプレイスタイル

まず、簡単に松田宣浩選手の経歴についてです。
1983年5月生まれの、37歳。
ポジションは三塁手であるサードを主に守ることが多いです。
亜細亜大学の4年生の2005年に社会人ドラフトの希望枠で指名され、ソフトバンクに入団します。レギュレーとして定着したのは、2008年から。そこから長きにわたってレギュラーとして活躍しています。

続いてプレイスタイルについてです。
走攻守の三拍子、揃っており、球界を代表する選手です。

守備能力については、三塁手として史上最多の通算8度のゴールデングラブ賞を獲得。

打撃ではフルスイングを信条としており、2桁本塁打を毎年のように記録しています。証拠としてこんな記録もあるみたいです。
こちらはスポニチの記事の抜粋です。

デビュー以来二塁打、三塁打、本塁打を毎年マークしているのがソフトバンクの松田宣浩だ。06年にデビューしてから昨年まで15シーズン連続で、もれなく3種類の長打を打ち続けている。

この記録なのですが、長嶋茂雄さん、張本勲さんでも到達できなかった記録みたいです。

長打力があっても走力がセットになっていないと、達成できない記録と言えます。

このように長い間活躍できる秘訣はフィジカル、特に走力にあると分析していました。こちらNumber webからです。

今年、3年ぶりに松田の自主トレ指導についたトータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナー下山英明氏は語る。
松田さんの良さは何といっても“走れること”です。以前、糸井嘉男(よしお)選手や柳田悠岐(やなぎたゆうき)選手の自主トレを見させてもらっていましたが、改めて“走れる、走り続けられる能力がある”という事を実感しました。走る際の動きや走る量は3年前と変わりません。

糸井選手、柳田選手らと比較しても、大きな怪我もなくシーズンを通して離脱することがないのは“走る才能がある”からだと思います。幼少期から高校、大学と走ることが当たり前で、走る量も質も圧倒的なものがあったんだと思います。アマチュア時代からの“走ること”の蓄積がプロの世界で生きている。だから怪我をしない、強靭な肉体を持つ松田選手がいるんです

この1月の松田の身体の動きを見た上でも、肉体的な部分での不安は一切ないと太鼓判を押す。

続いて、人柄や性格面についてです。
愛称は「マッチ」。2015年シーズン以後は、「熱男」と呼ばれることが多いです。
この熱男ですが元々は2015年、2016年のチームスローガンとして使われた言葉でした。

こちらはWikipediaからの引用です。

先述のように、2016年シーズン以後、「熱男」が、自身の愛称の一つとして呼ばれるようになっているが、本人曰く、「『熱男』という愛称で呼んでもらうこと、あるいはそのように認識して頂けることがとても嬉しい。自分の中では野球選手をしていく上で本当にいい言葉をもらったと思っていて、本当に気に入っているんですよ」「熱い気持ちで野球ができなくなったら、ユニフォームを脱がないといけないな、と思っているんで。これを周りが評価してくれているから、松田宣浩って選手がいる」と述べており、「熱男」という愛称がとても気に入っているとのことである

こんな感じで走攻守にも優れており、さらにチームのムードメーカーであり、先頭に立って選手を引っ張っていることから、チームに欠かせない選手と言えます。


このように長きにわたってパフォーマンスを出せる秘訣は何なのでしょうか?一般的には体力的に衰えが見える、アラフォーになっても、むしろ肉体的なパフォーマンスは向上しています。

このことについて、NewsPicksで面白い記事があったのでさらに掘り下げます。

アラフォーになってからの方が若返っている?その理由とは?

さて、このチャプターではNewsPicksの記事『松田宣浩 侍ジャパンのキーマンと目から鱗だった一言』について抜粋します。

この記事ですが、2019年11月末のシーズン終了し5年連続のフル出場、日本一、代表戦のプレミア12での優勝時のインタビューをベースにまとめれたものです。

その中でも年齢の差を感じるという松田選手のコメントに対してのやりとり、「学び成長し続けるという節」がまさに目から鱗で、面白かったので抜粋します。

年齢を重ねるごとに成長をしていく自分を感じています。スポーツなので、年齢が上がるにつれて体力が下がっていくというふうに思われがちなんですけど、僕はそれを感じたことがない。
逆に、年齢を経るに連れてこれまで経験したことがない結果や実績、成功例が出てくるんです。だから動きも良くなっていくし、自信もついてくる。
若い頃よりもいい形で若返っていると思っています。

──具体的にそれを感じるところはどこですか。
この5年で全試合に出られたこともそうですし、8回いただいたゴールデングラブ賞も5年連続です。30本塁打以上を打ったのも31歳が初めて。そうした若い頃に無縁だったことが、30代に入ってから勲章としていただけることは一つの現れかな、と思いますね。

──結果や賞といったものが自分の成長を肯定してくれるような感覚ですか。
若い頃にできなかったことができるんですよ。かつては頭では考えることができていても、体が動かなかったり、結果が出なかったりした。それが、歳を経て実績が伴っていくに連れて頭で考えていることをプレーとして表現しやすくなった。
イメージが実際のプレーと数字に比例してきた感覚といえばいいんですかね。

──逆のイメージはよく聞きます。イメージしていたことがベテランになってできなくなる、と。
僕の場合、それは若い頃ですね。レギュラーを掴むまでがずっとそんな感じでした。

──それは、頭の中でこういうプレーをした方がいい、と見えているんだけど、実際はできない。その理由が技術や身体の問題だった、と。
はい。だから無理をしちゃうことがあって怪我もしました。試合にずっと出られないことでなかなか身につかなかったこともあるかもしれないですね。
36歳の年が今年終わったわけですけど、もし怪我をしたり、ちょっと数字が出なかったら下降曲線に入っていくのかな、という気持ちになったと思います。でも最高のシーズンで終われたことで、まだ落ちていない、余力もあると思える。「伸びてるなあ」みたいな感覚ですよね。

──結果が出ることで成長を実感できるというのは、当たり前のようではありますが、そこで「伸びている」と感じるのは面白いですね。
でも、最終的な数字はあまり気にしていないんですね。
僕はイメージで野球をやるタイプなので、そのイメージ通りに自分の体が動いているかがバロメーターになっています。
数字は最終的には同じところに落ち着くんですよ。5、6月には「今年は3割いける」って周りから言われていても、最終的には2割6分5厘くらいだよな、と思っていて実際にそうなるし(笑)、今年ちょっとホームラン少ないと思われていても、最終的には30本くらいになる。
1年間ちゃんとやれば大体の数字が見えているので、目の前の数字に一喜一憂することはないんです。

──全体の数字を見ているから、細かい数字は気にしない。でも、伸ばしたいという欲求みたいなものもあるのではないですか?
ありますけど、とにかくもう今やれることをベストでやればそれぐらいの数字は出るってわかっているので。数字を伸ばすとか、不調があったときに改善を施すというよりは、そういうときこそイメージを大事にしていきますね。

この記事を読んだときに、ビジネスシーンでも応用できるなーと思ったポイントが2つありました。

・1つ目:
若い頃にできなかったことができる。若い頃は頭で考えることができても体が動かなかった、それが歳を重ねて実績、成功例ができて表現しやすくなったという件。

これ、体力的な衰えが見えてくると、逆のケースはよくあるのですが、意外だなって思いました。

ただビジネスのシーンに置き換えてみると、結構、思い当たる節はありました。

自分の話ですが、若い時の方が、ガムシャラさというかやる気はありました。しかし、そのやる気が空回りしたり、頑張る方向性が違っていたりなどはあったともうのんですよね。
だ、問題意識を持ってインプットとアウトプットを繰り返す、次はこうしようって思えれば、少しずつやりたいことが表現できるようになる。
この考えとてもしっくりきました。


・2つ目:
最終的な数字はあまり気にしていない。ただ、数字は最終的に落ち着くところに落ち着く

これは、これまで培ってきた、ベース、基礎となる力、それがあるから、小さな局面や事態に左右されずどっしりと構えられる。
それが最終的には自信になっている、なので目の前のプレイに全力集中できるのかなと。

一般的には体力の衰えが見えていく、40代が見えている歳になっても、成長を続けられる松田選手、仕事や日常生活に生かせるポイント、あると思います。

次のチャプターでは、Tipsについて考えていきたいと思います。

専門スキルよりも大事なものとは何か?成長に近道は存在しない!

さて、Tipsについてです。
ちょっと今回のテーマを取り上げようと思ったのは、プロ野球にあやかってというのもありますが、私のここ最近の仕事で感じていたことが根源にありました。

ちょっと、自分のここ最近の動きについてちょっと説明させてください。
私は、IT、WEB業界に入って、Webディレターとして10年以上経験を積んできて、現在、チームメンバーのマネジメントにも関わっています。

この職種未経験で入社する後輩もいまして、仕事の進め方 とか 用語とかそういったことを共有していたのですが、それと同時に、向き合い方や思考法、経験から活かせることということ、ビジネスでの汎用的なスキルというのも必要なのかなと思うようになりました。

例えるなら、武器を与えたとしても、考え方や思考法っていうのがベースにないと、本来の正しい使い方が身につかないという感じです。


ということもあって、専門的なスキルや知識はもちろん大切ですが、それと同じぐらいに、「自分の頭で考える、課題を感じて、それを蓄積する」ということも同様に大事なんだなとと思いました。

そんな意識もあったので、前のチャプターにあった
・最終的な数字は気にしない、落ち着くところに落ち着くとか
・若い頃よりも、表現できるようになった
という松田選手の言葉にしっくりきました。

これ、私の推測も入りますが、小手先のテクニックなどに振り回されない、目の前の小さな事態に振り回されない、これはベースとなる基礎があるからなんだろうなと思います。

これは、若い頃からの蓄積がもちろんんある、なので、走攻守に優れており、長い間活躍できるんだ等なと思います。


ということで、今回のTipsは
「成長するには近道はない、小手先のテクニックは疑おう」にしたいと思います。


ちょっと解説すると、自分も若手の頃は、最新トレンドとか技術、ビジネス書のノウハウ等が書いてある書籍は結構頻繁に購入していました。

ただ、使い方や目的がわからない、どういったシーン、案件で使うのかっていうのがリアルに想像できていなかったので、やる気はあるが、向き先が間違っていて空回ししていたなと思いました。

で、ターニングポイントになる案件に出会い、
・そこで痛い目をみて、次の案件では同じミスはしないって感じでどんどんその経験を地肉にする
・そうするとさらにいろんなことに興味が湧いてくる
・それを次に生かすみたいな感じ

がここ最近はできてくるようになったかなと思います。

ですので、今回は、急がば回れという古くからの諺があるように、これに尽きるなと思いました。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。
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