ロールキャベツと、モネの「睡蓮」
皆さんは、どんな節分を迎えられましたか。
今年は、友人が恵方巻きを買ってきてくれました。
実は、恵方巻きを食べるのは、初めてでした。
その年の年神様がいる方角を向いて、巻きずしをまるまる一本何も言わずに食べると福の神が幸運を運んでくると聞きましたが、我が家ではお寿司を半分にカット。花をモチーフにしたプレートに置きました。
「幸せが半分になっても、キレイなほうがいいよね」と言って。
夕食は、ゴッホ(ホットクック)でロールキャベツを作りました。
節分にちなんで豆を周りに散らし、コーンを鬼の角に見立てたつもりです。
キャベツの緑、綺麗ですよね。
外側の葉がいちばん濃く、中央に近づくにつれ緑が薄くなり、また煮込むと黄色がかった色あいへと変化します。
このロールキャベツをつくるときに思い浮かべたのは、フランスの画家、モネの睡蓮です。
モネは、睡蓮を250枚以上描き、世界中の美術館に所蔵されています。今回の料理では、ホノルル美術館に所蔵されている作品をイメージしました。
睡蓮の鑑賞ポイントですが、個人的には色のグラデーションかなと思います。
モネは、自分の庭にある池で睡蓮を育てて描きました。
同じ緑や青でも、水の深さ、光の具合で変わり、季節によって花が咲いたり、水の透明度が増したり、その表現が作品ごとに異なって美しいです。
このロールキャベツでは、モネへのリスペクトを込めて透明感やあたたかさなど、緑の可能性をさぐってみました。
どうぞ次回をお楽しみに。
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