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【新月ヨガ】夢の実現のための頭の整理に「アファメーション瞑想」

 こんにちは。日本声ヨガ協会代表の八田幸子です。この記事は、前に雑誌DRESSのイベントに登壇してきた時の新月ヨガについて、参加者の方のフォローアップのために書いています。


 新月は何か新しいことを始めたり、種を撒くのに適した日だと言われています。満ちては欠け、欠けては満ちるというリズムを刻む月。今のような科学が存在しない時代から、月の満ち欠けは人間の生活に密接に影響を与えてきました。その関係が現代の私達より深かったことでしょう。

 新月は、月が地球の影となり何も見えない状態のこと。「始まりの月」とも言われます。占星術(ホロスコープ)的に言えば、新月は願い事に適した日なのだそうですよ✨

 今回は月の周期を踏まえて、新月はどう過ごすと良いのか、どんなヨガをすると良いのかをご紹介します。また「全集中してキッチリ読みたいわ」という方以外は5章に飛んで頂けたらと思います。

月の周期

 今、私達が何気なく使っているカレンダーは太陽の周期に基づいた「太陽暦」で日本では明治6年から使われています。

 しかし、かつては月のリズムと共に暮らしていたのが日本人。月の動きを基準にした太陰暦が使われていました。月の周期である29. 5日が「ひと月」で、こんなようにも言われていたようです。

新月で何かを始めると、身を結び成就しやすくなる。
逆に満月は、余分なものを手放していくといい。

地球への影響

 地球の唯一の衛星である月。太陽系の天体の中で地球と月との関係は特殊です。地球とここまで近い天体は他にはなく、お互いの引力が影響し合っています。

 月が地球に与える影響で一番分かりやすいのが潮汐です。朝と夕の潮は満ち引きを繰り返しており、地球の表面が月の引力によって上下して起こります。これは月の満ち欠けに影響されて起こる現象です。

 新月と満月の時は、太陽を中心に一直線になるので、潮汐力が最大となる大潮になります。目に見えないその力、実は私達の身体にも影響を与えているようです。

身体への影響

 地球は水の惑星と呼ばれるほど水分で覆われています。これは人間の身体の水分量の比率とよく似ています。(子供:約70%、成人で約60〜65%、老人では50〜55%)

 月の引力により影響を受ける海水の満ち引きと同じように、身体の水分も同じように影響を受ける可能性があるのです。特に、月経は月という文字が入っていますが女性の身体と月の公転周期は似ているところがあります。月が地球の周りを約29日かけて周るのに対し、女性の平均月経周期は約28〜32日と、ほぼ同じ周期で変化しています。

 新月から満月に移行する期間は、様々なものを吸収し蓄えやすくなり、逆に、満月から新月に移行する期間は、余分なものを捨て排出させていく...まさに女性の身体の仕組みそのものが、月のそれと似ているのです。

 個人差はあるでしょうが、満月の前後は、ホルモンが乱れ、PMS(月経前症候群)の症状が強く出たり、精神的にイライラしたり、いつもと違う食を欲したり、人により様々な影響が出るとも言われています。

 しかし、月のリズムに合わせて過ごすことで夜空を見上げる習慣がついたり、行動のきっかけになるなら取り入れてみたいものです。

月のリズムに合わせた過ごし方

新月

 願い事をしたり、新しい目標を立てるのに最適な時期です。普段よりも勘が冴えたり、エネルギーに満ちた強い精神力を感じることもあるかと思います。願い事を書いてみたり、唱えるのもいいでしょう。始まりの時期だからこそお勧めしたいヨガポーズを次の章でご紹介していきます✨

上弦の月

 新月から満月へと満ちていく途中で、身体は吸収力が高まる時です。月の引力が弱まる時でもあるので、神経が休まり、落ち着いて判断し行動が出来ます。行動力が増すため運動にも最適な時期と言えるでしょう。

満月

 月の引力が一番強く、身体の水分が引っ張られ神経系が活発になる時期です。女性に関わらず、イライラしたり、衝動的、攻撃的、落ち込みやすいなど、いつもと違う精神状態になる方もいらっしゃるでしょう。こんな時は、リラックスするために好きな趣味に没頭してみたり、あえて何もやらない日を作ってみたり、身体を休めることがとても大切です。

下弦の月

 満月から欠けていく途中の月であり、排出・放出・解毒力が高まる時期です。デトックスにぴったりで、汗も出やすいのでダイエットにも最適。来たる新月に向かって身体を休めていく時です。頭の片隅において少し意識して過ごすことで、あなたの生活に何か変化が起こるかもしれません。

新月にオススメのヨガポーズ

新月は、種まきのような時期であり、水分や栄養を吸収するようにポジティブな状態。そんな時にオススメできるヨガをご紹介します。

1.瞑想 「ディアーナ」

 まずは始まりの時だからこそ、心を落ち着けて自分を見つめ直す瞑想がオススメです。一般に「瞑想」と呼ばれているものは、集中・瞑想・三昧の3段階で構成されています。最初は集中から入り、それが続いている状態が瞑想、最後は三昧という結果に至ります。

 一点集中状態が極まると瞑想をしていることさえも忘れて、対象と一体化あるいは空間と一体化しているような感覚になります。ここでは、この三段階のうちの一点集中状態を続ける「瞑想」方法をとって行きます。

  1. 脚を組んで座ります。シッダ―サナー(達人坐)やパドマーサナー(蓮華坐)がありますが、難しい場合はあぐらや正座で大丈夫です。尾てい骨を立てるように座りましょう。

  2. 手の形は、ディヤナームドラーやチンムドラーなどがありますが、軽く膝の上に乗せておくだけでも構いません。

  3. 半眼か眼を閉じた状態で、鼻の先を眺めるようにし、呼吸を続けていきます。

2.月のポーズ 「チャンドラーサナ」

 大地に根を張り、手を空高く上げることで、あなたの強い志が、より高く上昇していくポーズ。シンプルながら、全身が気持ち良く伸び、リフレッシュできるポーズです。

  1. 真っすぐに立ちます。足は閉じた状態で指先を真っすぐ前に向け、肩の力を抜いていきます。

  2. 両手を合わせ、息を吸いながら上に上げていきます。

  3. 息を吐きながら、上半身を右に傾けていきます。無理をせず、心地よいと感じる所でストップします。

  4. .吸いながら元の位置へ。反対側も同じように行います。

「新月」の占星術的な意味

 占星術は、天体(特に星)の現象に基づいて、人間の運命や将来を占う術のことです。生年月日、出生時間、出生地などのデータから、ホロスコープ(天体配置図)を作って診断します。占星術において、月は感情と心を司る惑星です。その星座のテーマに沿った願い事をすれば、大きな効果があると言われています。

 言霊(ことだま)というように、言葉にはそれ自体エネルギーがあります。嫌な言葉にはネガティブなエネルギーが、よい言葉にはよいエネルギーが引き寄せられます。

 新月のタイミングで自分への宣言(アファメーション)をすることで、目標を実現していきやすくなると言われています。

雑誌DRESSの新月イベント

2019年8月30日(金)雑誌DRESSさんが開催した新月イベントにゲスト出演しました。

「ボイスヨガ × ホロスコープ」で新しいことを始めるのにぴったりな新月に、占星術のゲスト講師ホロスコさんとのコラボ登壇でした。

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