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声帯には、地声で歌うことが一番。トレーナーさんに感謝

今日、ボイスクリニックに行ってきました。
8月に、痩せてしまった声帯を太くする注射を打った、その後の経過を診てもらうためです。
診察の前に、今の喉の状態がどんな感じか、アンケート用紙に記入し、その後、検査室に呼ばれて、行きがどのくらい続くか、声がどのくらい出るかの検査をしました。
自分では、初診の時より息が長く続いたなと感じましたし、声も大きく出たなと感じましたが、数値的にはどう出たのか、ちょっと心配。

少し待って、名前を呼ばれ、診察室に入りました。
初回から、同じ先生です。
「どんな感じですか」と聞かれ、一応、起きがけは気持ちよく出るけれど、少しずつ枯れる、声が不安定で、ひっくり返ると答えると、「うーん…」と考え込む様子。

スマホを持って、「思い切り息を吸い込み、声をできるだけ長く出してみてください」と言われました。
時間を計るようです。
マスク越しに出してみます。
「10数秒は続いたかな…でもいつもより続かない、どうしたんだろう…」と思っていると、今度は「スーッと息を少しずつ吐いてください」と言われ、やってみました。
『これはまずますだったかな…」と自己診断していると、先生が「初回よりは、どちらも改善しています。が、息が続かないようですね。呼吸が浅いですね」と。

「もっと強く声を出してください」と言われて、思わず「実は、一昨日、気がついたんです、裏声で話しているなて」と話すと、「裏声は、声帯を使わないので、それはよくないですね。話す時も、歌うときも、地声を使ってください。そうすれば、声がひっくり返ることも、不安定になることもなく、よくなりますよ」と言われました。

やっぱりそうだったんだぁ…
ずっと裏声で歌っていたのを知らずにきただけでなく、裏声で話していたことを、なんと、一昨日気づくなんて…
何十年も、これでいいと思って、歌ったり、話したりしていたことが、声帯をやすぇさせる原因の一つだったのです。
そのことに気づかず、高音が出ない、声が出しづらいと、ボイスクリニックを訪ねて、生態を太くする注射を打ってもらったけれど、そもそも声の出し方を、間違っていたことに、半世紀以上生きてきて、初めて気がつきました。

もったいないことをしたなと思いながら、ボイトレで裏声で歌っていたことを教えてくれて、地声で歌う指導をしてくれていたトレーナーさんに対して、心から感謝したいなと思いました。
厳しいなぁと思ったこともあります。
歌うことが楽しいだけじゃなくなったことに、辛いなと思ったこともありました。
でも、結果的には、とっても大事なことをずっと指導してくれていたのです。
もし、歌を楽しく歌えればいいというトレーナーさんだったら、もしかしたら、高音が出ないまま、限界を感じて、やめていたかもしれません。

今日、地声を使うことの大切さを、Dr.から教えてもらって、益々ボイトレが、自分には欠かせないのだということを実感するとともに、地声で普通に歌えるように、頑張りたいなと思いました。
今日のことは、もちろん次回のレッスンで、感謝の言葉を添えて報告しようと思います。

声は、肉体が奏でる楽器。
鍛えながら、長く使えるよう、大切に使っていこうと思います。

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