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今はただ、思いのままに過ごしていることが…

暑くなったり、涼しくなったり、今年の気候は、例年以上におかしな様相秋らしい、清しい風と秋晴れの空を見たい、そんなことを思う日々です。

気がつけば、もう10月も9日。
時間が経つのが早い、本当に…何もできないまま一日が終わっていきます。

何もできない、というのは、正確ではありませんね。自分が思うような時間の使い方が、まだできていないと言った方がいいかもしれません。
部屋の片付けも、仏壇を新しくしてリビング続きの隣の部屋に置くことを決めて、そのために片付けをしたとき以来です。

あの頃は、色々と他の部屋も含めて、何を片付けて、捨てて、とっておくか父と話し合っていたのに、一旦、ひと月のロングステイに入って、帰ってきたときには、もう忘れているみたい。
私も、体力がない父のことを考えると、無理に働かせたくなくて、何も言わないでいますが、時間が経てば経つほど、動けなくなるのは必至。

でも、それもいいかな…とりあえずは、ちゃんと生活できているし、他人の目に晒す場所は、一応片付けているので、問題ないしということで。あくまで計画、予定は、決定事項ではないんだなと、納得できるようになりました。

年齢を重ねるとは、そういうものなのかもしれません。

私自身、この2年と8ヶ月で、すっかり変わりました。

占いが大好きで、季節の変わり目には、必ずお気に入りの雑誌を買っていたのが、読んだところで、その通りにはならないことを、嫌と言うほど気付かされて、買う気にならなくなりました。

仕事も、開店休業状態が続いています。
コロナの影響もありますが、母の体調が悪くなって、心身ともにつきっきり状態になったことが、一番大きい原因かもしれません。
加えて、父のことも…

この2年、施設に入所中は、全てお任せしていたので、母と二人のんびり過ごしてきました。
それが、父が帰宅すると、そのタイミングで母が体調を崩すという事態に。

同時に二人の超高齢者の世話をすることになってみて、予想、想像した以上に大変だと言うことがわかりました。しかも、私自身、障害を持っていて、その障害の二次障害で脚が痛い。

どうしようと思っていた矢先に、母が入院。
父の世話だけになるはずが、私自身、ずっと微熱が続いて寝込むという不測の事態に。

せっかく、母がむかし入院した時にしてくれたことを、今度は私がしようと思っていたこともできないまま、一旦退院となりました。でもそれは、体調がよくなったという理由ではありませんでした。
肺がんが、急激に母の肉体を蝕んでいたのです。

昨年の健康診断では、一昨年に認められた病巣よりも、少し大きくなった程度と、報告書には書かれていたのに、今年に入って、急にステージ4になったのです。何が原因だったのかはわかりません。
ただ、コロナ禍で、思うようなことができないとか、買い物にもいけない。そのうちに、体力も落ちてきて、食べられなくなってきて、体重がどんどん減っていきました。

新聞、ニュースでも伝えていますが、コロナ禍の影響で、体調不良でも病院に行くのを我慢して、その結果、悪い病気が進行して、手遅れになったという話を、たくさん見聞きしました。
コロナを怖がるあまり、別の大きな病気を進行させてしまう。
皮肉だなと思います。

こんな状況が続いた2年半、特に昨年末からは、ふたりにつきっきりで、自分の時間はほとんどありませんでした。
仕事についてはすでにお話ししている通り。
気晴らし、息抜きだったピアノもボイトレも封印。
仕事関連で月に一度通っていた名古屋も、一昨年末あたりからずっと行っていません。

その疲れか、体重は一気に3kg落ち、なんと声帯も痩せてしまいました。
先日、父の訪問診療に来ているDr.に、抜け毛がひどいという話をしたところ、体重が減ったのも抜け毛がひどいのも、ストレスからきてると言われてしまいました。
脚が痛いのも…神経性疼痛というのは、ストレスがかかると、痛みが増すという厄介な症状を引き起こします。最近は、痛み止めを飲んでも、効いている感じがしません。かといって、飲まないともっと痛い。なんとも厄介な病気。

大学病院の主治医から、できるだけストレスをかけないように言われますが、現在の生活を続けているうちは、まず不可能。
逆に、父など同じような体験、日常を送っているのに、ストレスからくる症状は認められないそうで、一体どうなっているのだろうと、不思議です。

環境の変化に弱く、大きな音や人が多いところにはいられない、入院して大部屋に入ると、ストレスから熱を出すような子ども時代を過ごし、大人になってからは、さすがに大部屋に入院しても大丈夫になりましたが、やはり今でも大きい音、人が多いところは苦手。

無理に、環境に順応しようとしたことがありますが、途端に体調を崩したり、円形脱毛症や脱毛症になったりして、リタイア。気持ち以前に、身体が拒否反応を起こしてしまうのです。
半ば強制的に、その場から退去せざるを得ませんでした。
と、ここまで書いて、つくづくストレスに弱いんだな…と実感しました。でも、こればかりは仕方ありません。そういう気質、性格なのだ思います。

この2年8ヶ月のストレスによる体調不良を改善する目的もあって、家事はしますが、それも自分の感覚中心。
手間をかける日もあれば、レトルト、出来合いの惣菜になる日もあります。
今は、そうやって、自分の身体を守ることを優先する生活をしています。

日々しっかり計画、予定を立て、思い通りの方向性に生きられたらいいだろうなと思います。
憧れて真似したこともありました。
でも、いろんな経験をしてきて、私にはそういう人生は向いていなと思うようになりました。

年内はただただ、思いのままに過ごし、嫌なこと、したくないことはやらないを決め込み、日常生活を送ることにします。
心と身体のリハビリも兼ねて。

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