ALS介護と膀胱炎

毎日、「早く来て」とメールをよこす母。
母の病気は稀で本人も大変なのだから
少しでも元気づけようと
片道1時間半の道のりを通い続け早凡そ2週間。

故郷、片道3時間半から比べると楽勝と
思っていたら・・・

身体は悲鳴をあげていた。

水曜日に尿に異臭。
翌日、昼には排尿時に痛み・・

あら、これは膀胱炎?
と近くの病院を探して行ってみると

ドンビシャリ!

膀胱炎であった。

20歳のころ、長引いた経験のある膀胱炎・・
久しぶりであったが、体はしっかり覚えていた。

しかし、なぜ膀胱炎になったのか、

病室に行くと1時間半から3時間、
全身のマッサージを行っていた私。

その間は、もちろん 飲み食いも忘れている。

そして、トイレ・・
今回の個室はトイレがなく
利用者さんと一緒のトイレに行かなければならない。
この利用者トイレは
鍵がかからないので、ドキドキなのだ。

ついつい遠慮してしまう。

しかし、膀胱炎が発覚したこの日も
午後の面会に向け、
出発した私。。。

途中下車の度にトイレに入り、
ペットボトルの水をがぶ飲みしながら

いつもより時間をかけ病院に入る

病院につくと涙目の母。
わかったよ、お母さん、と言いながら
トイレも忘れ1時間半、マッサージをした

帰宅後は、いつもより疲れマシマシで
水を飲み、夜中にトイレに4回も起きて
ぐったりとした朝を迎えた。

1日くらい休んでもいいかな、
お母さん。

明日、母が亡くなったら後悔するかもしれない。

でも、今日は体が痛いし、膀胱炎も
午前中終わらせるはずの仕事も終わらなかった。

ごめんね。と心でつぶやき
反面、休めると、ホッとした。

社会資源を利用してなんて言ってきたが、
ジャストフィットのサービスや支援はない。
結局は家族の力だ。
だれも家族の変わりはできない。
親身な人もなかなかいない。

肝に銘じて

明日は元気になれるよう
仕事を早く終わらせて
自分の身体の為に
仮眠をとろうと誓った私であった。


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