声楽家ってさ、
クラシックの歌手を声楽家、というようだ。
声楽家は、「ソプラノ」「アルト」「テノール」とか「バリトン」とか、
声質によって、少し細かく表現される。
そうそう。
ここで言う「ソプラノ」とかは、
音域ではない。
勘違いされてることが多いかと思う。
合唱で使う「ソプラノ」は、パート名である。
ちょっと意味が違う。
あくまでも、持って生まれた声の質による。
何しろ、「ソプラノ」だけでも大きく5種類あり、
そのミックス型も存在するのだ。
また、年齢を重ねて若干変化することもあり得る。
そして、発声の善し悪しで、間違えてしまってることもある。
良き耳の先生につくことが本当に重要なことだ。
ちょっと前だと、作り声で「アルト」になってる(している)、
などというパターンもきいたことがある。
歌手にもいろいろあるのだが、
歌う曲のジャンルで、
歌手のジャンルも分けてた時期が確かにあったように思う。
でも昨今、声楽家でもいろいろと歌うようになってきた。
いや、歌っても良いような感じになったし、
歌っていい、と思う人々も増えたと感じる。
ある意味、過渡期とも言えるかも知れない。
クラシックに限らず、である。
そしてジャンルによっての優越はない。
良い曲は良いし、
上手な人は上手である。
でも上手だからといって、
全てが歌えるわけではない。
持って生まれた声質と音域があるのだ。
ちゃんと合ったものを選ぶことが大切なのだ。
できるだけ長く歌うためにも。
このことはもっとプロデュースする側が知っていてほしい。
自分をプロデュースする場合もそうである。
だから、みんなの常識になると良いことの1つだと考える。
さて、クラシックを歌う歌手が声楽家である、
と言いきれなくなった今、
「マイクを使わずに歌います、
あるいは、歌えます。」
が、私たちの特徴だろうか。
・・・もう少し、考えてみたい。
書いてるうちに、そんな気がしてきた。
今日の写真は、ピカソの作品。
だったと思う。。。
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