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今年最後のボイトレ 

暮れも押し迫った29日、検査入院して以来&今年最後のボイトレに行ってきました。街は年の瀬ムードで、電車も道も商店街も人でいっぱい。
こんなに年末ギリギリで、ボイトレに行くのは初めてかも。

レッスンスタジオにトレーナーさんがやってきました。
なんと今日が仕事納めなのだとか、しかも私のレッスンが今年最後だという話に、いい時間で今年を締めくくりたいなという気持ちが湧いてきて、ちょっぴり緊張。

いつも通りに発声練習からスタートです。
午前中に、家で1時間ほど練習したせいもあり、結構高い音が出せました。
トレーナーさんにも、いい調子と言ってもらって、ほっ!

入院中は大きな声が出せないので、トレーナーさんに言われたエッジボイスをちょっと出してはいたのですが、個室と違って他の患者さんに聞かれはしないかと、ハラハラドキドキ。
結局、あまり練習ができないまま、一週間が過ぎました。ただ、振り返ると家ではひとり、意識しないと声を出しませんが、入院中は頻繁に看護師さん達と話す機会があるので、それはよかったかな。思ったよりは大丈夫でした。

今回も相変わらず指摘、注意されたのが、姿勢。
前屈みになったり、後ろに傾いたりと、なかなか言われたようにはいきません。
また喉仏、首と顎の角度、首の後ろの伸び具合をレクチャーしてもらいました。これがなかなか難しい。何度聞いても、うまくハマらない。これは、繰り返しやってみて、身体に覚えさせるより仕方ありません。
トレーナーさんも、元はあまりいい姿勢ではなかったそうで、この姿勢にするのに一年以上かかったそうです。

声を出すたびに「ここを広げて」「ここを下げて」「ここを伸ばして」とチェックが入ります。
「うーん、今日はちょっといつもより厳しいぞ」と思いながら、言われるように、必死についていきます。たくさん注意されるたびに、型があるといいのになぁ、矯正バンドみたいなものないかなぁ、なんて思ってしまうのですが、こればかりは体感で覚えていくしかありません。
顎の位置と口の開け方、声の出し方、肩甲骨と肩の位置が同じになるようにというのが今日のポイント。

このポイントが結構重要で、実際に、トレーナーさんが試しに声を出してみると、違いは歴然。
ただ声を出しているだけと、広がりと深みのある声を出している、それくらいの違いがあるのにびっくりしました。
私も教えてもらった声の出し方をしてみると、口の中での響きが違うのに驚いてしまいました。これはもう、練習あるのみです。

今回は、喜劇をおやすみして、「メモリー」を歌うことに。
たまたま、午前中に歌っていたので、強く高音を出すところはできそう。
「お願い私をさわって 私を抱いて 光とともに」をよりパワフルに歌うが課題だったなと思って歌ったら、トレーナーさんから、今日は全体的に裏声バージョンでしたねと言われ、えっ!?

まだ自分で、どんな風に歌っているのかに気づけないことに、ガクッ。。。
地声を意識して、実際に声に出して見ると出る。
なんでぇ、そうなの…
いつもそう、パートパートで歌ってみるとイメージ通り、言われた通りの声で歌えるのに、カラオケで歌い始めると、出ない、出せないのです。
どうにかならないかなぁ…たぶん緊張しているのだと思うのですが、家にいるときのように、いつも通りに、普通に歌えたらいいのになぁと思わずにはいられません。

メモリーの歌詞の中で、急に音域が高くなると頃はわかりやすいのですが、他にもいくつか、微妙な音域の変化があって、そこがうまくいかない。
そこで、喉仏のあたりの筋肉を使って、膨らませながら声を出すというのも教えてもらいました。
でも、なかなか具体的なイメージが湧かず、四苦八苦。
実際、自分の喉仏が膨らんでいるのかもわからない程度の膨らみです。

見かねたトレーナーさんが、実際に声を出している時の喉仏を触らせてもらったのですが、思わず「わぁ」と言ったくらい、すごいふくらみ方をしていました。さすが、これがプロなんだなぁと…
長い時間をかけて、トレーニングを重ねてできた声。
素晴らしい声は、こうしてできてきたんだなと思いました。
果たして私は、なりたい声になれるのかな…

結局、今年最後のボイトレレッスンは、発声に終始した1時間でした。
歌う前に、声、喉、身体を整えておく。
それが基本なのだと、実感した最後のレッスンでした。
気持ちよく歌いたい。
気持ちのいい声で歌いたい。
それには、やはり身体改造が必要のようです。

来年もボイトレ、頑張ります。
楽しいだけじゃ、通っている意味はないので。
来年は、10日にボイトレ初めを予定しています。

今年最後のnoteになるかは、まだわかりませんが、今年も読んでいただきありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。







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